中居×木村イチャイチャ小説 「渋滞の楽しみ方」

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音楽小説「言わなきゃわからない」をアップした翌日に木村拓哉がラジオ「ワッツ」で「しようよ」を流したから、その前にこの小説みたいに「ちゃんと話をしようよ!」ってやり取りがあったんじゃないか!?って本気で思っちゃった!

 

こちらは中居×木村つとぷイチャイチャ小説 プレゼント「言わなきゃわからない」の続編になります!




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木村サイド「渋滞の楽しみ方」

あれから俺たちは妙に気分がハイになってしまって、行き先も決めないままただただ車を走らせた。

深夜の高速道路を警戒に走りさらに気分は高揚し、二人ともいろんなことを話した。

そんな時間は、昔俺らがまだ高校生の頃、学校が終わって仕事場に向かう車の中で、二人して好きな音楽を聴いてただとりとめもなくいろんなことを喋って笑いあった頃を思い出させた。

 

こちらのエピソードはコチラ↓

中居が20年間を振り返って一番楽しかった木村との思い出

 

 

中居とこんなにいろんな話をしたのは、あの時以来かもしれない。

俺たち、いつから話をしなくなっていたんだろう?

毎日一緒にいすぎて、もう話すネタなんかもなくなってきたり、仕事が忙しすぎてそんな会話の時間さえ面倒だとか疲れるとか感じてしまったり。

 

 

だけど、そんな日々が続いていくうちに、俺らの関係は少しずつ変わってしまった。

面と向かって話をするのなんて、お互いに恥ずかしくてできっこない、言わなくなってわかってんだろ?ってそんな空気。

 

 

そんなすれ違いからいつしか俺たちの間に見えない壁ができてしまっていたんだ。

迂闊に近づいたらガツンと何かに当たってはねつけられる。

でも、今日俺たちの間に壁はない。

隣りにいる中居をすごく近く感じる。

 

 

俺はチラリと中居を見やる。

すると、中居はスヤスヤと寝息を立てていた。

 

つい10秒ほど前まで元気よく冗談を飛ばしていたというのに。全く子供かよ。

もうすっかり夜が明けて、軽快に走れていた深夜とはうってかわって通勤の渋滞が始まっている。

今こそ話し相手になってほしいのに、勝手なものだ。





もともと中居の運転で調子に乗って遠くまで走りすぎたというのに、帰りになると

 

中居「俺が半分運転したんだから、公平に帰りはお前な!」

 

と言って、早々に助手席に乗り込んでしまった。

 

 

テンション高い時に勝手にこんなに遠くまで人を連れてきて、眠くなってきた頃に運転代われってどこが公平なんだよ!

昔から中居は強引でオラオラ系なのに、茶目っ気たっぷりな笑顔でごまかすからいつも俺は許してしまうんだ。

 

 

渋滞でノロノロと走りながら、俺は中居の髪にそっと触れる。

かわいい寝顔で眠りこける中居をずっと見ていられると思った。

 

こんな時間もいいか。

俺は渋滞に感謝しながら、いつまでも家になんか着かなければいいと願った。

 

 

君はちょっとうたた寝を始めているのさ

そんな横顔見ると

 

二人ずっとここに 閉じ込められたいと

不意に妙な事を思ってしまうよ

 

出典:SMAP「渋滞の楽しみ方」作詞:森浩美、作曲:長岡成貢

SMAP「渋滞の楽しみ方」の歌詞全文はこちら

この曲は、カップルが海に遊びに行って、帰りの車で渋滞にはまったシーンを描いた歌。

「歩いたほうが早い!」

って車から降りる真似したり、

「やっぱりジュース買っとけばよかったのに~!判断甘いのよ!」

とちょっと強気な彼女。

かと思えば、助手席でうたた寝始めちゃったりとかなりの自由奔放ぶり。

だけど、そんな彼女の寝顔をずっと見ていたくて、このまま永遠に渋滞が続けばいいのに、なんて願ってしまうベタ惚れな運転手の彼氏(笑)

 

中居さんの天真爛漫ぶりと、それがかわいくて仕方のない木村さんの姿を重ねて聴いてみてね!

 





「渋滞の楽しみ方」はSMAP006のアルバムに収録されています。

 

中居サイド「しようよ」

木村「じゃ、気をつけて帰れよ。寝起きで大丈夫か?」

 

気がつくとあたりはすっかり明るくなっていて、木村の家の前に車は停っていた。

木村は車から降りて、窓から顔を入れるようにして俺の顔を覗き込む。

ここからは俺が運転して帰らないといけないのだ。

 

 

すっかり気持ちよく眠ってしまった。

なんだかとてつもなく心地よい時間だった。

それは俺たちがまだ子供で、照れることもなくじゃれ合っていた頃のような、眩しくてちょっとくすぐったくて心弾むような、それでいて体中に広がっていくような安心感。

 

 

中居「おぉ、大丈夫大丈夫!じゃ、またな!」

 

俺は元気よく、車を走らせた。

 

 

夜。

今日は木村は夜からの仕事だからゆっくりできると言っていた。

あ、そうか、今日は木村のラジオの日だ。





俺はボリュームを少し上げ、木村の声を聞いていた。

あぁ、明け方までこの声を間近で聞いていたんだよな。

この声をずっと聞いていたくて、とりとめもなく話しかけ続けた。

 

 

「やっぱり、俺アイツのこと好きだわ・・・」

 

 

しみじみと呟いてみる。

きっとこの思いは、ちゃんと伝わったよな?

 

 

その返事は、ラジオの中から届けられた。

そろそろラジオも終わりの時間だ。

 

木村「それではこの曲です。”しようよ”」

 

「しようよ」が流れたこの日の「ワッツ」レポはコチラ↓

木村拓哉ワッツ10月13日 お酒飲まなきゃ4時間くらい眠れない!映画「マスカレードホテル」の撮影スタート!




目を見れば分かるなんて

ちゃんと言わなきゃ分からない

君がいなけりゃ淋しい

出典:SMAP「しようよ」作詞:森浩美、作曲:Jimmy Johnson

 

僕はただ 君のことやっぱり好きで好きで

君はどうなんだろう?

もし僕と同じなら今から二人もっと

話をしようよ

出典:SMAP「しようよ」作詞:森浩美、作曲:Jimmy Johnson

SMAP「しようよ」の歌詞はこちら

SMAP「しようよ」はアルバム「SMAP007」に収録されています。

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