「おカネの切れ目が恋のはじまり」名言集 最終回は度のセリフも三浦春馬への追悼の言葉に聞こえる…

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三浦春馬さんの最後の作品であるドラマ「お金の切れ目が恋の始まり」。

代役を立てずに、4話で最終回という形となりました。

 

最終回は、三浦春馬さんが出てこず、亡くなった後に脚本が書き換えられ残されたキャストで撮影が行われたのだろうと放送を見て気づきました。

 

そのため、最終回のストーリーは突然いなくなった慶太(三浦春馬)をみんなが思い出し、「どこに行ったんだろう?いつ帰ってくるんだろう?」と思いを馳せるセリフが多くありました。

 

そのセリフのどれもが、三浦春馬さんへの追悼の言葉のように聞こえました。

 

主役がいない最終回と言う前代未聞の形であれ、三浦春馬さんの最後の作品をちゃんと世に出さなくてはならない!と言うスタッフの心意気を感じました。

 

とても良いドラマだったし、セリフも刺さるものが多くあったので、ここに書き留めておきます。

 

そして最終回だけでなく、1話から心にぐっと刺さるような名言がありましたので、名言集としてまとめました。

 

今、辛い気持ちを抱えている人の心に届く、強いメッセージになるかと思います。

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カネ恋1話名言「人に相談できないから、1人で抱えてもっと苦しくなる」

1話は、貧乏な実家への仕送りのために小さな横領をしてしまった板垣(北村匠海)のお話でした。

お金持ちで浪費家の啓太(三浦春馬)には、そんなに危ない橋を渡って小さな金額を得るメリットが分かりません。

 

しかし玲子はそんな慶太に

 

玲子「お金の悩みの1番の切なさは、人に相談できないことです。うしろめたくて、頼れなくて、ひとりで抱え込んで、もっと苦しくなる。」

 

 

玲子のこのセリフは、4話のお父さんの話の伏線となっていました。

 

玲子の父親は、玲子にテニスの英才教育を受けるため、会社のお金を横領していました。

「金のせいで、夢をあきらめさせたくなかった」と父親が語っていたように、誰にも相談できずに悪事に手を染めてしまったのでしょう。

 

今の玲子は、その父親の気持ちをしっかりと理解しているのですね。ちゃんと見返してみたら、この玲子のセリフの時に、後ろでお母さん(南果歩)がとても切なそうな顔をして玲子を見ていました。

しっかり伏線張ってました。

 

カネ恋2話名言「コンコルド効果」

 

玲子がマリアと話すシーン。

マリアは婚約者に対して不満を持ちながらも、「3年も費やしたのに、ここで結婚やめたら、次はもっと落ちる」と言う理由から結婚やめられない。

 

玲子「それはコンコルド効果(埋没費用効果)。

その投資が損失につながることがわかっているのに、投資を止められない。

これまでに費やしたお金や時間、思いが、ただの浪費だったと認めたくないから。

これまでの思いがゼロになってしまうのは悲しいから。

 

カネ恋3話名言「少しくらいほころびがあった方が、人間らしくて素敵です」

 

結婚していたことがバレ、「詐欺師」と誹謗中傷を受け、雨の中憔悴する早乙女(三浦翔平)に、玲子が傘をさしてあげるシーン。

 

早乙女「君が昔憧れてくれた俺は、もういない」

玲子「それでも、私は早乙女さんが好きです。

もし今がどん底に思えていても、きっと浮き上がってこれます。私がそうでした。それに、完璧な早乙女さんより、少しほころびがあった方が人間らしくて素敵です

 

思い詰めてしまう人って、真面目で完璧主義な人が多いです。

「完璧じゃなくていいんだよ」「だめなところがあった方が人間らしくていいよ」と言う言葉は、とても胸に刺さりますね。

 

カネ恋4話最終回の泣けるセリフいろいろ

4話最終回では、冒頭のシーンから慶太がふらっとどこか行ってしまって会社にも来ておらず、「どこ行っちゃったんだろう?」と皆が慶太に対して思いを語るセリフがたくさんありました。

 

同僚たち「全然仕事しないけど、いないとなんか寂しいんですよね…

 

富彦(草刈正雄)「あいつには才能がある。俺とは違う、人を笑顔にする才能が生まれつきある。だけどあいつには会社をつがせるつもりはない。あいつは責任など背負わせない方が、輝ける。あいつは今まで…」

 

草刈正雄さんの憔悴しきった表情が、本当に見ていて辛いほどでした。

ドラマの中では、まだいなくなって2日しか経ってない設定ですので、そこまで心配するのも不自然と思えるほどでした。

ドラマの中でも、慶太が死んでしまっているのかな?と心配になりました。

草刈正雄さんは、実の息子をなくしていますよね。自分の思いを重ねるところがあったのでしょう。

 

ずっとトップに立ち続けるプレッシャー等あったのでしょうか?

 

慶太の母親(キムラ緑子)「けいちゃん、ママはいつだってけいちゃんの1番のファンだからね」

 

 

玲子「もともと”住むところが決まるまで”とうちに転がり込んできただけですから、もう戻ってこないかもしれませんね…」と寂しそう。

板垣「ほんと迷惑な人だったけど、一緒に働いていた頃から迷惑をかけられっぱなしだったけど、やっぱ嫌いになれないんですよね、あの人って。すぐヘラっと笑ってひょっこり帰ってきますから

 

ドラマの中でキラキラの笑顔で輝いている三浦春馬さんを見ているともうこの世にいないなんて本当に信じられません。本当に普通にひょっこり帰ってきそうな気がする。

 

玲子は、富彦にばったり会い

富彦「うちの息子がご迷惑をかけてすいません」

玲子「猿渡さんが来てから、母はとても楽しそうなんです。猿渡さんがいてくれるだけで周りの人が笑顔になるんです

 

富彦「あいつは君のことが好きなんだよ」

玲子「何もかもが噛み合いませんが」

富彦「私と妻もそうだよ。だけど、彼女がいると楽しい。あいつにもそばにいると笑顔になれる、そういう人がいて欲しいと思う」

 

家に帰り、玲子は父親から送られていたお金を見つけてしまったことを母親に打ち明ける。

母親が、ずっとそのことを隠していた理由は

「だって、それを知ったら、あなたはお金を返しに行くでしょう?お金を返しに行ったら、お父さん生きがいがなくなっちゃうんじゃないかと思って。玲子にお金を送ることがお父さんの生きがいになるなら、どこかで生きていて欲しいなと思って

 

 

 

玲子は縁側に座り、ロボットの猿彦に語りかける。

「どうして私は、こんなにもあの人のことが気になるんでしょう…。思えば、出会った時から果てしなく迷惑な人で、だけどいつも優しかった。隣にいると気づかないけど、隣にいないと…。正直心配もするし、どうしてか、寂しいみたいです。会いたいみたいです。つまり、私はほころびを繕っているうちに、猿渡さんのことを…

 

そしてラストでは、眠っている玲子のところに蛍が飛んできて、ドアが開き誰かが入ってくる。

玲子がそれに気づき、微笑んでうなずく。

 

きっと慶太が帰ってきたのだろうと思わせるようなラストでした。

 

しかし、受け取り方が多分人それぞれで、今の技術を持ってすれば、撮影していた三浦春馬さんの映像を使って、最後のシーンを作ることができたんじゃないかと思います。それをしなかったことに、どういった意図が含まれているんだろう?

 

蛍と言うのもなんだか死を連想するような切ない演出だったと思います。

 

この最終回は、共演者たちが三浦春馬さんに伝えたい言葉を伝えるために作られたものだったのかなあと思いました。

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