ネットフリックス嵐ドキュメンタリ「voyage」1話の内容と感想 ファンが「見たくなかった」と悲しんだ理由とは?

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松潤の「自分の本当に愛するものをこの手で…」とか櫻井翔さんの「机を叩いて怒鳴ったこともある」など刺激的なワードとシリアスなメンバーの表情のCM。

Netflixの嵐のドキュメンタリー番組「voyage」では何が語られるのか、その内容をまとめました。(感想多め、というかほぼ個人的見解)

 

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ネトフリ嵐ドキュメンタリー「voyage」を見た人の感想

 

私が、え?え?どんな内容なの?見たい!見たい見たい見たいーーー!!

となったのは、ツイッターのみんなの感想が荒れてたから。

 

 

これが普通に「松潤かっこいい!」とか「嵐の中の良い姿が見れてうれしい!」とかだったら、見なかったかもしれない。

普通じゃない、いつもとは違う、テレビでは見られない嵐の姿がそこにありそうな様子だったので、これは見なくては…!と思いました。

 

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笑顔の活動休止会見の裏の顔

1年前の2019年1月27日は日曜日で、私は子供と一緒に友達の家に出かけていた。

夕方に帰ってきたら、旦那に、「嵐活動休止だって」と言われた。

だから、自分では見逃しているけど、テレビで速報が入ったのだと旦那に教えてもらった。

 

嵐がいなくなっちゃう!と言うことにショックを受けたのもそうだが、やはり真っ先に頭をよぎったのは「嵐もまたSMAPと同じように船影原因で解散したと言われるのではないか」と言う事。

 

 

夜に全員で記者会見をすると言われて、おろおろしながら家事をこなしてその時を待った。

 

でもいざ記者会見が始まってみたら、あれ?なんかすごく和気あいあいとしている。

SMAPがスマスマでスーツを着てこわばった表情で廊下に立たされて罰を受けている子供かのように直立不動で立っていたあの姿とは全然違い、嵐の5人はラフな服装で自由に身振り手振りを踏まえて話し、笑顔もあった。

 

なんだ、本当にちょっと疲れてお休みしたいだけなんだ。待っていればきっといつか戻ってくるんだ。そう思った。

 

その後のZEROでも翔くんが「絶対に帰ってきます」と力強く言っていて、その時期とかも実は大体決まっているんじゃないかな?と思わせる位の自信のある表情だと感じた。

 

 

だけど…

 

 

記者会見が今まさに始まろうとしている舞台袖で、暗い表情でいるメンバー。スタッフに「よしいきましょう!」と言われた途端、みんなが笑顔作り、会見場に入っていった。

 

まさに“スイッチを入れた“と言う感じ。

 

その他にも、会見後に楽屋に戻って会見の映像をテレビで見ているメンバーたち。みんなすごく重くて暗い神妙な表情、相葉くんはとても寂しそうな顔に見えた。あーもう発表しちゃったんだ、現実は代えられないんだよな…と言うような。

 

 

 

つまりあの会見でのメンバーの笑顔も、なごやかな雰囲気も、全部作られたものだった。演技だった。嘘だった。

(こんな言い方は、あまりに悪意があるけど)

 

だってその演技も嘘も、ファンを騙そうとしてやったわけじゃない。どうしたらファンを安心させてあげられるか、これ以上ファンを悲しませずにいられるか、考え抜いた上での行動だったんだと思う。

 

 

じゃあなぜ今になって、「本当は違ったんだよ」と言う現実をファンに見せるのか?

 

 

それはやっぱり、そんなに簡単に笑って受け入れたわけじゃないって言うことを知ってもらいたかったんじゃないのかな?

嵐にとって嵐はなくなっても大丈夫なものだったのかと思われたくなかったんじゃないかなぁ?

 

大野「もう十何年前から辞めたかった」

大野くんが「(辞めたいと思うようになったのが) 3年前位からって会見では言ってたけど、本当は10何年も前からだからね…」と言っていた。

 

ここの言葉が、なんて言っているのか本当に聞き取りづらくて何度も巻き戻して聞いた。

すごく聞き取りにくかったのは、多分この時すでに大野くんがもう泣いていたから(泣くのを必死に我慢していたから)、声が触れてしまっていたんだと思う。

 

カメラアングルも正面から撮っていなくて、斜め後ろ45度位。

その背中がほんの少し震えているように見えて、本当に胸が痛くなった。

 

 

 15周年の時のハワイで大野さんが号泣した映像は、結構テレビでもやっているので見たことがある人も多いと思う。

あの時、ずっと辞めたがっていた大野くんがここまで嵐を続けて来れたことにあんなに感動して、嵐の危機はもう回避できたんだなと思った。

だけど違ったんだね。

 

 

たぶんあの時は、本気で「ここまで続けて来れてよかった、これからもこの5人で続けていきたい」って思ってくれていたと思う。

その思いは5人とも同じだと思うけど、なぜあんなに大野くんだけが泣いたのか?

それは多分、あの中で大野くんが1番続けていくことを辛いと思って頑張ってきたからなんじゃないだろうか?

 

辛いことをやり遂げた時ほど、涙って出るもんね。

 

例えば自分が大野君だったら…と考えてみる。

もともとデビューの時から全然乗り気ではなかったし「いつ逃げよう」と思っていた大野くん。

だけどあれよあれよと言ううちにハワイに連れて行かれ船に乗せられ、気づいたら華々しくデビュー。

多分ここまでの流れは、当時子供だった5人に止めることはできなかった。

というか、ワールドカップバレーの期間限定ユニットだと思っていたのに、気づいたらそのまま継続だったという流れなので、たぶん何もわからないうちにどんどん話が進んで行っちゃった…というのが本当のところ。

 

 

そして走り続けているうちにあっという間に10年。

10周年の時も「5 × 10」などを出しユニバーサルをしていたので、7年目8年目9年目位からは「10周年に向けて…!」と言う周りの圧があったと思うから、とてもそんな状況で「辞めたい」なんて言い出せない。

 

 

やっと10周年が終わったと思ったら、今度は15周年のアニバーサリー!? (小刻みすぎる…っ)

ほぼ余力だけで15周年にたどり着く。

 

ハワイで号泣して感情MAX。(多分ここで燃え尽きちゃったんだと思う)

 

 

だけど5年後には20周年が控えている。この年になっての5年なんて本当にあっという間に過ぎる。

 

 

もし20周年まで頑張ったとしても、きっとまた25周年記念が来る。そして30周年記念。終わることがない。ずっと続いていく…。

 

 

 

プッツン…

 

 

 

それで糸が切れた。

 

多分このままずっと「がんばれ、がんばれ」と言われ続けていたら、大野くんは鬱になってしまっていたかもしれません。

 

 

大野君「辞めたいと本格的に思ったのは2006年ごろ」

では大野くんは、なぜそんなに嵐を続けることが辛かったのでしょうか?

それはそもそも、途中から嵐が嫌になったのではなくて、大野くんがデビューの時からジャニーズを止めたがっていたことが原因なのでしょう。

 

 

これも有名な話ですが、嵐のデビューが決まった時にやる気満々だったのは松潤と相葉ちゃんだけ。

 

翔君はもともと学業優先一家で育ってきているため、ジャニーズに入るのも「一時だけ」と言う条件で両親に許してもらったのだそう。

ニノは確か「演技の方面でやっていきたい」と言う思いがあって、ジャニーズの退所を望んでいたんだとか。

 

そして大野くんもデビューが決まってから「ずっと逃げようと思っていた」と語っています。

 

それでも現在は、二宮さんは俳優としてたくさんお仕事があるし、翔くんもインテリ系を生かしたキャスターとしての仕事につながっているので、辞めたいと言う気持ちは消えていったのでしょう。

 

大野さんも、絵を書いたり釣りをしたり、好きなことが仕事につながっているように私たちから見ると見えますが、多分こういったクリエイティブな天才タイプは私たちとは考え方が違うのでしょうし、絶対的にその好きなことに費やす時間が取れない位に忙しいのでしょう。

私たちのような一般人ですらも、嵐の番組を全部チェックしようとしたら時間が足りなくて録画がどんどん溜まってきてしまいます。その編集された1時間を見るだけでも時間が足りないのに、その1時間を作るために彼らはもっとたくさんの時間を費やしているんですものね。

私たちに「嵐の番組見よう~っと!」とささやかな楽しみを与えるために、彼らがどれだけ体力をすり減らしている日は、私たちの想像できるものではありません。

 

 

デビュー当時からアイドル活動に乗り気ではなかった大野さんですが、本格的にジャニーズを退社したいと考え始めたのは2006年頃だったと語っています。2014年11月7日放送の『嵐 15年目の告白〜LIVE&DOCUMENT〜』(NHK)より。

 

 

嵐といえば、松潤のドラマ「花より男子」が社会現象になったことで、その勢いで嵐と言うグループもトップに上り詰めましたね。

その「花より男子」の放送が2005年。そこから瞬く間に忙しくなったと言うことで、2006年に止めたいと考え始めるようになったのは時系列的にも一致します。

 

voyageの番組内中で語っていた「辞めたいと思ったのは10何年も前からだから」と言っていたのも、2006年のことであれば14年前。これもまた一致します。

 

デビューの時からやめたかったのであれば、「20年前から」と言うはずなので、あえて「10何年前」と言うからには、「辞めたい!」と強く思うようになった瞬間が、明確に大野さんの中の記憶にあるのでしょう。

 

 

櫻井「机を叩いて怒鳴ったこともあった」

 

この翔君の言葉、CMでも使われていてすごく気になっていた。

え?怒鳴ったって誰に対して?大野くんに対して?

 

大野くんが今までずっと辞めたいと言う気持ちを抱えながらも頑張ってきた事はメンバーもわかっていて、「そうだよね」って受け入れてくれたと言うような話を聞いていたので、正直これにはびっくりしました。

 

 

「単純に、10何年前から辞めたいと思っていた人間だから、そこでいろんな状況もあり、俺の感情をわかってくれる4人がずっといた状況もあったから。何が感謝って、俺がこういう思いでいるということを早くから受けとめてくれていたのが4人だった。単純に感謝しかない。『何で、そう思うの?』って会話もないぐらい、率直に『リーダーそうだよね』って解釈をした4人って感覚かな。俺の中では(4人は)そこまで思ってくれていたんだって」

1月3日放送の「嵐ツボ」(フジテレビ系)

 

最初に大野君が気持ちを切り出したのは、4人を集めて一斉に、と言うことでしたよね。

会見では「相葉くんは翔君の隣に座っていて、びっくりして椅子からひっくりかえって転げ落ちていた」と言うことで、ニノは「自分の誕生日を祝ってくれると思って行ったのに、違う話だったからびっくりした」と記者を笑わせていました。

 

会見の場だったので、ちょっと面白おかしく話したのでしょうが、実際では番組内の映像のように4人はこわばった表情で固まっていたんじゃないかなと思います。

 

さらに「メンバーで何度も食事に行ったり、お互いの家を行き来したり、5人でも話をしたし、各々でも話をしたし、何度も何度も話し合いをしてきたと、会見で語っていましたよね。

 

それだけ何度も話し合いをして、簡単には答えを出せなかったのですから、その中で話し合いが荒れたこともあったのでしょう。

 

 

翔くんが話しているので、翔くんが机を叩いて怒鳴ったのかな?と思いますが、

 

「机を叩いて怒鳴ったこともあった。そういう風にはしないようにと努めてきた我々が

 

と言っていたので、怒鳴ったのは1人ではないかもしれません。

 

「なんで辞めるなんて言うんだよ!?」と4人が怒鳴ったのかもしれないし、

「もう限界なんだよ!」と大野くんが怒鳴ったのかもしれません。

 

“仲が良い“と言われ続けてきた嵐。

だけど「いちど喧嘩したら終わり」と言っていた嵐。

 

怒鳴ったり喧嘩したりしないように“務めてきた“嵐が、それぐらい感情的になって話し合いをした。

それで出した結論。

 

これはもう覆すことができないのかなあと思います。

 

櫻井「手が震えて書けなかった」

櫻井「忘れられない。事務所だったけど、AパターンBパターンCパターンDパターンEパターンの選択肢、活動休止にするか、はたまた解散かみたいなパターンを俺がホワイトボードに書いた時がある。手が震えて書けなかった」

 

選択肢、かなり多い。その中に、きっと「4人で活動を続けて、大野君を待つ」とかもあったんだと思う。

 

櫻井「難しいよね、35も過ぎた大人がそれぞれだからさ、話し合ったところでそれぞれにそれぞれの結論っていうのが出てるから、それは”調整”していくっていうことになるんだけど。まぁ、そういうの嫌いじゃないって表向きの性格もあるんだろうけど…(涙ぐんでいる)」

 

それぞれの結論を曲げることはできない。だから“調整“することしかできない。

その調整した結果が、「解散」ではなく「活動休止」と言う言葉を選んだと言うだけのような気がします。

 

 

去り際

松本「この発想って、日本人なのかなぁ?どっか散り際みたいなの、そういうことを考えるんだよね…」

二宮「有終の美をどれだけ飾れるかっていうのは当然あるけれど、そこに焦点合わせちゃうと」

相葉「その日を迎えたら、ちょっと燃え尽きそうだなぁ(無理して笑ってる感じ)」

櫻井「ずっと思ってることがあって、灰になろうと思ってる」

二宮「燃え尽き症候群にならないように」

櫻井「燃え尽き症候群になろうとしてる」

二宮「俺みたいな人間はなっちゃうともう戻ってこない。ずっとゲームやってる笑」

 

翔くんと相葉ちゃんが同じようなこと言ってて、ニノは真逆なこと言ってるのが面白いなぁ。

これ、他のメンバーがどんなことを言っているのかは知らずに喋っていて、これだけリンクしているから面白い。

 

そして松潤はここでも、「ファンの求める散り際」みたいなものを考えてくれていそうな言い方。

 

恩返し

松本「自分のためだけじゃなく、今まで応援してくれたファンの人達のために絶対に何が何でも、どんな関係性になってもやらなければいけない」

 

大野「今はどういう気持ちなんだろうね?うんとねー、恩返ししかないか…」

相葉「やっぱ恩返しする時間なんだろうなって」

 

翔くんの言っていたホワイトボードに書いたいろいろな選択肢の中には、「解散時期をいつにするか?」と言うこともあったと思う。そこを2年と言う長い猶予期間をくれたのも、この恩返しの時間と言う意味になるのだろう。

 

 

何か“余命宣告“みたいだな。

お別れの時間までに、たくさんいい思い出作ろう、みたいな。

 

 

松本「本当に愛する者をこの手で殺そうとしている」

さらにCMに使われていて、かなり過激だった松潤のこの言葉。

 

 

この言葉から読み取れるメッセージは

もう嵐は戻ってこないんじゃないか…

と言うことです。

 

何年かお休みをしてまた戻ってくるなら、松潤だったら「信じて待っていて欲しい」とか言うと思う。

 

「ちょっと過激かもしれないけど、俺は本当に愛するものを自分の手で殺そうとしてるんだと思う。

その覚悟を持って1年間走りぬこうということだから。

今自分で言って自分の首が超重くなったんだけど…」

 

これがファンとの最後の時間だと言う覚悟を持って、残りの1時間を走り抜こうと。

それを言葉にしたことで、「本当に最後なんだ、本当に終わるんだ」と言う現実がのしかかり、ズシーンと来たと言うことなのでは…?

 

松本「俺は嘘ついてやってないって思ってるからさ。嘘じゃないって相手にも思ってほしいなって思うし。でもなんつうか…」

 

この言葉も何か引っかかった。

「嘘ついてやってない」と言いつつも何か歯切れが悪い。

「活動休止」と「解散」では、ファンに与えるショックの大きさが多少違う。

だけど、「無期限活動休止」はこのまま活動再開しなくても、言葉上では嘘ではない。

そしたらそれは事実上の「解散」なわけで。

 

それって、おもちゃが欲しいとだだをこねる子供に「また今度買ってあげるね?」とやり過ごし、内心では「そのうち忘れるだろう…」と企んでいる親の気持ちみたいなもの。

それって「その場しのぎの嘘」って言わない?

 

そういう迷いが、松潤の中にあるんじゃないだろうか?

 

 

 SMAPも解散の危機に陥ったとき、もちろん「活動休止」にしておこうと言う案は出たといいます。

だけど「活動休止だと、いつ再開するの?とずっと言われる。再開する気がないのに活動休止とするのは、ファンを騙すみたいで嫌だ。再開する気がないのなら、解散にしたい」と香取慎吾さんが主張したのだとか。(本当かどうかは知りませんが)

 

ファンにとってどちらが誠実なのか?とても難しいところだと思います。

活動休止にするのか解散にするのか、それを嵐5人に決定権があったのか?それとも事務所からの「こうしなさい」と言う指示があったのか、それによって大きく違いますが、もし5人が解散ではなく活動休止を選んだのだとすれば、残りの4人の中に「大野さんが帰ってくるのを待ちたい。帰ってきてくれれば、また再開したい」と言う願いのようなものがあって、それを信じたい気持ちに懸けたのだと思います。

嵐の曲メドレーみたいなので思い出が走馬灯のように…

冒頭のほうで、嵐が今までに発表した409曲がバーっと流れる。

PVだったり、ツアー映像だったりと一緒に。

 

全曲知っているわけではないけど、本当に自分の青春と共に一緒に大人になってきたんだと思える同世代のグループ。

 

かなり尺使ってメドレーで流してくれているので、自分の歴史が同時に走馬灯のように思い出されます。(たぶんこれあるあるだと思う)

この曲の時、こんなことあったなーとか、このドラマ大好きだったなとか、結婚式で使った曲!とか。

私が嵐を好きになってからは、後半の12年くらいだけど、本当に色々な思い出と共に嵐と一緒に成長してきたんだなーって。

 

やっぱ歌の力ってすごいなって思う。一瞬で記憶を呼び覚ますし、感情を揺さぶる力を持っている。

嵐が活動休止するからといって、芸能界からいなくなるわけじゃない。(大野担は悲しいかもしれないけど)

SMAPみたいに5人が共演NGになるわけじゃないから、今までみたいに同じ画面でメンバー同士の掛け合いを見ることも今後あるかもしれない。

 

だけど、個々は消えなくても、嵐がなくなると言う事はもう歌が聴けなくなるって言う事なんですよね。私は、SMAPもそうだったけど、アーティストとしての嵐がとても好きだったので、歌っている姿が見られなくなることが本当に悲しいです。

 

感想

番組を見て、既に見た人たちが「見たくなかった」と言う感想思っていた理由がわかった気がします。

一言で言えば、「嵐5人は、大野さんからの”自由な生活がしたい”と言う申し出を受けて、長いこと苦悩したが、それを受け入れ、嵐を終わらせる覚悟を持った」と言うことが伝わってきたから。

つまり、待っていても嵐はこの先も帰っては来ないのだと。

 

“一時的なお休み“ではなくて、“終わり“なんだと。

 

そもそも気づかなきゃいけなかったんだ。

 

ただのお休みだったら、帰ってくるまでの間を4人で守っていてもいいはず。

というかむしろ、大野くんが帰ってくる場所がなくなっていないように、その間は4人でがんばる!と言う発想になってもいいはず。

 

「5人じゃなきゃ」と4人がいい続けたのは、4人とも大野くんがもう戻ってこないと言うことをわかっていたからなんだ。

 

それが私の解釈。

 

全体の構成としては、5人をそれぞれ個々にインタビューして、その言葉をぶつ切りにして切り貼りした感じ。

ナレーションとかは入らない、だから彼らの言葉の意図が、「え?それってどういうこと??」と、分かりにくいにくい部分もある。

(翔君の”机を叩いて怒鳴った”も”誰に対して?”とか”何の話のときに?”とかの疑問が、これを見たからと言って解決しない)

 

 

同じドキュメンタリー番組でも、FODの「RIDE ON TIME」はほぼナレーターが心情を説明している。逆に、そのナレーターがなければ普通の映像になっちゃうかもしれないけど、ナレーターが入ることによって”秘めた苦悩”が裏に隠されていたという感じ無理やり持って行ってる感もある。

 

RIDE ON TIMEは、キンプリ出演のものを見ましたが、デビューからかなり順風満帆に入っているグループを無理やり挫折や苦悩に結びつけているという感想もありました。

 

ナレーションが入るということは、彼らが発した言葉以上のものを解説してくれるという意味ではわかりやすい。

 

しかし、番組サイドが作ったイメージに持っていかれるというデメリットもある。

 

 

だから嵐の5人の言葉だけを聞きたい、それを自分なりに解釈したいという意味であればこの演出で成功していると思います。

 

ただ、こちらが勝手に解釈するということは受け取り手にとって、感じ方は様々ということ。このドキュメンタリーを見て、「それは見たくなかった。言ってほしくなかった」という声もあれば、「嵐からの愛をすごく受け取った、こんなに愛されていて嬉しい」という声もあります。

 

あなたは彼らの想い、どんな風に受け取りますか?

 

 

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