ドラマ「リバース」の原作とは違うオリジナルラストがわかっちゃった!最終回予想!広沢は自分で証拠を消した?

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ドラマ「リバース」もそろそろ佳境です!ドラマではいろいろと原作とは違うところがあり、最終回もオリジナルラストになると予想されています。それこそがヒントになり、私最終回わかっちゃったんですよね~!

 

こちらでは、「リバース」の原作小説のネタバレをふまえながら、ドラマの最終回を予想していきます。(※原作小説の重要なネタバレを含みますので、読みたくない方はご注意ください!!)




 

ドラマと原作小説の違い:広沢(小池徹平)の死の状況

原作では、広沢の車が崖の下に転落し車が炎上し、広沢はその場で死亡しましたが、ドラマでは車が転落し炎上したのは同じですが、広沢は車の外に投げ出され川に流され半年後に遺体で見つかっています。ジャーナリストの小笠原(武田鉄矢、そもそもこのキャラクターがドラマオリジナルです)は、その点を不審に思っています。

 

  • 広沢はシートベルトをしていなかったのだろうか?していれば、車の外まで投げ出されるという可能性は非常に低い。
  • さらに、革は蛇行していて引っかかる場所はたくさんあったのに、10キロも下流まで流されている。
  • 雪が多かったとはいえ、発見されるまで半年もの時間がかかっている。

 

これらの点から、これは事故死ではなく事件なのではないかと小笠原は疑っているのです。

 

私も、どうして広沢の死の状況をわざわざ変えたのかな~と不思議に思っていたのですよね。最初は、ドラマ化するときって意味もなく設定変えることってあるよね~と思い、特に気にしてなかったのですが、回を重ねるにつれて、これってラストへの繋がりに必要不可欠だったのでは!?と思うようになったのです!

 

 

広沢(小池徹平)の人物像

広沢の人物像は、ドラマも原作小説もほぼ同じです。誰とでも変わらない態度で付き合える自然体な雰囲気や、自分のことはあまり話さない感じ、そして、自分が受け止めることでその場は平和に治まるなら、迷わずバリケードになる人だった

 

これは、事故につながるゼミ旅行のシーンでも顕著に表れていました。深瀬(藤原竜也)と広沢が「酒が飲めない」といったことで谷原(市原隼人)の機嫌が悪くなり、深瀬が責められそうになったため、「僕は飲むよ」と自分が酒に付き合うことで深瀬を救出。そして、村井(三浦貴大)に強引に迎えを求められ、「絶対に飲酒運転はしたくない」と断る浅見(玉森裕太)と村井に断りの電話を入れるのが嫌な谷原。険悪になるその場の雰囲気を鎮めるために、自分が飲酒運転をすることを引き受けたこと。

 

 

広沢の人物像で原作と違うところといえば、体格ですかね。高校時代のエピソードで、いじめっ子グループが、一人の生徒をからかって、それを止めようとした葵という女の子が逆にいじめっ子グループの怒りの矛先になりそうになったことがありました。いじめっ子が机を蹴って、机の中身が床に散乱して、机が葵の太ももにあたり葵は恐怖で固まってしまいます。その時、広沢がサッと出てきて、散らばった筆箱や教科書を拾います。「やめろよ!」とか言ったわけでもないけど、その大きな背中はいじめっ子グループを威圧するほどの迫力があった。だから、いじめっ子グループもそれ以上やってこなかったし、最初のからかわれた対象の生徒も、葵も、その後も仕返しをされることがなかった。

 

 

だいたい学生時代って、体の大きな男子って権力があったりしますよね。広沢は暴力をふるったり相手を威嚇するような言葉を吐かなくても、その体格だけで相手を威圧する雰囲気を持っていたのです。野球の能力もピカイチだったし(守っても、投げても、打ってもピカイチと旧友が証言)、体格がよくてスポーツもできたら無敵ですよね。

 

 

でも、ドラマの広沢は小池徹平さんが演じていますから、その雰囲気は皆無ですよね(^^;逆に可愛らしい感じで、女子に人気がありそうだし、男子からも頼られるというよりは可愛がられてそう。でも。人を包み込むような包容力は小池徹平さんの広沢にも十分に表現されていますね。

 

 

浅見(玉森裕太)と谷原(市原隼人)が車を崖から落とした!?という疑惑は違った

村井は、浅見と谷原のことを疑っていましたよね。これは、原作にもある描写。でもそれは単なる村井の想像というか、可能性の話でした。

 

最初に車を見つけたのは浅見と谷原。もしかしたら、車はガードレールにぶつかった状態でまだ道路にあって、でも広沢の遺体を見た二人が「このままじゃ酒のことがバレる!」と思って、車に火をつけてから崖の下に落としたんじゃないかって。友人に対して、なんちゅー恐ろしい想像するんだい!証拠もないのに!と戦慄が走りましたよ。これは、ミステリーの部分とは別に、深瀬には仲良く映っていた3人の間に、たいした友情はなかったってことを表していたのかもしれないですけどね。

 

ドラマでは、村井が二人を疑うのには理由がありました。それは、村井が現場に到着したとき、浅見と谷原が何かを隠蔽しているような行動をしていたからです。しかし、6話でその謎は浅見の口から語られましたね。

 

雪の上に広沢の血痕があって、それを警察に調べられたら酒のことがバレると思って雪を崖の下に捨てていた、ということでした。まぁ、それくらいならたいした罪じゃないのかな~と思っちゃいました。まぁ、保身のために証拠隠滅したのは悪いことですが、広沢の遺体の乗った車を崖の下に落とした、とかに比べればかわいいもんじゃないですか?

 

 

広沢(小池徹平)は、深瀬を守るために自分から車の外に出た?

車を落とした犯人は浅見と谷原じゃない。となると、車が転落した後に爆発したことや、広沢の遺体が外に投げ出されていたことはどう説明するのか・・・。

 

 

ここで、私なりに真相を予想しました。広沢は、自分で車の外に出たんです・・・!なぜかって・・・?これは、原作の重要なネタバレになりますので、見たくない人はこの先読まないで下さいね!!

 

広沢が事故を起こした本当の理由は、酒ではなくアナフィラキシーショックを起こしたからです。深瀬が「眠気覚ましに」と広沢に持たせてあげたコーヒーに、蕎麦入りのハチミツを入れていたのです。広沢が蕎麦アレルギーを持っていることを知らずに。

 

広沢はコーヒーを飲んだ直後、具合が悪くなりとっさにコーヒーの中に蕎麦が混入していることを悟ったのでしょう。もちろん深瀬が悪気があって入れたのではないことも。

 

 

そして、自分がもう助からないと悟ったとき、このまま自分の遺体がすぐに発見されて調べられたら、体内から蕎麦が検出されて死因がアナフィラキシーショックによる交通事故とわかってしまう。その時広沢が考えたことは、残された深瀬の心情だったのではないでしょうか?だから、どうしても蕎麦のことを隠したかった。そのためには、自分の遺体の発見を遅らせなければならない。最後の力を振り絞って車から抜け出し、川に飛び込んだんじゃないでしょうか。

 

そして、車を燃やしたのも広沢本人。狙いはコーヒーの入った水筒を燃やすため。それが遺留品として残り中に蕎麦の成分があったと知れれば、広沢の親がアナフィラキシーショックに気づいてしまうかもしれない。

 

 

広沢の狙い通り、遺体は半年も発見されなかったため、酒のことどころか蕎麦のこともわかるはずもなかった。今までの広沢の人物像の描写から考えると、このラスト予想ビンゴだと思うのですが、どうでしょうか!?

 

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広沢母(片平なぎさ)も、真相に気づきながらそれを自分の胸にしまっておくことに決めた!?

さらに、広沢母(片平なぎさ)ですが、事故のことを調べるため何度も長野の警察に足を運んでいましたよね。そのことで、何かしらのきっかけで息子のした行動に気づいてしまった。そして、息子がそうまでして守ろうとした大事な友達を、同じように大切にしたいと思い、真実を自分の胸の中にだけしまうことを決意した・・・。

 

ってゆうのは、どうかな?このほうが広沢母的にも救いがあるような気がする。

 

まとめ

原作小説では、最後に広沢が深瀬のことを本当に大事な友達だと思っていたことがわかり、深瀬は幸せな気持ちになります。その直後、広沢が蕎麦アレルギーだったこと、自分がコーヒーに入れたハチミツに蕎麦の成分が入っていたことを知り、奈落の底に突き落とされる、という最後3ページくらいでの大どんでん返しがまさに「リバース」なんですね。

 

 

このラストは本当に救いがなくて、後味悪い感じでした。でも、ドラマでは救いのあるラストにするんじゃないでしょうか?「親友を殺した犯人は俺だったのかー!」からの「そんな自分を広沢は死ぬ前に必死に救おうとしていたのか・・・!」というリバースのリバースという大大どんでんがえしで幕を閉じるのではないかな、と思います!



追記:リバース最終回を終えて

あ~、めっちゃ予想外した~~~!!広沢、コーヒーの香り嗅いでたけど全然気づかずに飲んじゃってたよ!!そんでショックを起こして崖から落ちたんだから、やっぱり広沢の死に直接的に関わっていたのは深瀬だったのかぁ。救いがない・・・。

 

 

窃盗団に会って車奪われて、窃盗団が倒れた広沢を置き去りにしてなかったら広沢は助かっていたかも、なんて小笠原は広沢を見殺しにしたのは窃盗団だよ風に言ってたけど、窃盗団に会ってなかったらそもそも広沢は一人きりで死んでいただろうからね。あんな大雪じゃ通りがかりの人に偶然発見されて助かるとかないだろうし。だから、運良くショックを起こしたときに人と遭遇していたのに、その人が悪い人だったから助けを呼んでくれなかったってゆう、どこまでも広沢が不運だったってことになっちゃうわけですよね・・・。

 

私が考えた結末のほうが救いがあったんじゃないかな~~~。ちょっと結末に不満です・・・。でも、美穂子と深瀬が恋愛の意味ではハッピーエンドっぽかったし、そのほかのメンバーもみんなそれぞれ悩みが改善されそうな感じだったのは良かったですね。小説ではあまり描かれなかった深瀬以外のメンバーの人間性になんかすっごく惹かれてしまっていたため、みんなが幸せになって未来を見て歩き出せるようなラストで救いがあったと思います!

 

でも、やっぱり一番救いがなく可哀想だったのは、広沢の両親かな。特に母親の昌子(片平なぎさ)は、真実を打ち明けられたことでもっと苦しんでしまったように見える。罪を告白して懺悔したほうは気持ちが軽くなるかもしれないけど、悲しい現実を知ってしまったほうがもっとずっと苦しみ続けなきゃいけない・・・。

一応、小笠原の「彼らはきっと由樹くんのことを忘れない」って言葉が救いになるようには描かれていたけど、やっぱり悲しい。だって、息子が一番仲良くしていたと信じていた深瀬に対して、どうしてコーヒーを持たせるだけじゃなくて、一緒に車に乗って行ってくれなかったの?って思っちゃうから。

定員オーバーじゃなかったんだから、何も広沢一人に行かせることはなかった。免許なくたって助手席に乗っていくことはできたんだから、あの時広沢がひとりきりじゃなかったらアナフィラキシーを起こしたってなんとか助かることもできたかもしれないのに・・・。

そう思ったら、やっぱり母親としてはやりきれないですよね。

このへん、小説ではちゃんとフォローがあったんですよね。

深瀬が誰が迎えに行くかの話し合いのときには、こんな地味グループの自分が浅見や谷原に物申せないってゆう思いとか、免許のない自分がそもそも口出しする権利がないとか思って、何も言えなかったから、せめてコーヒーだけでも持たせてあげようって思ったんだけど、その後冷静に考えたら、どうして広沢を一人で行かせたんだろう、一緒に乗り込んでみんなで迎えに行ったってよかったのに、どうしてそのことを思いつかなかったんだろうって、広沢の死後後悔している描写があったんです。

でも、ドラマではそれがなかったから、本当にみんなして広沢一人を見殺しにしたみたいに思えてしまいますよね。

 

 

だからやっぱり私の予想のほうが、昌子的にも救いがあったのにな~。衝撃的であり感動的な真実!って感じで、絶対ビンゴだと思ったのにな~。

 

 

あと、小説とドラマでちょっと違うなと思ったのは、やっぱり最後への深瀬という人間のヒューマンドラマの部分がドラマのほうがちょっと省略されている感じで。そのほかのメンバーのことをすごく掘り下げた分、深瀬が省略された感じ。原作では村井は横暴で、谷原はちょっと軽薄で、って感じで裏側とか全然なかったけど、ドラマではそんなふうに見える二人にも真面目でいいところがあって・・・って描かれていて、すっごくみんなを好きになったし、小説では一方方向しか見えなかったけど本当はこうゆう姿もあったのかもなぁなんて思って見ていたら楽しかった。

 

だけど、深瀬に関しては小説はもっと本当に3軍でオドオドしていたのに、ドラマではけっこう堂々とした行動してたりして、浅見たち3人と対等な友達関係にふつーに見えてた。原作ではもっと緻密に学生時代のヒエラルキーが表現されててね、わかるわかる!って感じで。私なんて目立たないほうだったから、深瀬にすごく共感しちゃって。

古川くんと二人で話すシーンなんて、目の前で小さくなっている古川がまるで鏡に映った自分みたいに思えて深瀬が泣いちゃったりとか・・・。

 

高校時代まで全然友達なんていなかった深瀬が、大学で広沢と出会って親友になってけっこう楽しく過ごしていて、でも広沢の死後、広沢のことを調べるうちに広沢は完全なる1軍で自分とはかけ離れていて、勝手に自分と同類項の”地味グループ”なんて思っていたことがおこがましく思えてきて、きれいな彼女までいたらしくて、広沢の本当の姿を知れば知るほど、どんどん深瀬がどん底に落ちていくの。

そして、古川が広沢のことを思って自ら離れて広沢を解放してあげたのに、その後深瀬にであってしまってまた同じような暗いヤツにつきまとわられて、同情から一緒にいてくれただけだったのかって。自分は広沢のことが大好きだったのに、古川みたいにそれに気づいて解放してあげることもせずに最後まで広沢の自由を奪っていたんじゃないかって。

そんなどん底から、最後に美穂子と話をするシーン(ドラマでいうと9話のラスト)で、美穂子が広沢から深瀬の話を聞いていて、本当に心から広沢は深瀬のことが好きで、自分が望んで一緒にいたんだって事実を聞かされるの。

その言葉がどん底に落ちていた深瀬の心を救って、幸せに包まれる。これが最後の3ページくらいの流れ。

そこから、最後の3行で「そばアレルギーによって、広沢を殺したのは俺だったんだ・・・!」でガシャン!て終わる!

このジェットコースターのような「幸せ→どん底→幸せ→救いようのないどん底」ってゆう浮き沈みが、まさに「リバース」だったんだって、ここで初めてタイトルの意味がわかるんですよね。

 

これが、ドラマではちゃんと視聴者に伝わってたのかな?ってちょっと心配になった。このタイトルの意味が、「あぁ!そうゆうことだったんだ!!」って納得というか衝撃というか、ここが醍醐味だと思うから。

 

小説だと広沢が深瀬のことを本当に大切に思っていたってゆう本心が明かされるのが最後のシーンで初登場だから、そこでグッと深瀬の心が救われるところが強調されているけど、ドラマだとなんか随所で広沢が深瀬について温かい言葉を投げかけているシーンがあったから、みんな広沢が深瀬と同情で一緒にいたんじゃないってことわかっちゃってたんじゃないかな?

 

そこが私的にはちょっと不満だったかな~。最後まで広沢の本心はミステリアスなほうがもっとグッときたかも。

 

 

そんで最終回で全部持っていったのはNのためにの成瀬くんね!!窪田正孝さん登場とか豪華すぎる!!夜行観覧車のあやかちゃん(杉崎花さん)も出てたね。でも、やっぱり成瀬くん!でも、成瀬くんって香川県の地元に戻ってお店出してなかった?榮倉奈々ちゃんと一緒に生きてくって。なぜ美穂子のいる大阪のパン屋に出没??でも、久しぶりに成瀬くんの訛り聞けて幸せ~~♪

 

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