5話はあんまり話は進まなかったけど、保護司としての立場と身内としての立場の矛盾に葛藤する光石研さんのシーン、すごく泣けました。
そして真人の過去の告白。なんで本当のことを全部言わないんだ~!?そして、それでも真人を受け入れようとする桃子の決意…!
「姉ちゃんの恋人(姉恋)」5話のあらすじをパパッとネタバレ、感想考察多めで書いていきます。
目次
「姉ちゃんの恋人(姉恋)」5話パパッとネタバレ
和輝(髙橋海人)とみゆき(奈緒)の恋は桃子(有村霞)に報告できず
今回は、和輝&みゆきのパートはちょっとお休みな感じ。
「恋人を前提とした仲良し」から始めたことを、早速姉の桃子に報告しようとする和輝。
しかしみゆきが「私から報告したい」と止め、まだ報告できず。
桃子、告白の返事待ち
バーベキューで桃子は告白したが、その場で真人が返事をするわけもなく、その後も職場で会えない日々。メールも全然来ない。
告白したときに、真人が“困ったような顔“をしていたことに、桃子は不安になる。
なんとなくその“困った顔“が、「全然好きじゃない子から告白されちゃって困ったなぁ」ではないことはわかる。
多分真人も自分のことを大好きでいてくれる事はなんとなくわかる。
でも、何か言いたい。だけど言えない…みたいな“困った顔“。
結構桃子、鋭い…!
みゆきは桃子を慰めるために、おでんを買いに。そしたら店員さんが「あとちょっとしかないからこれごといいよ」と言って鍋ごとくれた。
先週、和輝が中学生の時にみゆきがおでんを買ってくれた時の思い出話をして、その時にみゆきが「鍋ごとください!」と店員さんに頼んだ、と言うエピソードの伏線回収と思われるが、こんな光景見たことないぞ…。
鍋ってそうやって持って熱くないの?
川上(光石研)の葛藤
桃子と真人が仲良くしていることを知った川上。
今まで保護司の仕事をしてきて、罪を犯した子たちを本気で応援してきたつもりだった。だけどその相手が自分の身内となるとやっぱり複雑な感情。
貴子(和久井映見)に、真人の相手が自分の姪であることを打ち明ける。ただそれは、「別れて欲しい。桃子は諦めてほしい」と頼みに行ったわけではなく、自分の感情を1人で抱え込むことができなかったから。
「真人君のことを大好きだし、信じてるのに…」
それなのに真人の幸せを応援できない自分に罪悪感を抱いている。
「両親をなくして、自分の進学を諦めて、3人の弟たちを幸せにするってずっと頑張ってきた桃子に、これ以上何かを背負わせるのはかわいそうで…」
言っている事はかなり理解できる…。
貴子も「川上さんは何も悪くないです」と慰めていたけど、帰り道、1人で泣き崩れていたのが切なかった。
演技派と演技派のシーンだから、めっちゃ泣ける…。
ネットで他の人の意見見ると、叔父さんが、真人の母親にこんな話をするのは「ずるい」と言う意見もあるけれど、逆に話さずにうわべだけ「真人くん、幸せになるといいですね。応援してますよ」なんてニコニコ心にも思っていないこと言ってる方が怖いわ。
真人の相手が自分の姪だと打ち明けた以上、「心から応援します」と嘘はつけないし、だけど「前科者なんて反対します!」とも言えないし、正直に「葛藤してます」と言う以外に言いようがなかったのでは?と思います。
紺野まひる名言
ストーリーとしてはあまり重要ではなかったけど、日南子(小池栄子)と同僚の沙織(紺野まひる)の会話が、結構名言チェックだったので記載しておきます。この2人は、ほぼ同期と言う仲らしい。
沙織「女って、立場によってカテゴリが分かれちゃう。大きく言えば、結婚している、していない。その中にも子供がいる、いない。
私はその全部を持っている立場だけど、だからって“私たちって、勝ち組よね“って言う雰囲気は好きじゃない。
私は幸せなんだけど、結婚して子供がいるから幸せなわけじゃない。
私は夫がいるから幸せなわけじゃない。好きな人がいて、その人に好きになってもらえて、一緒に暮らしているから幸せなの。
私は子供がいるから幸せなわけじゃない。子供たちが本当に素敵で、とっても大好きだから幸せなの。
何かに属しているから幸せなわけじゃない」
バッテリー思い出す!真人の野球
ライバル店と野球の試合をすることになった桃子達。かなり負けそうになっていたが、夜勤を終えた真人たちが合流して、めちゃくちゃ活躍!
林遣都さんは「バッテリー」と言う映画で“孤高の天才ピッチャー“の役をやっていた印象が強いので、野球が上手い役はめちゃくちゃ似合う!デビュー作か。めっちゃはまり役だなと思った記憶ある。
投げても打っても大活躍!
学生時代は本業は野球で、人数が足りないとサッカーの試合にも駆り出されていたと言う、少女漫画のような設定。
甲子園まではいかなかったけど、高校時代は野球でかなりいいところまで行ったらしい。
真人が過去を告白
…と言う噂を聞いて、桃子がその野球の試合の記録が残っていないか「吉岡真人」とネットで検索してしまい、真人の過去を知ることとなる…。
やっぱり真人28歳の時って事は、事件が起きて2年実刑くらって、出所してすぐに今のホームセンターに就職して、コロナの時期から約1年経過しようとしていると言う時系列ですね。
ネットの記事で真人の過去を知ってしまった桃子だが、過去を知ってしまったことを言わずに、真人から直接話を聞く。(真人もちゃんと打ち明けようと、野球の試合が決まる前に“話があるんだ“と言うメールを桃子に送っていた)
過去について洗いざらいを話す。
- 人を殴り重傷を負わせ、刑務所に入り服役していた。
- 真人の両親は2人とも教師だったが、事件の後仕事を続けられなくなってやめた。
- 真人の父親は、真人の服役中自殺した。(やっぱり息子の事件のせいで、誹謗中傷を受けたか、自責の念に耐えられなくなって、自殺したってことだよね?)
しかし「彼女がレイプされそうになったのを助けようとして」と言う事実は話さなかった。
そこがあるのとないのとでは、全然違うのにー!
しかし桃子は、すべて聞いた上で真人を抱きしめた。
なんか今日、全然パパッとネタバレになってない。長い。
でも、話がそこまで進まなかったわりに、細かいところが省けないくらいすごく深くて、みんなの気持ちが理解できるのだ。
光石研さんのところも、和久井映見さんのところも、最後の林遣都の珍しくいっぱいしゃべるところの演技も、全部泣いた。
「姉恋」5話のポイント:真人の父親は自殺
やっぱり、真人の父親は自殺していました。
- 死亡時期が3年前。(真人の事件があった頃)
- 父親と一緒に写った幸せそうな家族写真を見て、真人が過去を思い出して取り乱していた。
- 川上が「誰かのせいでとか、また悲しいことが起きるんじゃないかと」と発言していた。
などから、父親は真人の事件のせいで自殺したのでは?と予想していましたが、見事当たっていました。
自殺の原因について、真人は詳しくは語りませんでしたが、父親は元教師だったそうですから、息子が人の道に外れたことをしてしまった、と言う事実に対して、深く自分を責めてしまったのでしょう。
世間からの誹謗中傷などもかなりあったのだと思います。
こちらもネットの意見を見て、「相手死んでもいないのに、傷害罪くらいで自殺するなんてお父さんは重く受け止めすぎなんじゃないか?」と言う意見もありました。
でも私は、「父親も元教師」と言う設定で全て納得でした。
教師って本当に世間からの目が厳しいんですよ。私の地元でも、教師をやっている人が夜に全然車が通っていない小さな道路を横断歩道じゃないところを渡って、それを他の歩行者に見られて噂になっちゃって、しかもそれが「居酒屋の帰りだった」と言うことでめちゃくちゃ悪人みたいな言われ方して。
小さな街だったから、本当に顔を見れば「あの人、どこどこの学校の先生」ってみんな知ってるみたいな。全く車がいないことを確認して渡ったんだけど、やっぱり教師がやるとそれさえも許されないんですよね。
何を隠そう、私も昔教師をやっていて、「コンビニにもジャージで言っちゃダメ」って言われてました。教師たるもの”だらしない格好”(=部屋着)で外をうろついててはいけない。と言う理由で。
あと独身なのに、彼氏と外でデートしちゃだめと思言われてた。多感な年齢の生徒に見られたら困るからって。だからいつも車で隠れるように移動して、デートは家の中に閉じこもってた。楽しいこと何もできなくて、「芸能人かよ!」と思ってた。こんな微々たる給料なのに。
教師だったら、横断歩道じゃない道路渡ったり、彼氏とデートしたりするだけで後ろ指刺されるのに、子供が人を半殺しにしたなんて、もう生きていけないくらいに誹謗中傷を受けたと思う。
人様の子供を教える立場で、自分の子供もまともに育てられてないじゃないか!って世間からは思われたと思うし。
真実は違うけどね。世間からはその見られるから。だけどお父さんが自殺してしまったら、その事実をさらに認めるようなものなのにね。真人を信じるならば、自殺はしちゃいけなかったと思う。
「姉恋」5話のポイント:元カノかおりの嘘、母親に止められた?
元カノのかおり(小林涼子)が「男に襲われてなんていない」と嘘をついたことから、真人が一方的に酒によって暴力を働いたと言うふうに事実が捻じ曲げられてしまいました。
もちろん母親の貴子(和久井映見)は真人のことを信じていますので、かおりのところに話を聞きに行っています。
しかし真人の面会に来た貴子は「かおりさんのお母さんに話を聞きたいとお願いしていて。多分ね、女の子だからいろいろ噂になったりしたらアレだから、あの時あんな風に」と言っていました。
かおりとは直接会えていないってことですね。
やっぱりかおりの両親が
「あなたの人生に傷がつくから、本当のことを言ってはダメ」
とかおりに真実を話さないように言い聞かせていたっぽいですね。
警察が駆けつけたときには、かおり自身の意思でとっさに「レイプされそうになったことを隠したい!」と言う意思が働き、嘘をついてしまったのでしょう。
だけど冷静になったら、結婚までしようと思っている彼氏が刑務所に入ってしまうかもしれない瀬戸際なので、かおりだって平気で裏切ったわけではないと思うんですよね。
だけど両親からしたら、このまま証言して真人が無罪となったとしても、何事もなかったように結婚式が挙げられるか?と思ったら、それは無理だと思います。
それどころか、真人と一緒にいれば、この先、一生あの恐怖体験を忘れることはできないのではないか?と心配にもなるでしょう。
だったら、何も知らない人とやり直して結婚したほうがいい。
それなら娘も、あの事件のことを忘れられる。
“何も知らない人“とやり直すためには、あの事実を誰にも知られてはいけない。
娘に、裁判で証言したなんていう過去を背負わせるわけにはいかない。
って。
男に襲われたことが噂になってしまったら困るから、かおりは本当のことを話さなかったと言うところが、かおりが嘘をついた理由となるのでしょうが、それも貴子が「多分ね」と話していることから、かおりもかおりの母親も貴子としっかりと話をしてくれていないことがわかります。
「もう何もお話する事はありません!娘の事は忘れてください!」みたいなシャットダウン的な感じだったのかな?ひど過ぎる…。
あんたの娘を助けるためにうちの息子が〜!
しかし嘘をつき続けたことがかおりの意志なのか、かおりの母親に止められてのことなのかがわからないため、やはり後々再びかおりが真人の前に登場する可能性はかなり高いと思います。
「あの時は両親に止められて…。だけどずっと謝りたかったの…」みたいな。
かおりと真人は一年付き合って、真人がプロポーズしてオーケーしてくれた。
それで真人が嬉しくなって結構お酒を飲んで酔っ払っちゃって、と言うことなので、あの事件の夜にプロポーズをしたってことですよね?
これから結婚しようって決めた彼氏を、自分の保身のために裏切るなんて、相当ひどい女!と思いますが、かおりの両親としては自分の娘を守ることで精一杯、真人の人生がどうなろうが知ったこっちゃない!と言う心境だったのでしょうか…。
「姉恋」5話のポイント:桃子に本当のことを言わなかったのはなぜ?
そして真人もまた、「かおりがそう言っているならそれでいい」と貴子に話しており、かおりが真実を知られたくないのなら、自分もその真実を言わないと、ほぼ冤罪なのに自分の罪を受け入れた感じです。
「人を傷つけたことに変わりはないんだから」と言っていたので、真人はとても真面目な人間なので、どんな理由があっても人を殴ったと言うことに罪の意識を感じていたと言うのもあるのでしょう。
かおりのことを思って、かおりを裁判に引きずり出して真実を話させることはできないと真人が腹をくくったのは理解できますが、桃子にまでかおりのことを隠す必要ってある?
「彼女を助けようとして男たちを殴った」と言うのと、
「男が彼女にちょっかい出して、カッとして殴った」と言うのとでは、全然印象が違うのにー!
今でも真人は、かおりのことを思って隠してあげようと思っているの?
それとも、自分は桃子にはふさわしくない人間だから、わざと桃子を遠ざけるために同情の余地がないような言い方をした?
それでも桃子は真人のことを受け入れようとしてくれたわけだけど、ちゃんと最後は桃子にも本当のことを知って欲しい!
そうじゃないと真人がかわいそうすぎるよ~。
「姉恋」5話のポイント:やっぱり悟志(藤木直人)は社長で確定?
悟志は、ここ最近ずっと仕事を休んでいるらしい。前からちょくちょく仕事を休むことがあると言っていた悟志の設定、やっぱり社長で確定かな?
こんな高級なホテルで、スーツでビシッと決めていたし。
ただこの時、かなり怖い顔をしていた。やっぱり、望んで社長になったわけじゃないから、社長の会議とか出ると、今でも嫌な思いをすることがあるのかも?
悟志社長説については、こちらの予想記事がかなり辻褄が合っていると思うので、よかったら読んでみてください↓
「姉恋」5話のほっこりキュンキュンシーン
今回結構内容重めだったので、ほっこりキュンキュンシーンも書いときましょか。本来、そういうテイストのラブコメだと思ってたんだが…。
バーベキューの片付け中に
日南子「あーもう終わっちゃった。楽しいことって、すぐ終わっちゃうんだよなぁ~」
悟志「またやろうよ、バーベ”Q”」
日南子「衛生兵〜!今ので完全に射抜かれました!」
悟志「えー?そんなに今のよかったー?じゃぁ日南子ちゃんも一緒に、バーベキュー!」
そんな大人バカップルをほほえましく見つめる若カップル。
てか、日南子ってかなり心の声出まくりなんだけど、もう完全に悟志に告ってるよね?
これだけ自分の気持ち見え見えにしてて、悟志みたいな態度されたら、脈ありって思っちゃうよね?
そして野球シーン!
遅れて颯爽と現れた、初めて見るスポーティー真人に、ついつい「かっこいい!」と心の声が出ちゃう桃子。
そして日南子に「だーれだ?」と、イケメンなのに完全に昭和なおじさんな行動をしちゃう悟志(笑)
「俺でした~!」も可愛すぎる!
日南子「え〜♡ (ぶりぶり)」を見つめる同僚たちも、完全に「ヒューヒューだよ!」の視線。
速攻でスリーアウトとって、超爽やかな笑顔を桃子に向ける真人と、超可愛い笑顔で答える桃子。
ヒットを打って、日南子にグッジョブポーズの悟志、完全にノックアウトされる日南子さん。
真人もヒット!ホームランか?
なんかスポーツの応援の時だけ、好きな人に気持ちを隠さずキャーキャー言っていいみたいな雰囲気ってあるよね~。
「かっこよかったです♡」とか普通に言っちゃってるしい~。
最後に撮った集合写真なんて、日南子さんガン見(笑)
桃子も真人に寄り添っててかわいい♡
2人ともめっちゃ好き好きがダダ漏れ〜かわいいよぉ〜♡
もぉ〜、高校の球技大会かよ~!
青春すぎるじゃんか~!
私も同僚達と休日に野球をやりたい〜!それで友達と同時期に恋してて、ちゃんと相手もかぶってなくて、お互い同じくらいにいい感じで、キャッキャしたいよ~!
ってか、助っ人に藤木直人と林遣都って、どんだけ王子だよ〜!
レベル高すぎな職場だろ〜!
あと最後に、真人が桃子に過去を話す前のこのシーンね
初めて「桃子ちゃん」て呼んでた!
それで真人が過去を話し始めて、逮捕された過去はもうネットで見て知ってるんだけど、
その過去を知ってショックを受けたよりも、
真人が彼女にプロポーズしてたって知ったときのこの表情とか
彼女もそのプロポーズを受けてくれたって聞いた時の桃子の表情が、
すごくショックを受けていて切なかった。
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