ドラマ「青のSP」と原作小説の「スクールポリス」の違いをまとめました。
目次
浅村涼子(真木よう子)のキャラ
年齢的に中堅?
クールビューティー。
若い。(2年目の新人教師)
記者会見後は、“学校に追っかけやストーカーが来てしまうほど。
気が強く、自分の意見をきっぱりと言うタイプ。
生徒から人気。(女子にも信頼されている)
スクールポリスには反対だが、嶋田に助けられたことをきっかけに、徐々に嶋田に対する気持ちが変化する。
熱血漢でばかみたいに人を信じるため、空回りする。(だからドラマで真木よう子さんが空回りしているように見えるのは、実は原作通りなのである)
嶋田隆平(藤原竜也)のキャラ
生徒の前で、演説しちゃうタイプ。
「根こそぎ逮捕してやる!」が決めゼリフ。(多分毎週言う)
一部の女子生徒から「かっこいい」とキャーキャー言われているのは、原作と同じ。
かなり冷淡で、相談とか乗ってくれるタイプではない。
「私は職務を全うしているだけです」が口癖。
全校集会で発言したりするタイプではない。
食事はウィダーインゼリーだけ。(5食)
初日の全校集会で紹介された時は、「イケメン」と女子がざわざわした。
私服はキャップにパーカー。(パーカーはファッションセンターしまむらで購入)
不良生徒・真田くん
1話で逮捕されちゃった真田くん。
教師に注意されて、椅子で窓を割って暴れる。
“兄と比較される“ことにコンプレックスを持っている。
椅子で窓を割って暴れたのは、中学の時の話。(しかしこの伝説により、“真田は危ない“と言う意識がみんなの中にあった)
しかし“悪い意味で“大人になっていて、直接暴力を振るうのではなく、「どうせ教師は俺らに何もできないんだろう?」とおちょくるような態度をとった。
兄はいない。長男。謝りに来た両親が「歳をとってからできた子供なので、甘やかしてしまった」と発言。
ブルーナイト
1話で、三村翔子(吉柳咲良)だと判明。嶋田に“名誉棄損“の罪だと言われたが、結果は“厳重注意“で済んだ。
動画を投稿した動機は、親友が動画でプライバシーをさらされたことで自殺したため、その復習。と自分に言い聞かせていたが、本当は自分の成績が伸び悩んでいたことへの憂さ晴らしだった。
物語冒頭で終わるような存在ではなく、ストーリー全体まで引っ張る重要な存在である。
ちなみに生徒の名前は原作とは帰ってきているようなので、名前からどのエピソードの生徒なのかをネタバレする事は現段階ではできない。
セクハラ事件
結構衝撃の内容だった4話。
バレー部顧問の澤田敦子(智順)が部員の菊池京介(鈴木悠仁)にセクハラをしていたと言う事件。
(セクハラっていうか、完全にもう性犯罪の域なんだけどね)
しかも被害に遭ってるの、ジャニーズjr.の子なんですけど~!
少年忍者の鈴木悠仁くんで、まだ16歳なんですよ…!この子にとって初めてのテレビドラマ出演だから、親も楽しみにチェックするだろうに、こんな役じゃ複雑だよ〜…。
実は原作では、舞台は女子バスケ場で、バスケ部顧問の男性教師・菅野が、部員の女子生徒にセクハラ、と言う事件でした。
菅野はバスケ部の名誉コーチで、バスケ部は学校で1番期待されている部活。菅野の指導を受けたいと、わざわざ学区外から入学してくる生徒もいるほど。だから女生徒は逆らえなかった。
男性教師が女子生徒にと言う方が普通で話としてはわかりやすいと思うんだけど、わざわざ何で設定を女→男に変えてきたんだろう?
実際今の時代は、男の子も性被害に遭うことが多いから?
部室への居残りを拒否した菊池君を学校の外で待ち構えて「お仕置きよ!」と言ったり、かなりありえない脚色がされていましたが、女から男へのセクハラでも、充分怖い!と言うことがかなり伝わったので、あの女優さんはがんばったと思う!
涼子が菊池くんがセクハラ被害を受けていることを、勝手にバレー部員に喋っていて「おいおいおい!生徒に喋るなよ!」と思った視聴者も多いと思うが、実はこれは原作でもやっている。そしてやはり「大会が大事だから」と説得に失敗している。
さらに証拠映像が手に入った時も、またまた部員を集めて「まさか勝手に見せるの?やめてあげて!…よかった、さすがに見せはしなかったか。でも喋るのもセカンドレイプだよね?」と皆さん思ったかと思うが、驚くなかれ、原作では勝手に他の部員に動画を見せてしまうのである!
その映像のショックの大きさに、部員たちも気が変わって被害届を出すのに付き添って警察に行ってくれる…と言う展開は同じ。
そして部室で襲われる涼子。逆ギレして襲いかかる澤田先生、「まじ?狂ってんな…」と思ったかと思うが、これもまた原作と同じである。
原作では相手は男なので、馬乗りになられて首を絞められ、危うく殺されそうになっている。(でも襲われるといっても、普通の暴力であって、レイプされそうになったわけではない。根っからのロリコンなのである)
そして嶋田がこうなることを予期して、助けに来てくれたのも同じ。
原作とドラマでの大きな違いは、ドラマだと「もしかして最後までやった…?」と思わせるような描写だったのに対し、小説では「体をまさぐる」と言うところまでだった。
5話外国人差別いじめ事件、6話先輩教師からのパワハラ事件、7話ネグレクト事件、8話野球部レーザー事件、今日は毒親進路相談事件
5話6話7話8話9話のメインテーマは、完全にドラマオリジナルである。
最終話立てこもり事件
ここまで完全オリジナルエピソードが多かったのですが、最終話の立てこもり事件は原作の小説にもあります!
小説の結末については、別記事で簡潔にまとめています。
小川香里(明日海りお)の事件
ドラマの縦軸として進んでいる嶋田の元恋人・小川香里の事件も、原作には全くないドラマオリジナルの設定である。
そのため、ドラマの中で謎とされている「どうして捜査一課の敏腕刑事だった嶋田隆平が、自らスクールポリスに志願したのか?」と言う疑問に対する答えも、ドラマと小説では違ってきている。
- ただ大切な人を殺された過去がある
- その犯人に強い恨みを持っている
- その個人的な縁から、警察官としての領域を超えてしまうのか?その思いを止められるのか?
と言うポイントがクライマックスとなりそうなところは、小説と同じになりそうな予感?
- 嶋田は元恋人を1年前に亡くしている。
- 事故として処理されているが、殺人ではないかと疑い、真相を探るためにスクールポリスに志願。
- 犯人に強い裏面を持ち、もし見つけたら「殺す」と言っている。
- 嶋田の両親は交通事故で亡くなっている。(嶋田が子供の頃)
- 事故の相手は中学生で、無免許運転。ドラックをやっていて頭がラリっていた。
- 中学生を恨んでいる。
- 犯罪全体を恨むために、警察に入り、スクールポリスに志願。
- 罪を犯す者への恨みから、ある男に銃を向けるが、涼子によって止められる。
小説のネタバレ(嶋田がスクールポリスに志願した理由)はこちらです。
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