平野くん主演ドラマ「クロサギ」の主題歌、King & Prince新曲「ツキヨミ」が10月1日(土)放送のオールスター感謝祭で初披露されました!
歌詞と歌割り、さらにドラマの内容と照らし合わせて、歌詞の意味を徹底考察&解説していきたいと思います!
目次
King & Prince「ツキヨミ」MV公開!
ツキヨミのMVが公開されましたーー!月夜のダークなイメージでクールの5人がとってもかっこいいです!!ツキヨミはラテン超の楽曲なので、妖艶でセクシーな雰囲気ですね!
今回の楽曲は、キンプリ初のラテン系。
このラテン系の曲調について、神宮寺さんは「Sexy Zoneの”バィバィDuバィ~See you again~”を初めて聴いたときのような、新鮮で異国を感じる楽曲だと思いました」のコメントしていましたよ。(サ・テレビジョンインタビュー)
King & Prince「ツキヨミ」MVの意味の解釈
MVの1番最後、紫耀くんが見えない壁に閉じ込められているような手の動きをしますね。カメラが引いていくと、ガラスの檻の中に閉じ込められているようです。これを踏まえて歌詞を見てみると、主人公の黒崎が自分で自分を見えない壁の中に閉じ込めてしまって、身動きが取れなくなっているというドラマの世界観を表現しているような気がします。
…と思ったら、この「見えない檻に閉じ込められている」の意味がちゃんと公式に紫耀くんから発表されていました。
え?
「ミステリアスな女性にハマってしまい、抜け出せなくなっていく」…?
そんなに吉川ちゃんにもう惚れてるの?いやいや、それだと下で書いてるドラマの世界観の歌詞の意味とちょっと変わってきちゃうから…!うん、聞かなかったことにしよう。
私の解釈では、
復讐に囚われて、自ら自分をがんじがらめにして身動き取れなくなってる孤独な男。愛してくれる人がいて、それを受け入れちゃえば楽に生きれるのに、死んだ家族のことを考えるとそれができない。
手を差し伸べてくれる人はすぐ隣にいて、簡単にその手を取れるように見える。でも、二人の間には見えないガラスの壁があって、決して触れることはできない…。
だけどそれは鉄の檻じゃない。ガラスの檻。もし勇気を出して飛び込めば、パリーン!と壊すことができる…
みたいなやつです!!
歌の歌詞の解釈なんて、聴く人によっていくらでもあっていいと思うから、公式に発表されてるのと違う解釈したっていいでしょ??
それにしても、紫耀くんの黒髪短髪、めっちゃカッコいいですね!!未満警察の時の紫耀くんみたい!
King & Prince「ツキヨミ」歌詞と歌割り
※ブログへの歌詞掲載は著作権侵害になってしまうので、こちらでは歌割り(このパートは誰が歌ってるの?)というところのみわかるように記載しています。
歌詞サイトの歌詞全文と照らし合わせて見て活用していただけると嬉しいです。
こちらの記事では、King & Princeの「ツキヨミ」という曲の歌詞について書いています。
作詞:いしわたり淳治 、作曲:中村泰輔・TomoLowさんです。
平野:潜んでいる街に~
海人:別々に
~誤魔化して何になる?
廉:すべて捨ててきた
神宮寺:心なんて ~
廉:もしも叶うなら
神宮寺:ろくでもない~
岸:憂いで沈みそうな~
(サビ)
平野:愛は要らない ~
岸:見つめれば~
廉:愛?~
海人:せめて今
神宮寺:君はこの嘘を見抜いて…
Blah Blah
海人:もつれた嘘~
岸:本当の~
平野:逃れられない~
廉:愛は要らない ~
神宮寺:見つめれば~
岸:愛?~
海人?:せめて今
平野:君だけは~
海人:君だけは~
平野:Blah Blah
King & Prince「ツキヨミ」歌詞の意味
ツキヨミは、ドラマ「クロサギ」の主題歌なので、当然ドラマの内容が歌詞に反映されています。
平野紫耀さん演じる主人公・黒崎は、過去に親が詐欺師に騙されたことで、家族を失い、詐欺師全般を恨み、詐欺師を騙す詐欺師“クロサギ“となりました。
もはや生きがいは、この世の詐欺師すべてを食い尽くすこと。それ以外は何もいらないし、誰も信じない。
そんな孤独が描かれた歌詞と特徴になっています。
しかし、物語のスパイスとなってくるのが、ちょっとした恋愛要素、ヒロインの吉川です。黒島結菜さんが演じます。
1話で、詐欺師に騙された被害者の娘として登場。そこから黒崎と親交深めていきます。吉川は真面目で正義感の強い人間で、黒崎がしていることを知り反発心を抱きながらも、黒崎に好意を抱いて近づいていきます。
黒崎は、誰も信じず孤独に生きていくことを決めているので、吉川の思いを知りつつもそれを拒みますが、この曲の歌詞からすると、とても心が揺れていることがわかりますね。
“別々に持ち寄った寂しさ“は、黒崎と吉川が同じ詐欺師に騙された被害者であると言うことです。そして、2人の境遇はとても似ているので、黒崎は吉川の家族にとても共感の感情を抱いたと思われます。しかしだからといって、
”愛=くだらない”とか”誤魔化して何になる?”とか心がすさんだ発言をしているのは、共感=単純に好意として受け入れるほど、黒崎は心が純粋ではなくなってしまっているのです。今まで傷つきすぎて、心にバリアをはるようになってしまったのでしょうね。
復讐のためにすべてを捨ててきた黒崎。もし愛を知ってしまったら、人間の心を持ってしまったら、“復讐“をやめたくなってしまうかもしれない。だから、愛なんていらない。それは、詐欺師に騙されて命を失った(?)家族を裏切ることになるのでは?と黒崎は自分を追い詰めているのではないでしょうか?
復讐を最後までやり遂げるために、人を信じたり愛したりすることを、自ら遠ざけているように思えます。
しかし、
”ろくでもない俺を消してくれ”とも言っています。“人を騙す“と言う行為をしている自分は、憎むべき詐欺師と結局変わらないのではないか?自分のしていることを虚しく思ったり、軽蔑しているような心も隣り合わせに持ち合わせているのかもしれません。
そして復讐を続ける自分を、誰かに止めてほしいという心の叫びのようにも聞こえます。
”その目で見ないで”と言っているのは、吉川の事でしょう。これ以上、吉川に近づいてしまうと、自分の心が壊れてしまう。自分の復讐に対する信念が揺らいでしまう。この時点でかなり吉川に対して心が揺れていることがわかります。
サビでは否定的な言葉が並びます。この短い言葉でつないでいく感じ。黒崎の心の焦りのようなものが感じ取れます。吉川と出会ったことによって、自分の心に迷いが生じてしまい、もう一度、孤独な自分に戻って復讐に専念するようにと、まるで自分に一生懸命言い聞かせているような。
そしてここ!めちゃくちゃ大事!
”愛はいらない、孤独でいたい、消えたい”とかなりネガティブなことを言っている直後に、「それでも未来消さない」と逆節!さっきまでは「ろくでもない俺を消してくれ」と言っていたのに、「未来」を生きたいと望むようになっているのです!
そして「せめて君だけはこの嘘に気づいて」の「この嘘」とは何かってことなんですよ…!
それが、「愛はいらない、孤独でいたい、消えたい」と言うのは、すべて“嘘“だと言うことなんです…!
つまり黒崎は、愛を求めているし、人を信じたいし、未来を生きたいと言う事なんですね!
その証拠に、その後には”深い闇が 砕け散って終わってしまえばいい…”と言っているのです。家族を失ったと言う傷が、黒崎にとっては逃れられない深い闇になっている。
しかしその闇がどうか終わってほしいと、心のどこかでは願っているのです。
そしてそれは、“本当の愛に触れること“。その本当の愛をくれるのは…きっと吉川なのでしょうね!
平野くんの少女漫画的な胸キュンラブストーリーはいろいろな作品見てきたけど、こういった心の傷を持っている主人公がだんだん心を開いていく…と言う愛の方が本物っぽくて、なんだか見ているファンとしては嫉妬しちゃいますね…!
黒島結菜さんは、れんれんともドラマで共演して、噂になっていたしなぁ。オールスター感謝祭では、平野くんにかなりそっけない態度で、見ているファン的には安心な感じだったけど。
ドラマ「クロサギ」、ある程度ストーリーは完結もので見やすそうだし、ヒリヒリした感じも面白そう。そこに主人公の心の闇と切なさと、その心を溶かそうとする恋愛要素が入ってきて、めちゃくちゃ私が好きそうな感じです!
私が今まで好きだったドラマ歴代1位が大野智さん主演の「魔王」なので。あれも、家族を失った主人公が復讐の鬼と化して次々に復讐をやり遂げていくのですが、主人公に好意を抱いている女の子(小林涼子)の存在が現れて、主人公が復讐を断念して普通に幸せになりたいと葛藤するところがまたすごくいいんですよね。平野紫耀さんは繊細な演技も得意なので、その辺の葛藤をどう描いてくれるのかとても楽しみですね!
「Blah」の意味
これも歌詞の意味の一環なんだけど、ここ、けっこう重要そうなので、ピックアップして解説します。
「ばかばかしいこと、たわごと」
「おもしろくない、つまらない」
直前で言ったことに対して「ばかばかしい!」と吐き捨てるような表現。
これは日本語で言う「とかなんとか」「とかいろいろ」といった感じで使われ、前に話したことの続きを省略するときに使う表現。
(前に話した内容に対して)特に興味がない場合やどうでもいいということを強調したい場合の表現。
歌詞の中で、「Blah Blah」の直前にあるのが、先ほど上記で解説した
君はこの嘘に気づいて
という1番のサビの最後と、大サビの最後、
君だけはその嘘を見抜いて
君だけはどうか気づいて
というところなんです。
曲の歌詞の中で、終始「愛なんていらない」と歌っていたのに、ここでだけ「(愛なんていらないと強がっている)その嘘を見抜いて」とつい本音が漏れちゃってるのです。
それをごまかす様に、
「なんてな…ばかばかしいぜ」
みたいなニュアンスだと思うんですね。
つまり、この曲の歌詞の中で一番伝えたいところは「自分の孤独をどうか気づいて」という本音と、その思いに素直になれない主人公の葛藤なのです…!
しかも、1番の歌詞が「君はこの嘘を見抜いて」だったのが、大サビでは「君だけはその嘘を見抜いて、君だけはどうか気づいて」となっているところがまた切ないんですよ!!
他の誰にも理解されなくてもいいから、「君だけは」って、もうすがるような思いで。やっとたった一人だけ、黒崎にも信じられる存在ができたってことなんですね…!
「Blah Blah」なんてごまかしてしまう黒崎のかたくなな心を、吉川が溶かしてくれるのか…見どころです…!!
もう、あれですな。捨てられて、人間を信じられなくなったノラ犬の心を、もう一度溶かすことができるか…!?みたいなやつですね。
コメント
1番とラストのサビの歌詞なんですけど、
1番は「君はこの嘘を見抜いて…」で上の歌詞はあってますけど、考察の部分が間違っています。このがそのになっています。
ラスサビは「君はこの嘘を見抜いて 君だけはどうか気づいて…」が正しいです。
色々とごっちゃになってしまったんでしょうね。考察してくれてありがとうございます!
おぉ!ご指摘ありがとうございます!ほんとですね!間違ってました…!
直しておきます!!
「その」と「この」があるのに気づいてなかったんですけど、気づいたらそこを言い換えているのにも何か意味があるんじゃないかな…とか深読みしちゃいます。
今のところ、どんな意味が隠されているのか分からないですが…。