「守ってあげたい」って普通に嬉しくない?ドラマ「こっち向いてよ向井くん」1話ネタバレと感想

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赤楚衛二主演ドラマ「こっち向いてよ向井くん」の1話で、「守ってあげたいって言われたら見下されてんなーって思っちゃう」(女の子は全然嬉しくない)って恋愛観が出てきて、全然共感できなかったんだけど、それって私だけ??
あと、1話は”思わせぶりな女”と”男の勘違い”みたいなのがテーマで、うーん、これってどうなの?なんて思った部分があったので、1話のあらすじネタバレとともに感想まとめました。

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「こっち向いてよ向井くん」1話ネタバレ

「守ってあげたい」は女の子にとってうれしくない言葉?

向井くん(赤楚衛二)は都内のTシャツメーカーに務める33歳。顔も雰囲気も良く、後輩にも優しく仕事もできてモテそうだけど、実は10年間彼女がいない。

10年前、元カノの美和子(生田絵梨花)とラブラブだった頃、デート中幸せ絶頂で

「美和子のことずっと守ってあげたい」

と言ったら、急に、美和子が

「守るって何?守るって何から?どうやって?」

と追及してきて、これじゃなかった感。

彼女は、「守ってあげたい」って言われたことが、全然嬉しくなかったみたい。
というか、嫌だったらしく、この後しばらくして破局…。

美人の派遣社員 中谷さん(田辺桃子)

会社に派遣社員の中谷さん(田辺桃子)がやってきた。とっても美人。

中谷さんがコピー機の詰まりに困っているところ、向井くんは優しく助けてあげた。

その日の帰り道、たまたま中谷さんに会って、流れで中谷さんと2人で義理の弟の元気(岡山天音)が経営しているカフェバーに行く。普通に楽しく食事をして中谷さんは先に帰った。

洸稀(波瑠)の恋愛講座

すると常連客の洸稀(波瑠)がやってきて、常連客仲間とカードゲームをやることになり、元気の紹介で向井くんも仲間に入る。

向井くんと元気が恋愛についての会話をしていて、「本当にうちの妹のこと守れるの?」と向井くんが言うと洸稀が「守るって何?」と、美和子と同じセリフを口にする。

洸稀「守るなんて言われたら見下されてんなーって思っちゃう」洸稀曰く、女の子が「守ってあげたい」って言われても嬉しくない気持ちの理由ってのがこれなんだけど。え、私、洸稀の意見に、全然共感できない…(゚ロ゚)

ちなみに「見下されてんなー」は原作通り。

タクシー

向井くんの会社の後輩の河西(内藤秀一郎)は中谷さん狙い。河西が中谷さんを食事に誘ったりちょっかいを出したり言い寄っていると、中谷さんが「向井さん、たすけて~」みたいな視線をチラチラと向けてくる。

河西にご飯に誘われた中谷さん。

「向井さんも行きますか?」
向井くんが行くと答えると、
「じゃあ行きます!」

絶対、好きじゃん、これ。あざといわ~。

で、3人で元気の店へ。帰りに、また河西が強引に中谷さんを送ると言ってタクシーに連れ込む。また中谷さんから助けを求めるような視線…。

その気になった向井くんは、タクシーに飛び込んだ!

シカのツノ

この会社では、毎月”お誕生会”というものがあって、朝礼の時にちょっとした誕生日プレゼントを渡すという恒例行事がある。今月は向井くんと、河西がお誕生日。

プレゼントを選ぶ”お誕生日係”は、くじで選ばれるが、中谷さんがお誕生日係になった。何を選んでいいか分からなくて困っていた中谷さんは、向井くんに頼んで買い物に付き合ってもらう。

プレゼントを選びながら、「過去に貰って困ったプレゼントはあったか?」という話題になり、向井くんは美和子にシカの角をもらった時の思い出を話す。(美和子は本当にプレゼントを選ぶセンスがなくて、でも自分ではめちゃくちゃいいプレゼントをあげたという自負があって、ドヤ顔だった。)

中谷さんが河西に似合いそうと、靴べらを気に入っていた。しかし、向井くんは「河西はこういうの難癖つけそう、やめといた方がいいよ」と棚に戻した。

お誕生日会の日。中谷さんは、結局、河西に靴べらを買っていた。

そして、向井くんにはシカの角!

向井くんは、意味がわからず理由を聞きに行くと

中谷さん「だって、向井さん寂しそうだったから。楽しい思い出をで上書きしてあげたくなったから」

中谷さんが自分のことを好きだと確信した向井くん。

原作と違うよ!
向井くん「…付き合いますか!」

中谷さん「あっ、そういうのじゃないです。私、河西さんとお付き合いすることになったんです」

答え合わせ

元気の家にやけ酒しに来ていた向井くんは洸稀に話を聞いてもらう。

実は向井くんが知らないところで、中谷さんと河西は距離を縮めていたのだった…!
向井くんがコピー機で助けてくれる前。河西が中谷さんに声をかけてきて「あの、お顔タイプです。すいません、不躾に」どどストレートに言ってきた。

さすがに、そこまでストレートにアプローチされることはないので、中谷さんはこれで河西のことを意識するようになった。(チャラいな~って警戒しないの?私なら、突然顔を褒められるより、その後の向井くんみたいに仕事上で助けてくれる方がキュンとするけど)

タクシーに乗り込む前、向井くんがちょっと席を外している隙に、河西がまたアプローチしていた。
河西「この後送ります。帰り道、心配だから。…っていうのは口実で、2人で話したいから」
中谷さん「私の顔が好きだからですか?」
河西「顔がタイプで中身も知りたいって思うの、いけませんか?俺と2人になるの嫌ですか?」
中谷さん「…嫌じゃないです」

こんなにグイグイ来られたら、中谷さん的にはもう落ちる寸前。だからタクシーに乗り込んできた向井くんの存在ははっきり言って邪魔者以外の何者でもなかったのだ…!(向井くん、不憫すぎりだろ~…)

その他の事柄を、洸稀の解説する”中谷さん視点”で物事を見てみると、ただの向井くんの勘違いだったってことになるんだけど、私的にはそうかな~っていうところが多かったので、中谷さんの思わせぶり攻撃を一覧でどうぞ!

  • 向井くんと元気のお店に行って、悩み相談。→仕事の悩みなら、会社の人に相談するのは普通。(うん、これは妥当)
  • 河西に食事に誘われた時に困ったように向井くんに視線を送ってきた。→河西を意識していたから照れて困っていただけ。「向井さんもいるのに返事しにくいよ~」の視線。(うーん、”困ったような”が向井くんの主観だからわからないけど、あのドラマの感じの視線の送り方だと、向井くんが勘違いしてもしょうがないと思う!)
  • 会社帰りのご飯の誘いに、「向井さんは行きますか?」向井が行くと答えると「じゃあ行きます!」(河西と二人じゃ緊張しちゃうけど、3人ならいっか。の意味だったらしいけど)→めっちゃ思わせぶり!
  • 河西とタクシーに乗り込むとき、かなりチラチラと向井くんに助けて欲しそうな視線を送っていた。→いや、めっちゃ助けての視線だと思ったよ!向井くん乗り込んできて「じゃま~!」って思うなら、もっとルンルン二人でタクシー乗りなさいよ!
  • 河西が、中谷さんのイヤリングを「何それ、イカの卵みたい」と、からかってちょっかいを出していた。そこに向井くんが「失礼なこと言うなよ」と止めに入り、「似合ってますよ」と、フォローすると、嬉しそうな顔をした。→アクセサリーを褒められたら誰でもうれしい。(まぁ、それはそうだけど、その後の向井くん「本当に嫌だったら河西に注意するから言ってね」と、中谷さん「河西さんのああいうところ、ちょっと苦手です。でも、向井さんが助け舟出してくれるから大丈夫」←これはやりすぎ!
    あ、でも、「なにそれ、イカの卵~?」「ひどーい、もうやめてくださいよー」は普通にイチャイチャしてるだけって感じに見えたので、中谷さん嫌がってなかったと思う。
  • 「むか~いさんっ!」(ぴょこんっ)ってかわいく登場。→それは向井くんの主観(主観もあるけど、これは普通にこの子がぶりっ子なんだと思う。誰にでもやってる)
  • 「昔の彼女、上書きしてあげる」って言われた。→向井くんが元カノ引きずっているっていう事実があるだけ。(え~、元カノ上書きとか言われたら、何様?でもあるけど、そんなに俺のことを…!?って思う男はいっぱいいると思うな~~)

あと、洸稀の答え合わせのときに出てなかったことでも、もっと中谷さんは思わせぶりな行動してるぞ!

  • 向井くんがおすすめした曲をその日のうちに聞いて、翌日「夜通し聞いちゃいました~!」と言ってくる。→思わせぶり!
  • 「あのお店って、カレーが有名なんですね、食べればよかった~!」と言ってくる。(また連れてっての意味?)→思わせぶり!
  • 中谷さん「向井さん優しいし、結婚に向いてそうですよね?」河西「でも、結婚したい人と付き合いたい人って違うよね?」中谷さん「私は違わないと思います」→ん~、これは普通に会社の人誰でも褒めようとするかも。「優しい」ってワードは無難だし。
  • 誕生日プレゼントどうしようか悩んでた時に、向井くんが会社に戻ってきたら「向井さん!」ってめっちゃ嬉しそうな顔。(これだけで案外、男って落ちる)
    「向井さんしか頼れる人いなくて…」(いや、河西に頼れよ!喜んで買い物付き合ってくれるよ!)

って感じで、中谷さんは無意識に思わせぶりな行動しちゃう子だった、ってことみたいなんだけど、向井くんがちょっとマイナスな行動をしていたってのも実はあったのだ。

靴べらを却下した時に、「こっちの意見を全く聞かずに制限してくる人なんだぁ~…」って中谷さんは思った。

あ~これはマイナスポイントだね。でも、それであの場では従ったふりして、結局買ってるところが、実は中谷さんすごい気が強くて頑固なんだろな~、あのフワフワした感じは表の顔で…と思ってしまった。

洸稀の名言「女の子なんて人格はない」

その後、また洸稀に会った向井くんは、やっぱりずっと気になっていたことを聞く。

向井くん「守ってあげたいって言われたら、見下されてるって感じるっていうの、女の子ってみんなそうなの?」

原作と違う!
洸稀「あのね、女の子なんて人格はないの?人それぞれ!自分で考えて!」

洸稀の会社。同僚の環田(市原隼人)が、洸稀のイヤリングを褒める。

「アクセサリーを褒められて嬉しいだけ…」

実は洸稀も向井くんにはあんなにビシバシ言っているが、自分もこじらせ片想い中だったのである!

感想

これ、私原作読んでるので、中谷さんの態度がただの一方的な向井くんの勘違いだったとはどうしても思えず、こんなあざとくて思わせぶりな女いたら男は100%勘違いするぞ!?とモヤモヤしていたので、ドラマ放送されて、みんな同じ意見でよかった。

そして「守ってあげたい」っていうのが女は嬉しくないみたいに漫画では書かれているけど、私普通に嬉しい嬉しいけど?って思ってて、そこもめっちゃ気になってたから、守ってあげたいって言われて嬉しい女の人が結構いることもわかってよかった!

で、鹿の角を誕生日プレゼントで渡したところに、「人をオチ扱いするなんて、あり得ない!」と怒っている人が多かったんだけど、そこは、私は原作ではなんとも思わなかったんだけどなぁ。原作では中谷さんがもうちょっとふわふわした感じで、本当に天然っぽい感じだったから、同僚のみんなも、「えっ、シカのツノってどういうこと?中谷さん意味わかんねー!中谷さん、最高!」って感じで、向井くんを笑うというよりは、中谷さんが「何この子、天然じゃん」みたいな感じで笑われていたから、向井くんはそこは嫌じゃなかったと思う。

それで「思い出上書きしてあげたかった」って言われて嬉しくなっちゃって。

そう、ここが原作と違ったところ!

「向井さん怒ってます?」って中谷さんが向井くんの顔をのぞきこんで、顔が至近距離になって、それで向井くんは、思わずキスしようとするんだよ
それで中谷さんに

「あっ、そういうの困ります」ってのけ反られるの。

ドラマでは「付き合いますか…!」って言ってたけど、これはすごく嫌だなって思った!付き合いますかって何!?こっち告白してないんですけど!?それこそ上から目線ですごく嫌だわ!!
なんでここ原作と変えたんだろう。いい感じだと思ってて、その自分を好きな女の子の可愛いお顔が至近距離で自分を見つめてきて思わずキスしたくなっちゃうっていう方が自然だし、全然上から目線でもなく良かったと思うんだけどなぁ。

でも、他はほぼほぼ原作と同じだった。

あっ、でも最後の波瑠の名言!あれはドラマのオリジナル!

向井くんが「守ってあげたいって言われたら、上から目線で嫌な気持ちになるっていうの、女の子みんな?」って聞いたら、洸稀が「女の子なんて人格はないの人それぞれ!」っていうところ。これは名言だなって思った。

そして多分この「守ってあげたい」に対する意見は、「普通に嬉しい」っていう人もいるというリサーチがされてのこの洸稀のセリフ追加だったんじゃないかな?これを最後に入れておかないと、視聴者たちの中で”守ってあげたい論争”になりそうだから。

前情報なく見た人はヒロインが中谷さんのラブストーリーって思ったかもしれないけど、一話完結で毎回ヒロインとの恋がダメになっていくストーリーなんだよね。なんていうジャンルのドラマっていうんだろ?こういうの。

最後の向井くんの勘違いの答え合わせが凄く面白かった!毎回、向井くんが勘違いして恋愛がうまくいかなくて最後に答え合わせをしていくドラマ?と期待している人も多いと思うんだけど(私も最初に漫画読んだ時そうだった)、残念ながら、2人目からはそんなに勘違いとか答え合わせとかないです。

でも恋愛に対する考え方の”ズレ”みたいなのは毎回出てきて、それがあるあるな感じで面白いから、めっちゃオススメなドラマですよ~!原作も絵がオシャレでおすすめです!

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