キンプリ「Beautiful Flower」歌詞をめちゃくちゃ深読み考察解説!タイトルの意味?アルバムMr.5ジャケ写が”花”の理由とは?

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Beautiful Flowerについては、発売前に違う記事で書いていますが、こちらの記事では曲全体の歌詞についてめちゃ深読み考察をしていきます。
発売前に、YouTubeで一番の歌詞が公開され、その中に今までの楽曲の歌詞がちりばめられていると言う仕掛けがなされており、話題になりました。この時点では、どの歌詞が何の曲なのかを探して、ファンが発売までにワクワクして楽しめるようにと言う工夫がされていたと思います。

しかし最後の楽曲ですから、既存の歌詞を繋ぎ合わせるだけではなく、やっぱり新しい歌詞、そしてそこに込められたメッセージが欲しいですよね。ちゃんと最後まで通して聞いてみたら、2番からの歌詞には、ものすごくメッセージが込められていましたので、めちゃめちゃオタク目線で考察・解説します。
あ、めっちゃ長々と語ってますので覚悟してください。

※ブログへの歌詞掲載は著作権侵害になってしまうので、歌詞の全てを紹介することはできません。
歌詞サイトの歌詞全文と照らし合わせて見て活用していただけると嬉しいです。

こちらの記事では、King & Princeの「Beautiful Flower」という曲の歌詞について書いています。
作詞作曲:UTAさんです。

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Beautiful Flowerタイトルの意味

Beautiful Flowerは、ファンに向けた感謝を歌ったストレートな歌詞で、メッセージ性はわかりやすいです。

では、なぜタイトルが「Beautiful Flower」なのでしょうか?

Beautiful Flowerが収録されている5人で出した最後のベストアルバム「Mr.5」のジャケ写は色とりどりのお花でした。
そして最後の曲がBeautiful Flower。
アルバムには、「花束」と言う曲も収録されていました。

なんだかこのアルバムには“花“に対する強いこだわりがあったように思います。(※花束は、メンバーそれぞれが好きな曲を4曲ずつ選び、海ちゃんが花束を選曲したということがわかったので、アルバム全体に共通したメッセージではなさそうです)

ジャケ写使われている花は色々なカラーのお花で、もちろんメンバーカラーのお花なので5人(ピンクのお花もあったので6人かな)を表しているんだな、ということはわかります。

でも、じゃあどうして花なのか?

花と言うのはもちろんとても美しいものですが、その美しい時期には限りがある。命はとても短い。

King & Princeの5人(6人)がKing & Princeとしてファンに色とりどりの世界を見せてくれた時間は、たった5年と言うあまりにも短い時間でした。

私は、花の命の短さと、King & Princeがファンとともに駆け抜けた時間とを掛け合わせて表しているのではないかな?と思いました。

種を巻かれている時期は誰にも知られることなく、それでも人知れず耐えて頑張ってやっと芽を出して、着実に茎をのばし葉をつけて、そして花を咲かせる。


花を咲かせている期間はとても美しく、みんなに見られて、最高の時間。しかしその彩られた時間には期限がある。いつか終わりを迎える。そしてその時間はとても短い。花が枯れてしまえば、目に見える美しさはなくなってしまう。

しかし、この美しさは人の記憶に残る。短い間に精一杯咲いたからこそ、儚くて美しい。その美しさに心救われたことを、感動をもらったことを、一生忘れる事はない。

そんな短いけれどもかけがえのなくキラキラした大切な時間を花に例えているのではないかなと。

出だしで平野紫耀くんのソロパート「愛と言う花を見つけ」といきなり「花」と言うワードが出てくる。そしてその花に「慣れない手つきで」そっと触れるのだ。

この「慣れない」と言うところだが、これはデビュー当時とか、もっと昔、ジュニアの頃のメンバーなのかな?と思った。そしてもちろんここでの「花」と言うのはファンを指しており、初めて自分たちを応援してくれるファンというものに出会って、そのファンと過ごすキラキラ輝く時間を見たときのメンバーの感動や不慣れからの戸惑い、でもすごく大切に扱おうとしていることが感じ取れる。

海ちゃんが、ジュニアの頃、もともと好きでジャニーズ入ったわけじゃないし、ずっとやる気なくて辞めたくて、先輩のバックについて踊るだけだった日々に、初めてファンレターをもらって、「自分を見てくれている人がいるんだ」ってすごく勇気が出て、それからすごく仕事やる気になった。そして、今でもそのファンレターは大事にとってある。

って話を思い出したな。

歌詞考察①後悔しても、自分だけのストーリーを

さて、タイトルの意味についてだけでも、ガッツリ語ったが、ここからは歌詞の意味についても、ガッツリ語っていこうと思う。
基本的には、ファンの感謝とか、夢に向かっていく希望を歌った歌詞、ということで、ストレートでわかりやすい歌詞についてはすっ飛ばして、マニアックなところを解説していきます。

1番は、わりと前向きな歌詞をつなぎ合わせて作られています。
しかし2番の出だしでは、いきなり「悲しい夜」や「憂いの空」などのネガティブなワードが出てきます。

「後悔だって僕だけのストーリー誇らしく前を向こう」
これは出て行く3人が、決して今現在、明るい道に飛び出していくのではない、と言うことをわかっているのだと思う。

King & Princeのメンバーとしてデビューできた人生、これは誰がどう見ても、誰もが羨む幸運。それを自ら捨てて出ていくなんて、普通は理解されない。成功する保証なんてどこにもない。「失敗した」と後悔しないとは言い切れない。

でも、それでも、自分だけのストーリーを描きに前に進もうとしてる。

誰かが用意した”絶対に成功を約束されている道”を安全に進むよりも、後悔するリスクを抱えても”自分で決めた道”を進みたい。そういうことなのだろう。
その後悔も含めて、自分だけのストーリーだから。

「小さな希望にこそ大きな花が咲く」
3人が抱いている大きな野望を叶えるのはとても難しい。希望の光は小さいかもしれない。だけどそれを叶えた時こそ、大きな花が咲く。そういった花こそ美しい。そんな世界が見たいから、きっと3人は出て行くんだ。

「もしも君がcry、cry(泣いてしまうときには)僕がそばにいること 思い出してほしい この花のように…」

一緒に見た美しい花(景色)はもう見えないけれど、どこかで道端に咲いている花を見たときに、一緒に見たあの花の美しさはきっとみんなの脳裏に蘇る。そんな時に、もう見えないところに行ってしまった僕だけど、心はそばにいるって思い出してほしい…。
そんな意味なのかな?

歌詞考察②この曲の一番のメッセージ!!「一度きりの自分の人生だから」平野最後のブログと同じ

そして私が1番好きな歌詞、そして曲の一番盛り上がるところ。

「さぁ踏み出そう一度きりのOnly one Life」

これが、この曲の一番伝えたかったメッセージなんじゃないかな?

最後の平野くんのブログ、「自分を1番大事に。あなたの人生はあなたのものだからね」と言う言葉とメッセージが同じだよね。

この1文は旅立っていく人が言っているセリフで、その前の「大きな愛で」のところが残る2人とファンのセリフ。
「大きな愛で見守ってるよ、送り出すよ」って言う意味。

ここはみんなが畳み掛けるようにかぶせて歌ってて、めちゃめちゃ盛り上がるところなんだけど、

「Smile Smile」のところにかぶせて歌っている歌詞が「いつもどこかで見てるから」って言う歌詞なんだよね。

だから残る側の視点と出ていく側の視点で交互に歌っているような感じ。

「一度きりの人生だから、踏み出そうよ」

「うん、大きな愛で送り出すよ」

って感じで。

歌詞考察③英語部分の和訳 usじゃなくてmeの理由

そして英語の部分。

「あなたは私の太陽、笑って笑って」→この”あなた”はファンの事だねきっと。
「素晴らしい未来が私を待ってる。私たちはいつもあなたのそばにいるから、あなたがどこにいてもね。」→これは5人がファンに向けて言ってくれているセリフかな。

そして注目してもらいたいのは

「A great future will wait for me」

usじゃなくてmeってとこ。

出て行く3人は複数形だから本当は「私たち」で「us」なんだけど、そこをあえて単数形の「me」で表現しているところなのだ。

これの意味はね、

たまたま出て行く3人が3人だったけど、そこは誘い合わせて出て行ったわけではなく、あくまでも3人個人がそれぞれ1人ずつ、出て行くことを決めただけ。

そしてもっと言えば、残る2人も「2人で守る」と言う決断をしたものの、それもやっぱり2人で相談してそう決めたのではなくて、それぞれの決断で、その2人の意思がたまたま一致しただけ。

それは、やはり”個の決断”なのだ。

「世界に出て挑戦したい」と言う決断ばかりが注目されてしまって、それを無責任だとか残される2人がかわいそうとか責める声もあるけれど、「日本のファンに向けてアイドルとして生きていく自分の人生を捨てられない。だから3人と一緒には行けない」と言うことを決めたのも、それもまた個の決断なんだ。

だからみんながそれぞれ、自分の人生を自分で決めた。
自分を大事に生きていく。
だからここは単数形のmeなんだと思う。

そしてそのすぐ後に

「そうさ、僕らを待つbrighter future(より明るい未来)」
ここが「僕ら」と複数形になっているのは、そんなそれぞれの決断をした5人それぞれ全員に、明るい未来が待っているといいな、と言う願いなんじゃないかなと思う。

考察 サビの「Smile」の音程の変化=迷い→吹っ切れるの気持ちの変化

最後に、ものすごいことに気づいた。これは、歌詞ではなく、メロディの考察だ。

サビの「Smile Smile Smile Smile」と4回歌うところ、お気づきだろうか?

一番ではこの部分が、最初のSmileSmileで音程が上がって、次のSmileでいちど音程が下がってから、もう一度上がっている。

これは一歩進んで、でもまた一歩戻って、そしてまた一歩進む…夢に向かって上っていくことに対して、迷いがあることを表現しているように思える。

それに対して、2番のこの部分では、「Smile、Smile、Smile、Smile」と4回、全て音程が上がっていくのだ。

これは迷いが吹っ切れて、淀みなく上に上にと駆け上っていく様子を表現しているのではないか?

そして1番は伴奏がかなり静かだったのに対して、2番のこのサビの部分から伴奏が大きくなってパーン!と未来が開けたような盛り上がりを見せるのもまた、効果的である。

その後に、平野くんのソロで「もしも君がcry、cry、cry、cry」と言うところがあるが、これは1番と同様に、いちど音程が下がっている。「cry」とネガティブな感情を歌っているところだから、ファンが、3人を応援しよう!と心に決めたのに、やっぱりまた泣いてしまう…というような、気持ちの浮き沈みを表現しているのだろう。

そして大サビに入って、「Smile、Smile、Smile、Smile」のところが実に4回も繰り返されるのだが、その全てが、4回とも音程が上に上がっていっている。

終盤にかけて、畳み掛けるようにメンバーがかぶせて歌い、「Oh,Oh」のところも力強い。ハーモニーもすごい。ゾクゾクと鳥肌が立つような盛り上がりを見せる。
そしてしきりに「未来は輝く」と歌っている。

そして、最後の最後は、メンバー一人ずつのソロで、ファンへの感謝と愛を囁くように歌い、消えるようにしんみりと曲が終わる。

この曲を通して聞いてみると、メロディの変化だけで、

脱退を考え始めるが、迷いもある

失敗するかも…でも、それでも行きたい道へと進みたいんだと自分を鼓舞する。

もう迷わない!踏み出そう、一度きりの人生へ!未来はきっと輝いている!

だけど、本当にこれでお別れだね。やっぱり寂しいね。でも、本当に本当に感謝してるよ。ありがとう。

という気持ちの変化をありありと感じとることができる。

メロディの変化だけでここまで表現できるのは、本当にすごいと思う。

まとめ

たった2回のテレビ初披露曲で、最後の歌唱。だけど、きっとこの曲は多くの人の記憶に残ったことだろう。

King & Princeが見せてくれた美しい景色と同様に。

普通の曲は4分くらいだけど、この曲は5分を超える超大作。あ、ここにも「5」。
「Mr.5」は5周年の5であり、5人の5であり、きっとこだわった数字。だから、5分の曲にしたんだったりして?

今までの曲の歌詞を入れて、ファンとの軌跡をたどるという遊び心もふまえながら、静かな歌い出しから、一気に華やかに色付く大サビ、フェイクやハモリでの畳み掛けで、5分という長さを忘れてしまうくらいに惹き込まれる曲です。

King & Princeの5年間の集大成といっていい曲です。

また、ソロパートは、平野さん13回・岸さん9回・髙橋さん7回・神宮寺さん6回・永瀬さん6回となっており、すごくソロパートが多い曲でもあります。特にもう聴くことのできないかもしれない3人の歌声は、じっくりと耳に残しておきたいもの。一人一人の歌声をじっくりと聴き込める曲です。

そして、5人のハーモニーもまた、もう聴くことはできません。サビでは5人で歌うところ、二人ずつのハモリなど、いろんなパターンを披露してくれています。(私的には岸くんと神宮寺くんが力強くハモるところがすごく感動する)

歌詞考察は、私の妄想による偏見たっぷりですが、「花」がファンとの時間を例えているとか、「Smile」のところの音程の変化で気持ちの変化を表しているとか、かなり自信のある考察となっています。

今後、この曲を廉くんと海ちゃんの二人でも歌っていくのか、それとも”幻の名曲”となるのかわかりません。

でも、たった2回だけの、Mステ、VENUE101のBeautiful Flowerの歌唱を、私は忘れることはない。

もう5人の姿を見られないとしても、5人が見せてくれたこのキラキラした5年間を忘れることはない。
彼らは確かにそこに存在していた。
私の人生の中の切り離せないところにいた。

ずっと忘れないよ。

「君と残した足跡は 僕らが存在した証さ」

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