キンプリ妄想歌詞小説「今君に伝えたいこと」(完結)〜君じゃなきゃダメなんだ〜

スポンサーリンク

 

打ち明けても隠しても辛い。

そんな”好きになっちゃいけない人”に、恋をした事はありますか…?

 

海ちゃんの長い長い片思い、ついに完結です。

キンプリ小説イラスト今君に伝えたいこと髙橋海人

 

 

今回のモデル曲は、「今君に伝えたいこと」と「泡の影」です。

 

 

 

これの前の話はこちら。↓

 

スポンサーリンク

小姑の気持ち(風サイド)

廉「なんか風ちゃん、機嫌悪ない?」

廉に指摘されて、自分がものすごいプリプリしながら早足で歩いていたことに気づく。

 

 

風「だって、だってさ!昨日すんごい心配して、一睡も出来なかったっていうのに、海ちゃんってば、彼女とお泊まりするために無断外泊してたんよ!?

しかも、体育館倉庫のマットでって…そんないかがわしい…:(´*ω*`)」

 

 

廉「海人やって18歳男子やからなー。あんな可愛い顔してても中身は獣やで?」

風「い、いやぁ~!あんなに可愛い海ちゃんが…:;(´◦ω◦`);:」

廉「全く風ちゃんって海人のことめっちゃ好きなんやな。完全に口うるさい小姑やん(笑)」

風「廉だって海ちゃんのこと可愛くてしょうがないくせに。昨日だって一晩中探すの付き合ってくれたし」

廉「まぁ確かに海人はかわいいけど、昨日のは心配やったのは海人のほうやないんやけどなぁ…」

 

と、廉がごにょごにょ言っているのも全然聞こえず、私は相変わらずプリプリと早足で歩いていった。

 

“好きになっちゃいけない人”(廉サイド)

 

廉「で、なんでお前、うち来とんねん!はよ帰れや!風ちゃんも母ちゃん心配しとんのやろ!?」

 

風ちゃんと別れて家に帰り、昨日の徹夜からやっと寝れると、ベッドに入ろうとしたところで、なぜか海人が訪ねてきた。

 

 

海人「だって、なんか風ちゃんに会いづらくて…。誤解されたんじゃないかと思って」

廉「誤解って…え!?やっとらんの!?あの状況で逆になんで!?あの子、彼女なんやろ?」

海人「彼女じゃないよ?でもあの状況で何もしないのも失礼かと思って、途中まではしたんだけど」

廉「やっとるがな…」

海人「だってさ、こっちが何もしてないのに女の子がいきなり脱ぎ始めることってよくあるじゃん?」(←普通はない)
廉「うんうん」(←普通に納得している廉もおかしい)

海人「そういう時は、”ちゃんとしてあげなきゃ女の子に失礼”って教えてくれたの、廉先輩でしょ?」(←どうやら廉が間違った教育をしていたらしい)

廉「まぁ、そらそうやな。で、なんで途中までなん?」

海人「あいつ、俺のこと”海人”って呼ぶんだよね」

廉「…は?」

 

 

いまいち話が掴めん…。

 

 

海人「俺、”海ちゃん”って呼んでくれる人としか、したことないんだよね」

廉「なんやねん、その性癖は!?」

海人「うん、なんとなく潜在的にそういう子を求めちゃうっていうか…」

 

それって…

 

 

廉「海人…お前、もしかして片思いしてる人おるんちゃう?その人の代わりに、似ている人とばっか付き合っちゃうみたいな……?」

海人「うっ、廉先輩、鋭い…」

 

 

まぁ、なんでそう思うかって、俺も同じやからな。

風ちゃんと別れてから、もう何人もの女の子と付きおうたかわからんけど、いつもどっか似てる子を探しちゃうんよな。

でもいっそのこと、”全く逆のタイプの子”と付き合わなきゃ、いつまでたっても忘れられんのかも知れんけど…。

 

 

廉「あっ!そういえばお前、前にそんなようなこと言うてたやんか!

なんやっけ?“世界で1番勝算のない片思い“してるとか言うてたやん?」

(1年前にも海ちゃんは廉にちょっとした恋愛相談をしていたのである)

 

 

 

 

(海人サイド)

海人「うん、勝算もないし、そもそも好きになっちゃいけない人だから」

 

そうだよ、ほんと、いい加減こんな報われない恋を引きずるのはやめたほうが…

 

 

廉「”好きになっちゃいけない人”ってなんなん?」

 

 

 

海人「え?」

廉先輩が真顔でちょっと不機嫌な顔でこっちを見ていた。

 

 

廉「思いに答えるか答えないかは相手が決めることやけど、好きになるかどうかはこっちが決めることや。

その思いを誰かがどうにか言うことなんて、できないんちゃうん?

 

 

 

好きになっちゃいけない人なんて、この世界中のどこにもおらへんと俺は思うぞ?」

 

 

 

 

 

 

廉先輩の言葉を何度も頭の中で繰り返しながら、寮まで走った。

もう俺の気持ちは固まっていた。

ずっと心にかかっていたモヤがすーっと消えていくようだった。

 

僕の愛なんて

届くか分からないけど

傷つくことを今なら

恐れないさ

King & Prince「今君に伝えたいこと」作詞:KEEN(C&K)、作曲: KEEN(C&K)・MANABOON

 

 

 

告白(風サイド)

海人「心配かけてごめんなさい…!!」

 

 

海ちゃんは昼過ぎに帰ってきて、まずはおばさんにこっぴどく怒られて、それから私の部屋に来て、今、目の前で頭を下げている。

 

 

ちょっとだけ顔を上げて、ちらっと上目遣いで見てくる。

くっそ~やっぱ可愛いなぁ。

この上目遣いでいつも何でも許してしまう。多分本人もその効力の偉大さを十分にわかって使っているから、あざといのだ。

 

 

海人「怒って…る?」

風「べっつに~…?」

そもそも海ちゃんに彼女がいたからって、私が怒るって言うのも変な話。

 

 

でも昔から一人っ子だった私にとっては、「風ちゃん、風ちゃん」って本当の姉みたいに慕ってくっついて回る海ちゃんの存在は可愛くて仕方がなかった。

それが無くなっちゃうかと思うと、ちょっと寂しいだけ…。

 

 

海人「ほんとにほんとに怒ってない?」

あまりに捨てられた子犬みたいなうるうるした瞳で見つめてくるから、ついふっと笑ってしまった。

風「うん、怒ってないよ(*´╰╯`๓)」

 

 

海人「じゃあ~…」

今度はちょっといたずらっ子みたいなキュルキュルした目で見てくる。

海人「仲直りのしるしに、ギューってして!昔みたいにギューっ!よしよし~!って」

今度は飼い主に全幅の信頼を寄せるワンコみたいな無邪気な瞳で向ける。

しっぽパタパタちぎれんばかりに振ってる感じ。

 

 

はぁ~もう、可愛すぎる…。

 

 

風「はいはい、おいで、海ちゃん」

両手を広げると、海ちゃんが嬉しそうに抱きついてきた。

 

海人「風ちゃん大好き~!」

風「よしよし。私も海ちゃん大好き~♡」

頭をワシャワシャと撫でる。

 

 

昔はよく、”泣き虫海ちゃん“をこうやって私がよしよしして慰めてた。
子供の頃は、私の胸の中にすっぽり収まってたんだけど、今は、ちとでかいな…。

 

なんか逆に私が抱きしめられている……ような……気がする…だけじゃなくて、ん?抱きしめられてる…よね?
海ちゃんも、私の背中に両手を回していて、余裕で余ってしまうその手が私の頭をワシャッとホールドし、超至近距離で海ちゃんと顔を突き合わせさせられた。

 

海人「あのさぁ、1つ言っておきたいんだけど」

風「ん?なに?」

海人「彼氏でもない男と、部屋で二人っきりになっちゃだめだよ?それで、こんな風に抱きしめたりしちゃだめ!軽々しく大好きとかも言っちゃだめ!」

 

 

はい?全部海ちゃんの方から求めてきたんだよね?反抗期ですか…?(°д°;

 

 

風「だって、海ちゃんは弟みたいなもんだから。それに海ちゃんだって彼女いるのに…」

海人「あいつ、彼女じゃないよ?」

向き合った海ちゃんの顔からは、さっきの無邪気な笑顔が消えて、すごく真面目な顔していた。
笑うとすごく可愛いのに、真面目な顔すると、急に妖艶な雰囲気が漂うのって、海ちゃん特有の“ギャップの魅力“ってやつなのかもしれない。

 

 

風「だからー、もう嘘をつかなくていいってば」

そうや、怒ってたんは、海ちゃんに彼女がいたからやなくて、海ちゃんが私に嘘ついたから。

そうそう、そこに怒ってたんや!

 

 

 

 

 

海人「嘘じゃないよ。だって………俺が好きなのは、風ちゃんだから!」

 

 

 

 

 

へ?

 

 

風「な、何言ってんの~…?そんな当たり前のこと。私だって、海ちゃんのこと好きだってば〜」
海人「そういう意味じゃなくて!俺は、1人の女の子として好きだって言ってんの!」

 

 

「なんちゃってね〜!」て、いつものイタズラな笑顔に変化するのを待ったけど、全然海ちゃんの表情は変わらない。

超真剣な顔で、半ば睨み付けるみたいにまっすぐに見てくる。

 

 

 

 

は、はぁ〜〜っ!?え、ぅえ〜〜〜っ!?

 

 

風「ちょっと待って!私たち、いとこだよ!?」

 

海人「だから何?いとこは法律上、結婚だってできるんだよ?将来結婚しようねって、約束したじゃん!」

 

約束…?

 

その話これ↓

 

 

 

思い出した…
確かに子供だった海ちゃんと私は、「将来結婚しようね」なんてかわいい約束をしたことがある。
だけどそんな約束…

 

海人「この気持ちが本格的に恋だって気づいたのは、風ちゃんが日本に帰ってきてからだよ。久しぶりに会った風ちゃんは、めちゃくちゃかわいい女の子になってて、昔と変わらず周りの人をすごく思いやる心を持った優しい人で、だけど昔よりちょっと弱くなってた。…じゃないか。俺が”泣き虫海ちゃん”を卒業して、強くなったのかも。だから、風ちゃんを守ってあげたいって思うようになった。

 

いとこだって男と女だし、人と人だよ。好きになってて何が悪いの?」

 

これはかなり真剣な話らしいとわかり、正座し直す。

 

 

風「…悪くない。悪くないよ。うん、そっか…そうだったんだ…」

 

真剣な眼差しの海ちゃんは、確かに1人の立派な“男の人“だった。

 

海人「風ちゃん…。好きだよ、風ちゃん」

 

 

…てことは…やばい。このシチュエーションは…またキスされる…!?

 

(いちど海ちゃんにキスされているのである↓)

 

最後のハグ(海人サイド)

ぎゅっと目をつぶる風ちゃんを見て、怯えているんだとわかった。まぁ俺、前科あるからな…。

海人「しないよ」

 

抱きしめていた手を緩める。

今この手を緩めたら、もう二度とこのぬくもりを感じる事は無いんだろう。

きっとこれが、最後のハグ。

 

 

海人「本気で好きだから、何もしない」

 

 

だ気持ちがないのに、力ずくで体だけ手に入れたって意味がない。

今までたくさんの女の子と体だけの関係を持ってきたけど、それで気持ちが移る事はなかった。

 

 

「ほんとだよ?俺、風ちゃんのことが、好きだよ」

 

 

どれだけの沈黙があっただろう。
そして風ちゃんが、口を開いた。

風「ごめん…海ちゃんの気持ちには答えられない」

 

うん、わかってた、わかってたよ。
だけど、伝えたかったんだ。

 

この気持ちを伝えてしまったら、元通りには戻れないこともわかってる。
だから最後に、して欲しいこと、全部してもらったんだ。

 

「海ちゃん」て呼んで、笑って欲しい。
「大好きだよ」って言って欲しい。
ぎゅーって抱きしめて、頭よしよししてほしい。

 

きっともう、二度と風ちゃんが俺にそんなことをしてくれる事は無いね。

これが最後のハグ。

 

 

海人「うん、わかった。ありがとう」

 

ふられたのに「ありがとう」って言うのも変かな?
だけどね、「いとこなのにありえない」とか、「冗談でしょ?」って笑ったりとか、しないでいてくれた。ちゃんと俺の気持ち、真剣に聞いてくれた。
だから、「ありがとう」だよ。

 

 

 

 

 

その時、部屋の外で俺たちの会話を聞いていた誰かがいたことなんて、全く知らなかった…。

 

 

この恋は間違いなんかじゃない!(海人サイド)

翌日。
学校では1度も風ちゃんに会わず、帰ってからも、夕飯の時間になっても風ちゃんは部屋から出てこなかった。
やっぱり気まずいのかもしれない。
ここは俺の方から、明るく声をかけなくちゃ。

 

しかし部屋をノックしても、風ちゃんの返事は無い。
海人「風ちゃん?どうしたの?開けるよ?」

 

ドアを開けて、愕然とした。
荷物が全てなくなっていた。

 

なんで…?

 

海人「ママ!風ちゃんがいないんだよ!?知らない!?」
するとママは、申し訳なさそうにうつむいた。
海人ママ「何もこんなに急に出てってなんて言ってないんだけど…」

 

え?どういうことだ?

 

海人「ママが何か言ったの!?風ちゃんに、出てけって言ったの!?なんで!?」
海人ママ「ママはね、風ちゃんのお母さんから、責任を持って風ちゃんを預かっているの。それなのに、いとこ同士で”間違い”があったなんてことになったら…姉さんに顔向けできないでしょう!?風ちゃんも大学生だし、そろそろ一人暮らしをしてみたらどうかって話をしただけなのに、急に今日出てっちゃって…」

 

 

聞かれてたんだ、昨日の俺の告白…。

 

 

 

海人「…ってなんだよ?」
海人ママ「海人…?」
海人「“間違い“ってなんだよ!?」
海人ママ「だってあんたたち、いとこ同士なのよ!?」

 

 

海人「だからなんだよ!?そんなにいけないことなのかよ!?俺の気持ちは…この恋は、“間違い“なんかじゃない!」

 

 

オロオロするママを尻目に、家を飛び出していた。
学校から帰ってきて、荷物をまとめて家を出たなら、まだ近くにいるはずだ…!

 

 

 

君じゃなきゃダメなんだ… (海人サイド)

君じゃなきゃダメなんだと

伝えるまでは

追いかけさせて

King & Prince「今君に伝えたいこと」作詞:KEEN(C&K)、作曲: KEEN(C&K)・MANABOON

 

 

やっぱりそうだった。風ちゃんは、土手のところを歩いていた。
海人「風ちゃん!」
風「海ちゃん」
海人「なんで出てくんだよ!?」

 

風「あー、もともとさ、高校在学中はって言う約束で寮に入れてもらってたんだし。もう大学生だし、バイトもしてるし、一人暮らし位できるよ。今まで、おばさんに甘えすぎちゃってたからね」
海人「だけど、こんな急に出て行けなんてママだって言ってないじゃん!本当は、俺から逃げるためじゃないの!?」

 

風ちゃんはうつむいた。

 

海人「なんで?なんで俺じゃダメなの?俺は、ずっとそばにいるよ?風ちゃんのこと守るよ?本当に本当に大好きだよ?風ちゃんだって、俺のこと好きでしょ?」
風「好き…て言っちゃダメって、海ちゃんが言ったんやん…」

海人「うそ!うそうそ!あんなの嘘!好きって言ってよ!風ちゃん、俺のこと好きでしょ!?」

 

好きって、言ってよ…。

 

 

風「好きだよ。好きだけど…海ちゃんと同じ”好き”じゃない…ごめん…」
海人「どうして?どうして俺じゃダメなの!?俺がいとこだから!?」

風「違うよ、海ちゃん」

海人「じゃあどうして!?」

 

 

 

風「それは、海ちゃんが平野じゃないからだよ。」

 

 

 

海人「え…?」

 

 

風「私、平野じゃなきゃダメなんよ。他の誰かじゃダメなんよ」

 

 

 

そうか…わかった。

どんなに風ちゃんに似ている女の子を抱いても、心が満たされなかったように、
かすみに告白された時、ちょっとドキドキしたしうれしかったけど、だからといって「好き」にはなれなかったように、

 

 

 

 

他の誰かじゃ、だめなんだ…。

 

 

 

 

俺が風ちゃんじゃなきゃだめなように、風ちゃんは紫耀先輩じゃなきゃダメなんだ。

 

 

 

泡の影(海人サイド)

ぽろぽろと涙が溢れてきた。

 

海人「俺だって、風ちゃんじゃなきゃダメなんだよ…」

 

 

風ちゃんが自分のことみたいに辛そうな顔をして、一歩近づいて手を伸ばそうとする。
だけど、その手は俺に触れることなく止まった。

 

 

小さい頃から泣き虫だった俺を、いつも風ちゃんは優しく抱きしめて頭をよしよししてくれた。
最近では、「もう子供じゃないのに」ってちょっと不満に思ってたけど、でもやっぱり優しく抱きしめられるのは最高に嬉しかった。
いつの間にか俺より小さくなった風ちゃんを、力強く抱きしめ返したいっていつも思ってた。

 

 

 

でも俺が言ったんだ。
「好きじゃない男に、ハグなんかしちゃだめだよ」って。

 

 

 

俺が、自分で終わらせたんだ。
この気持ちを言葉にしてしまったら、今までの関係がすべて終わってしまう。

 

 

わかってたのに伝えてしまった。

伝えずにはいられなかった。

 

 

だって、この気持ちをなかったことにはしたくなかった。

なかったことにしなきゃいけないような気持ちだったと思いたくなかった。

 

 

 

だってそれじゃ、“してはいけない恋だった“みたいじゃないか。

 

 

 

この恋は、そんなんじゃない。

たとえ実らなくても、俺にとっては大切な恋だった。

 

すごくすごく辛い恋だったけど、「こんな恋しなきゃよかった」なんて…

やっぱりどうしても思えない。

 

 

知らないでいられたらよかったと
思ったことがないと言えば
嘘になるけど だけどずっと
あの愛を知らないままで
生きる今日は想像できない

King & Prince「泡の影」作詞:松原さらり、作曲:南田健吾

 

「バイバイ、海ちゃん」

くるりと背を向けた風ちゃんの髪がなびいて、その香りが鼻の奥をツンと刺激する。
それと同時に、今までの思い出がうたかたみたい次々と浮かび上がっては消えていく。

 

 

 

「海ちゃん!」と手を振りながら駆け寄ってくるその笑顔、声、なびく髪。

抱きしめてくれるときのやわらかさ、甘いにおい。

子供の頃、「大人になったら結婚しようね」と笑いあったことも、一緒に迷子になって、“勇気の花“を2人で握り締めて帰り道を探したあの日の思い出も。

 

 

 

 

掴もうとしたら消えてしまうシャボン玉みたいに、次々に浮かんでは次々にはじけて消えていく。
そのどれもが、もう二度と戻らないのだ。
膝をついて、顔を覆った。

それでも涙が止めどなく溢れてくる。

 

 

ねぇ風ちゃん、いつかこの涙も乾く時が来るのかな?

この胸の痛みも消える時が来るのかな?

 

 

10年越しの思いは、何年経ったら忘れられるの?

だけど俺は思うんだ。

きっと何年たっても、たとえ新しい恋をすることができたとしても、

君に恋をした時間が、俺の中から消えることはきっと一生ないんじゃないかって。

 

 

 

風ちゃんは、振り向くことなくどんどん小さくなっていった…。

キンプリ小説イラスト今君に伝えたいこと髙橋海人

大人びているようで無邪気な
そんな笑顔が好きだった

 

もうどれほど呼んでも届かない
残された涙はいつの日か
儚く枯れていく 痛みもあの笑顔も
遠く それでも忘れない

King & Prince「泡の影」作詞:松原さらり、作曲:南田健吾

 


 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
とても切ない結末となってしまいましたが、海ちゃんの恋物語はこれにて完結です…。

 

恋は、叶うか叶わないかだけじゃなくて、伝えるか伝えないかで自分の中で完結するものだと思うので。
勇気を出せずに伝えられなかった恋って、案外結婚した後にも自分の心の中でくすぶっていたりするものなので、今片思いしている方は、どんなに“脈なし“と思う相手でも、絶対気持ちを伝えたほうがいいですよー。

 

“彼女がいる人“だろうが、“担任の先生“だろうが、“好きになっちゃいけない人“なんてこの世にはないんですから!

 

 

ちなみに、「今君に伝えたいこと」は、1番はクラスメイトとかに恋していて、全然見込みがない感じの切ない片思いなのかなぁ?と思わせますが、歌詞のラストは

どうせ愛なんて
二度と思わないから
僕の気持ちある限り
諦めないさ
何度季節を越えても
いつか必ず
幸せな結末が来ると
信じている

と締めくくられていて、なんかすごく明るい希望の光が差したような終わり方になっています。
「片思いじゃ終わらせないぞ!」と、主人公が決意を固めたような。

主人公が弱気で全然積極的になれないでいる1番とは、全く違うストーリーがあるような。1番から2番にかけて、壮大な映画のような大きな起伏なるストーリーを見ているような気持ちになる曲です。
めっちゃいい曲なので、聞いたことない方は、ぜひ聞いてみてくださいね!

 

「今君に伝えたいこと」は「Mazy Night」のカップリングで、アルバムには収録されていません!
「Mazy Night」の中でも、初回限定盤Bにしか収録されていないので、ご注意を!
このジャケットが目印です。↓

ということで、「今君に伝えたいこと」の希望あるラストは、この小説のラストとは世界観が合わないので、最後はもっと切ない失恋ソング「泡の影」の歌詞を使用させていただきました!

こちらは

もうどれほど呼んでも届かない

て言ってますから、完全なる失恋ソングです。
この曲、本当に大サビの畳み掛けるところなんて切なくて切なくて…。
こちらもぜひ聴いてもらいたい名曲です。
こちらはセカンドアルバム「L&」に収録されています。

ちなみに「泡の影」のこちらの歌詞も取り入れたかったんですが…

あの日ふたりで描いた未来とは
違う花が咲き 風が吹いている
もう過ごした時間(とき)を遥か超えて
想って 何度も思い出す

 

子供の頃に、「結婚しようね」と約束をしていた2人。
だけどあの日、2人で描いた未来とは違う花が咲いちゃった。
彼女が別の人を好きになってしまった。
彼女と一緒に過ごした時間を何度も思い出す…。みたいな。

 

この曲も、とても長い期間好きだった人、(この曲の場合は恋人だった人かな?)に向けた思いなんですよね。
だからこそ、ずっと思い出しちゃって、忘れられないんだろうな。

 

「今君に伝えたいこと」と、「泡の影」については、別記事でも書いているので、よかったら見てみてください!

 ちゃちゃすいっち
ちゃちゃすいっち
https://chachaswitch.com/2020/09/04/kinpuri-song-awanokage/
キンプリとSMAPについてかなり妄想的に語るサイト・・好きなドラマとSMAPとキンプリがあれば人生はキラめく!

 

この小説の参考文献はこちら。
今回、クラスメイトに突然迫られた海ちゃんですが、今まで意識してなかった女友達に突然不意打ちされるとキュンしちゃうらしいですよ~。

 

「koi-wazurai」の小説一覧はこちら!

徐々に挿絵追加中!

岸くん回↓

じぐいわ回↓

海ちゃん回↓

岸くん回↓

岸くん回↓

岸くん回↓

岸くん回完結!第1章完結!↓

第2章始まり!海ちゃん、平野くん回↓

平野くん回↓

平野くん回↓

れんれん回↓

れんれん回↓

れんれん回↓

平野くん回↓

平野、廉、三角関係回↓

平野、廉、三角関係回↓

平野、廉、三角関係回↓

平野、廉、三角関係がついに完結!↓

アフターストーリー
①はわけあって、別の小説サイトに載せてます。


 

スピンオフ作品
れんれん

海ちゃん


 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました