うちの子供達(長男6歳、次男3歳)はめちゃくちゃご飯を食べるのが遅い!
ちんたら食べてるのを見てると、毎日すんごいイライラする!
そこで私は「達成感を味わわせるために、ノルマをめちゃくちゃ少なくする!」という方法を試してみることにしました。実際にどれくらいの量にしているか写真付きでご紹介します!
目次
ご飯は50g(赤ちゃんの規定量が80g)から目標に!
お米はやはり一番お腹がいっぱいになってしまうので、小食な子には白いご飯はものすごく少なくよそってあげることをお勧めします。
うちはまずは50gから挑戦!
離乳食や一歳ぐらいの子の白いご飯の規定量が80gとか90gなので、これはかなり少ないです。でもうちの子は、これにふりかけをかけて、海苔で巻けば、やっと食べれるって言う感じ。
ちなみに50gの米に対して、海苔は全型2枚半くらいは食べます!とにかく海苔が好きな息子くん(^^;海苔があるとないでは、全然進み方が違います。
結構海苔が好きな子供って多いみたいなので、是非試して欲しいです。
ちなみに海苔などの海藻類は、摂取するのに上限がありませんので、いくらでもどうぞ(^^)
おにぎりにして海苔を巻くと噛み切れない!という悩みにオススメの方法!
海苔が嫌いな子供の多くは、おにぎりが噛みきれないことが原因です。
味自体が嫌いというわけではないかもしれません。
そして毎食夕飯のときにおにぎりを作ってあげるのも、結構面倒くさいですよね?
そういう方にオススメなのはうちがやっているこのやり方です!
全型海苔だったらこのように切ります。
旅館とかで出てくる普通のサイズを、縦に半分に切った大きさになります。
お茶碗に普通にご飯をよそって、この海苔でご飯をつまむようにして食べます。そうすることで自分で一口サイズのおにぎりが作れちゃうんです!
一口で入るから、噛み切る必要もありません!
全然綺麗に巻けなくたって大丈夫ですよ!自分でつかんで自分で口に入れるだけですから、見た目なんて気にせずにどんどん自分でやらせちゃってください!
これでママの手間は海苔を切ってあげることだけ!あとは普通に茶碗にご飯をよそるだけなので、普通に食べるのと一緒ですね。
これなら毎日続けられますよ!
糖質は大事なエネルギー源!ご飯50gでは足りないんじゃないの?
よく
「糖質は人間にとって一番大事なエネルギー源なので、炭水化物をカットするのは良くない!」
という人がいます。
昔の人はおにぎりは完全栄養食だと思っていて、
「おかずを食べなくても、おにぎりだけでも食べてもらえれば…」
なんて言っている人も聞いたことがあります。
だけど私は糖尿病を患っているので、糖質のことにはちょっと詳しいです。
1日で必要な栄養素が、成人の場合、
- 野菜だったら300g(そのうち1/3は緑黄色野菜で)
- 一食で取る肉魚の量は80g
- カロリーだと一日2000キロカロリーぐらい(男性や女性年齢によってちょっと異なります)
とかわかりやすくグラムで決められているんですね。
しかし主食(ご飯、パン、麺)などは、1日の摂取量の50%とパーセンテージの規定となっているんです。
これは必ずしも「何歳だから何グラムのご飯を食べなければいけない!」というわけではなく、「全体的に少食な人はご飯の量もそれに合わせて少量になってもいい!」ということなんです。
また
「炭水化物は人間が活動するために、唯一エネルギーに変わる栄養素だから絶対に削ってはいけない」
と言っている人は、1日活動するのにいったいどれくらいのエネルギーが必要か?を知っているのでしょうか?
目安としては
- いつも無気力で元気がない
- イライラしている
などの症状が見られれば、エネルギーが足りていない可能性があります。
ですから、元気に子供が外で走り回って遊んでいるのならば、それはエネルギーが足りている証拠です。
心配いりません。
またもっとわかりやすく数値で表すならば、糖質量25gほど摂取していれば、成人の人でも1日の必要な糖質量を満たしているというデータがあります。
糖質量25gというのは、白いご飯の重さを測って25gということではありませんよ。
ご飯の中に含まれている”糖質”という成分が25gということです。
例えば食パンなら、一枚食べれば糖質18gぐらい取れます。
そこに牛乳を200ml(コップ一杯)飲めば、それでプラス糖質10gです。
もうこれで1日分の必要な糖質が取れてしまいましたね。
ですから極端なことを言えば、朝ごはんだけしっかり食べていれば、昼と夜にご飯を全く食べなかったとしても、ぶっ倒れるということはないと思います。
実際に私は糖尿病の治療で昼と夜に主食はほぼ食べません。
カレーライスも、ごはんの代わりに豆腐にカレーをかけて、カレー豆腐です。
でも倒れるどころか、全然痩せていかないです。残念なことに…(^^;
朝食をとらなくても、 夕飯のおかずにかぼちゃやじゃがいもが出ることもあるし、牛乳や豆乳にも糖質はあるし、先ほど出たカレーのルーにも糖質はたっぷり入っているし、フルーツを食べる時もあります。
根菜系の野菜にも糖質はあります。
主食を食べていなくても、知らないうちに糖質は摂取してしまうものなのです。
ですから「エネルギーが足りなくなる」という理由で、「ご飯!ご飯!」と目くじらを立てる必要はないということです。
しかし極端な炭水化物ダイエットを推奨しているわけではないので、そこのところは勘違いしないでくださいね!
病院の栄養相談で栄養士さんに聞いたところ、ご飯の量が何グラムと決められてない理由は、タンパク質や脂質などは摂取上限が決まっているため、お腹がいっぱいになっていないからと言って肉をバンバン追加して食べることはできません。
規定量のおかずを食べた後、それでもお腹が満たされない場合は、主食で調節をする。個人差があるから、きっかり何グラムとは決まっていないし、多少多くても少なくても問題はない、と言っていました。
お皿は二皿までにする!無理して食べさせたら吐いた
さて、主食をグッと少なくするという方法を提案しましたが、次はおかず編です!
こちらも基本的には同じで、思いっきり少なくよそります。
そして、できるだけお皿を少なくしてください。
できればワンプレートにしてもいいくらいですが、汁物がある場合はそうはいきませんので、多くても二皿までにする!ということを頭においてください。
これは”わんこそば理論”です。
人間は一度にたくさんの量を目の前に並べられると、脳が食べたつもりになって満腹になるのが早いのです。
わんこそばは小さなお椀に少量ずつお蕎麦を入れて、食べ終わってから次のおそばを出しますね。
目の前にあるお蕎麦の量が少しなので、脳が「食べている」という認識をするのが遅く、たくさん食べられます。
でもわんこそばを100杯食べられた記録のある人に、百杯ぶんのお蕎麦を大きなお椀に入れて一度に出したら食べきれないと言う実験結果があります。
フルコースも同じことで、ちょっとずつ出てきてその都度お皿が下げられて行くので、たくさんの量を食べられますが、あれが一度にずら~っとテーブルに並んでいたら、全て完食することは難しいでしょう。
大人の場合はたくさん小鉢に分けてお皿をいっぱい並べた方が食事が豪華に見えるという効果がありますが、少食な子供の場合は目の前にたくさんのお皿が並んでいると
「こんなに食べなきゃいけないのか…」
という大きなノルマを課せられたようで、食べる前からうんざりしてしまいます。
(量がわかりやすいように、手の大きさを比較しています。私は標準的な成人女性の手の大きさだと思います)
【今日のメニュー】
- ブリ照り(切り身の一切れの1/4くらい)
- レタス
- ポテトサラダ
- 冬瓜の味噌汁(深さ1.5cmくらい)
ぶり照りは好きなので、すべて食べられました。
ポテトサラダも好きなので行けました!
レタスはゴマドレをかければ結構食べられるのですが、ちょっと量が多かったみたいです。
一番苦手なお味噌汁です。この日は冬瓜の味噌汁で、冬瓜という素材にまず馴染みがなかったことが原因とも考えられます。でもすっごく柔らかく煮たし、食べにくくはなかったはずなんだけどなぁ。
ずっと横についているとイライラするので、洗い物などをしてチラチラ見たり、ちょっと油断すると喋ってばっかで箸が動いていないので、「食べてるー?」と声をかけたり。
一時間半くらいかかってやっと「終わった~」と言ってきて、近くに行ってみたらなんと……
吐いてた…!!
私が怖すぎて、吐いたことも言えずに困りながらも食べ続けていたらしい。まるで虐待…。いや、吐いていたと知っていたら、そこまで無理強いしなかったんだけどさ。
本当におかずはすんごい少なく!間食した達成感を味わわせることが大事!
昨日のメニューだと、レタスが多かったみたいだし、何より味噌汁を無理しすぎて吐いてしまったので、今日はもっともっと大胆におかずを少なくよそってみた!
【今日のメニュー】
- 牛肉と根菜(ごぼう、人参)の煮物
- キャベツの塩昆布和え
- ポテトと小松菜のバター炒め
う~ん、渋い!いかにも食べなさそう…。
うち、ヨシケイを取ってるから、「これは子供は食べないだろう」ていうような献立の日もたまにある。ハンバーグの日とかは難なく完食できるんだけど。
大人の量と比較したのがこれ↓
どれだけ少ないかわかるでしょう?
ポテトだったらマックのフライドポテトぐらいの細さに切ったもの、長さは2.5cmくらいのものが3本だけだよ?
かな~りこっちは譲歩してんの!
でもこれでも1時間くらいかかった。
でも、昨日よりは時間短縮してるし、何より吐かなかった!
たまには手抜きの日も…
毎日毎日「栄養バランス!栄養バランス!」と考えていては、ママにもストレスになるし、子供にとってもやはりノルマが多くてこなすのが大変…。
平日5日間のうち、1日くらいは手抜きの日を作ってもいいと思います!
例えば「金曜日はだらける!」と決めて、メイン一つ、副菜一つだけにするとか。
まあこの日はうちはパパが飲み会で「夕飯いらない」と言うので手抜きしたんですが。
そしてうちはいつも土日はグダグダなので、(肉焼く!キャベツの千切りになってるやつ買ってきて袋から出すだけ!とか)実質週3手抜きです^_^;
【今日のメニュー】
- 銀ひらすのつけだれ焼き
- そぼろ野菜炒め
(上に映っているのが、大人の分です)
本当に離乳食の量です。一歳の子だってもっとたくさん食べるよ。
でもうちの子魚が好きなので、なんと魚はおかわりをしました!ここに写っている量の2倍食べましたよ!
野菜炒めの方はちょっと手伝ってあーんしてあげました。
それでも全体の量が少なかったので、時間は40分くらいで食べれました!
すごい!
これはもう褒めまくりです!!
内心では「この量だから、そりゃ完食できなきゃまずいでしょ…」という思いもありますが、たくさんよそって、いつも残してママがイライラ、子供が怒られてシュンとなるよりは、ものすごく少なくよそって、ママもいっぱい褒めれる、子供も「やった!僕頑張ったぞ!」という達成感を味わうと言った方が、絶対いい効果が生まれそうですよね!
今後も、もうちょっとこの「めちゃくちゃ少ない量を盛る!」という方法を続けていきたいと思います!
そして完食できる、時間が短縮できてきた、となってきたら、少しずつバレないように量を増やして行こうかなと思っています!