6月10日に発売となったKing & Prince「MazyNight」の歌詞の意味を分析解説していきたいと思います。
ドラマ「未満警察」の主題歌ということで、歌詞の主人公は本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)っぽいです。特に本間のほう。
でも、”相対するバディ”真逆の二人が惹かれ合っていく様、と解釈すると、実は”しょうれん”の歌なんじゃ…?とも思えてきます。
ドラマ放送前なので、ドラマの内容や本間や一ノ瀬へのキャラクターは私の想像によるところですが、たぶんこれで間違いなし!と思っているので、ぜひ読んでみてください。
目次
ドラマ「未満警察」のバディーの心情を意味している
「Mazy Night」は、ご存知のようにSexy Zone中島健人さんとキンプリ平野紫耀さんのダブル主演ドラマ「未満警察」の主題歌です。
もともとこのドラマの主題歌として描かれているため、歌詞にも「未満」と言う言葉が使われたり、ドラマを意識しているなぁと言う感じです。
そして歌詞を読んでみると、ドラマ内の2人の関係性が描かれていることがわかります。
「未満警察」はどんなドラマ?
「未満警察」は、警察学校に通う生徒である中島健人、平野紫耀の2人が、いろいろな事件に巻き込まれ力合わせて解決していくと言ういわゆる“バディーもの“。
そして二人の成長を描きます。
ドラマ「未満警察」での中島健人と平野紫耀のキャラクター
ドラマの中での2人はどのようなキャラクターなのでしょうか?
本間快(中島健人)
- 頭脳派
- 優等生
- 几帳面
- 理論重視
- 細かいことを気にする
一ノ瀬次郎(平野紫耀)
- 肉体派
- 天然
- 感情先行型
- おおらかな性格
「未満警察」1話の冒頭で、2人の性格が真逆であることが一瞬でわかるエピソードがあります。
警察学校に入るにあたり、警察学校内の床屋で、隣同士に座って髪を切ることになった2人。
本間→「ハサミをちゃんと消毒したんですか?カットは長めにお願いします!」などとちまちました要求が多い。
一ノ瀬→「全部お任せで!」とニコニコ。しかも「散髪代浮いてラッキー!」なんて言っている。
2人が真逆なキャラクターであるのがわかるとともに、どちらの方が人から好かれるかが一目瞭然ですよね。
中島健人と平野紫耀はどっちが主演?
バディーもので、“相反する2人“と言うのは王道です。
バディー=相棒という意味ですが、バディードラマの代表であるドラマ「相棒」では、最初の右京×亀山コンビがこれにあたります。
- 右京=インテリ、亀山=肉体派なおバカ
でした。
もちろん「相棒」の主役は右京さんですが、頭がいいほうが主役というのはどちらかと言うと珍しいパターン。
- 「ポケモン」のサトシとゴウでは、おばかだけどポケモン使いがめちゃくちゃうまくて強いサトシが主役。
- 「ドラゴンボール」では、ずるがしこいクリリンよりも、おばかだけど純真無垢でとにかく強い悟空が主役。
- 「ビーチボーイズ」でも、インテリアの竹野内豊より、肉体波の反町隆史が主役だった。(例えが古すぎてわかりにくいって…?)
いつだって主役は「愛すべきおバカ」と決まっているのである。
ただ、お勉強ができる優等生は、努力でそれを手に入れてきたはず。
運動神経が良いのは、天性のものだったりしますよね?
だから、優等生は「自分の方が頑張っているはずなのに、なんであいつばかりがみんなに好かれるんだ?評価されるんだ?」と言うジレンマを抱えることが少なくありません。
「未満警察」はダブル主演とはなっていますが、Sexy ZoneとKing & Princeの先輩後輩の関係上、「中島健人×平野紫耀」とケンティの方が名前が先に出るし、主題歌もダブル主題歌ですがSexy Zoneの「RUN」の方がCMに扱われています。
もしかしたら、どちらかと言うと中島健人さんの方を主役っぽく描いているんじゃないかなと思います。
というか希望。
だってMazy Nightの歌詞がそんな感じだから。
「Mazy Night」タイトルの意味
さて、前置きが長くなりましたが、早速「Mazy Night」の歌詞の意味について解説していきます。
まずタイトルが英語で分かりづらいので、翻訳していきます。
Night →夜
これは比喩表現で、
抜け出せない暗闇のようなところにいて、もがき苦しんでいる苦しい心情
を表しているのだと思います。
タイトルからすると、主人公のネガティブな心情を描いた歌詞だと想像できますね。
上で説明した本間(中島健人)と一ノ瀬(平野紫耀)のキャラクターからすると、
ネガティブな感情を持っていそうなのは、本間のほうっぽいですね。
この曲の主人公は本間なのではないでしょうか?
では詳しく見ていきましょう。
「Mazy Night」歌詞の意味解説
私の私見ですが、この歌詞はドラマの中の中島健人さんの役の視点から描かれた心情だと仮定して話を進めていきます。
苦しい道を突き進む
Mazy Night
Just Ride On Mazy Night
ride onは「~に乗る」
justがつくと、「~に乗るだけ」といった意味。
主人公は迷路のような暗闇の道に進み始めてしまった。
「もうその道を突き進むだけさ」
と覚悟を決めたような意味合い。
ドラマの中の2人は、警察訓練生として、警察学校に入ったばかり。
警察学校はかなり厳しい。この警察学校での訓練のことを「Mazy Night」と比喩をしているのかもしれません。
しかしもう自分の決めた道だから、突き進むしかない。
主人公二人の視点で描かれる!月くんと太陽くん
たぶん、1番は主人公二人の視点が入れ替わって、描かれています。
主人公は
- 月くん=本間(中島健人)
- 太陽くん=一ノ瀬(平野紫耀)
です。
今冷めやらない熱情 懐く(いだく)Justice(正義)
熱意を持って、正義感を抱いて警察学校に入ってきました。
正義感が強く、熱いのは一ノ瀬のほうなので、これは一ノ瀬の視点です。
相対すMoon & Sun (月と太陽)まだ青いHonest…(正直、誠実、実直)
ここの月と太陽と言うところがかなりミソ!
月(クールで知的でちょっと冷たいイメージ)=本間(中島健人)
太陽(明るくて熱くてみんなに好かれて必要とされているイメージ) =一ノ瀬(平野紫耀)
この相反する真逆の2人を比喩している。
「まだ青い(青いと言うのは若すぎる、青くさいと言う意味の青い)実直さ」→ 2人のキャラクターで言えば、一ノ瀬の方。
しかし、そんな一ノ瀬のことを「まだ青い」とちょっと揶揄した言い方をしているので、本間側からの視点です。
一ノ瀬には確固たる理想の世界がある
Never Give Up,Never Give Up(あきらめるな)
諦めたなら
変わらない 変われない 誰も譲れない
何が真実(こたえ)か
I Imagine Amazing
諦めたら、何も変わらない。
誰にも譲れないほど、欲しいものがある。
素晴らしい未来をイメージする。
amazingは「すごい、素晴らしい」と言う意味。
前後の文脈から判断すると、諦めずに何かを掴み取りたい強い思いを持っている。今はまだ掴み取っていないけど、それが叶った素晴らしい未来を想像する、と言う意味。
たぶん主人公が思う「正義を貫いた世界」みたいなものかな。
それを実現するために、訓練をがんばる。
たぶんここまで確固たる熱い思いを持っているのは、一ノ瀬のほうっぽいので、これは一ノ瀬の心情です。
いつだって走るよ 何故だろう“It’s You”(それがお前だ)
一瞬の閃光を掴めよ“It’s Truth”(それが真実)
燻ってないでAct!Act!Act!(行動しろ!)
いつだって目的に向かって、走っている。なぜそんなに一生懸命になれるんだ?
一生懸命走っているのは、キャラ的に一ノ瀬。
自分の行動の理由もわからず、ただ体が先に動いてしまう。
そんな一ノ瀬を「それがお前だろ」的なことを言っているのが本間。
「閃光」とは、チラッと一瞬光ってすぐに消えてしまう光のこと。
つまり「一瞬のチャンスを掴め!それが手に入れたかった答えだ!」
truthとは=真実ですが、あえて上で「何が真実か」と書いて「何がこたえか」と読ませている。
つまり上で「諦めたくない、誰にも譲れないほど掴み取りたい未来」=truth
と言うことになる。
「燻る」と言うのは、何か不満などを抱いてモヤモヤした気持ちのことだが、正義を貫きたい者にとって、理不尽な現実を知ることもあるだろう。(刑事ドラマでありがちなやつ)
しかし、そんなことでくすぶっていないで、とにかく動け!行動しろ!
まだまだここでは、一ノ瀬が一人で熱い野望を持っており、
それを本間がちょっと傍観者的に見ている。
1番の主人公は一ノ瀬次郎(平野紫耀)だった
ここからサビ!
Show Goes On (ショーは続く)目の前には未満の未来
Get Ready (準備しろ)是が非でも手に入れたい
信じ抜けるかを試す時代
Shake Your Body,(体をや揺らせ)Crazy(狂ったように)
Rock Your Body,(体をゆらゆら揺らせ)Mazy Night
go onは「続ける、進む、次の場所行く」などの意味。
俺たちのすべき事は、まだ終わってないぞ!
目の前にはまだ手に入っていない(=未満)の理想の未来がある。
信じ抜けるかと言うのは、バディー2人がお互いに心底信じ合えるかと言うこと。
「体を揺らせ」はダンス的な意味ではなく、「とにかく体を動かせ!行動しろ!」みたいな意味。
2番で初めて出てくる”バディ”という言葉
ここから2番。
生きていけない 独りきりじゃ
見上げたCrescent(三日月)
With Buddy, (相棒と一緒に)Mazy Night
「未満警察」の中島健人×平野紫耀スペシャルインタビューで、平野紫耀さんが2人が演じるバディーについて
と説明していました。
つまり、自分は1人きりでは未完成だと気づいた主人公。
三日月と言うのは、「欠けている」の比喩。
三日月を見上げて、「まるで欠けている部分がある自分みたいだな…」とでも思ったのでしょうか。
「With Buddy, 」
この迷路のような暗闇を、お前と一緒に抜けていきたいんだ…。
実は、「バディ」という言葉がここで初めて出てきます。
バディの曲なのに、2番までバディという言葉が出てこないんですよ!
つまり、ここで初めて月くんが太陽くんを「バディ」と認め始めたってことじゃないでしょうか。
バディの関係性に変化
気付けばNecessary(必要、なくてはならないもの)僕等を繋ぐLink up(つながる)
それぞれFace To Faith (信念と向き合う)困難も Overcome(克服する)
闇の中でも 迷わない 恐れない 何処かで君も戦っているから
I Believe It Actually(実際はそれを信じてる)
1番では、自分と真逆タイプの熱い相棒に対して、「まだ青い」とちょっと嫌味な言い方をしていた。(1番ではまだあまりよく思っていなかった)
しかし2番に入って、気づいたらなくてはならない大切な存在になっていた。
それは自分にはない部分を補ってくれるかけがえのない相棒だから。
それぞれ信念と向き合って、2人で手をつないで、困難を克服していきます。
そして熱い一ノ瀬に影響受けて、クールな本間も「ネバーギブアップ!」と熱いこと言うように変化。
闇の中(Mazy Night)でも、もう迷ったり怖がったりしません。(一ノ瀬は最初から怖いもの知らずで事件現場に飛び込んでっちゃうようなキャラだったから、これは本間の心情)
それは信頼しているバディーが、どこかで自分と同じ信念を持って戦っていると信じているから。
※「どこかで」となっているところがちょっと気になる。
もしかして2人は離れ離れになってしまうのかな?
それとも最終回で警察学校を卒業して、「違う現場で働くことになっても、2人の目指す未来は同じだよな!」と言う意味なのか。
警察の汚職に気づく?
痛みで心汚そうと“Wish You”(君を願う)
いつかが今だと譲らず“Wish Truth”(真実を願う)
覆すだけ Up!Up!Up!
刑事ドラマでよくありがちなのが、最終回近くになって警察内部の汚職に主人公が気づいてしまう…的なストーリー。
それによって心が痛んだり、ちょっと心が汚れてしまったり。
「君を願う」と「真実を願う」は少し飛躍して意味を考えます。
君=1番の歌詞で出てきた太陽くん。
納得のできない事実にぶちあたり、太陽くんの心が汚れてしまう…。
でも、君は変わらない君でいてほしいと月くんは願う。
そして、”Truth”はこの歌詞の中では直訳の”真実”という意味ではなく”こたえ”でしたね。
太陽くんと月くんが求めている理想の未来のこと。(たぶん二人の考える正義を貫ける世界とか、そんな感じ)
その理想の未来とは今はかけ離れた世界なんだけど、それを「いつか変える」んじゃなくて、「今変えるんだ!」といつも言っていた太陽くん。
そして、今は月くんも同じ気持ち。
“今”が理想の世界と違うから、その事実を覆せ!
「Up!Up!」は気持ちを上げろ!みたいな意味。
ついに月くんが覚醒!
目醒めだす未明のMoon Light
Get Ready 手を伸ばし確かめたい
行き着く到達点(ゴール)は自分次第
疑う路には明日など無い
満ちてくCrescent
With Buddy,Mazy Night
ついに月くんが目醒めます!
太陽くんに影響を受け変わっていった月くんは、ついに自分自身の答え=ゴールを見つけ出せたのです。
もう疑ったり迷ったりすることもありません。
三日月だった月くんが、成長することによって満月になっていくのです!
月くんの足りなかった部分を与えてくれたのは、もちろんバディーの太陽くん!
いつだって想うよ 誰より “It’s You”
一瞬の永遠を 紡げば”It’s Truth”
重なる鼓動 Act!Act!Act!
いつだって誰よりも思っているのは、君。
1番では「一瞬の閃光」だったのが、ここでは「一瞬の永遠」。
一瞬のチャンスをつかみ取って、それを永遠に変える。それが二人の目指している”こたえ=truth”
月くんと太陽くんの2人の鼓動が重なります。
最後の「Act!」は二人の叫び。
2人が同じ思いで動き出したことがわかります…。
「Mazy Night」歌詞の意味まとめ
- 曲の主人公は二人。(1番では太陽くん、2番では月くんの視点で描かれている)
- 最初は太陽くんの熱さを傍観者的に見ていて、ちょっと否定的な感情を持っていた月くん。
- いつの間にか2人の関係は変化していく(月くんの感情が変化した)
- 太陽くんは月くんにとって、かけがえのない存在になり、バディと認める。
- また太陽くんが目指していたゴールを、月くんも同じように目指すようになる。
- 全体的には月くんの成長物語。
そんな月くんの心の変化が読み取れる歌詞となっていました!
ちなみに
「最初はいがみ合っていた二人が、次第に認め合い、協力し合いバディになっていく」
というタイプのバディものもありますが、このドラマやこの曲の歌詞の中では、一方的に月くんが太陽くんの明るさや真っ直ぐさに嫉妬や焦りを感じていたのではないかなあと思います。
自分にはない魅力を持った相手に対して、どうがんばっても真似できない、勝てない…という心情があったのかなと。
一方で、一ノ瀬は天真爛漫で天然で明るくて…と平野紫耀そのまんまのキャラクターで描かれているような感じがするので、一ノ瀬側に「こいつ気に入らねえな」という気持ちはあまりないと思います。
「Mazy Night」の歌詞を”しょうれん”に置き換えて聞いてみよう
そして私の中では、このつき君を永瀬廉に置き換えてみてもものすごくしっくりくるのだ。
太陽がメンバーカラー赤の平野紫耀
夜に出る月がメンバーカラー漆黒の永瀬廉
というところもしっくりくる。
中島健人は太陽が月かと言われれば月だけど(インテリだし、情熱的というよりはクールでスマートな感じがするから)、でも普通に自己プロデュースとかすごく上手いし、器用な感じがするんですよね。
太陽に嫉妬する月という感じで考えると、ちょっとシャイで不器用な部分を持つ永瀬廉がぴったりくるかなぁ~と。
「なんやこいつ?」と思っていた時期もあったし、距離をとっていた時期もあったけど、一緒に戦っているうちに相手のことを認めて、同じ野望を共有するようになった仲、そして今では胸を張って肩を並べる存在になったと言えるほど成長した!
というところもまさにこの曲の歌詞じゃんって思います。
しょうれんを想像して聞いてみてもまた面白いかもしれません。
コメント
未満警察の平野君かっこよかったです!
月と太陽かぁ・・・。
確かにそんな感じもしました!
未満警察をみて平野君にはまってしまいました!
みつき様。
コメントありがとうございます。
こちらの記事はドラマ放送前に書いたものなので、ドラマのキャラクターはちょっと予想していたものと違いましたけどね…!
カイくんとジロちゃんは、お互いに相手の良さをすんなり受け止めてバディーになっていて、嫉妬とかはあまりなかったですね。
どちらかと言うと、キンプリの中での平野紫耀くんと永瀬廉くんの立ち位置を歌った曲と解釈したほうがしっくりくるなぁと思いました。
mazy Nightの歌詞をモデルとして、2人の関係を月と太陽に比喩した小説も書いていますので、よかったら読んでみてくださいね!