9話では航平と利菜の親子シーンが多かったですかね。どうやら原作にはこの親子のバルブ対決のエピソードはないみたいなのですが、ドラマでは結構土屋太鳳ちゃんを押してきますね。私的には、9話の見所は杉様のかっこよさに尽きるということでしょうか。
予告で「最終回前」となっていたので、全11話になるようですね。
「下町ロケット2」9話のあらすじネタバレ感想を書いていきます。
目次
「下町ロケット2」9話のあらすじが10秒でわかるパパッとネタバレ
- アルファ1の失敗の原因を、野木(森崎博之)になすりつけようとする的場(神田正輝)
- 佃製のエンジンとトランスミッション×野木の制御システムのトラクターで実験→見事クリア!
- 藤間社長(杉良太郎)が、佃製作所に帝国重工のトランスミッションの調査を依頼。→ミス発見
- 佃製作所と帝国重工のロケットのバルブ対決で、航平(阿部寛)と利菜(土屋太鳳)が直接対決。→佃製バルブ圧勝!
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10話のあらすじネタバレはこちら。
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佃製作所×野木のトラクターで実験!
アルファー1の大失態の原因について。
かかしをなぎ倒してしまったことに関しては、センサーに泥が跳ねてセンサーが働かなかったことが原因。→泥除けをつけることで回避できる問題。
転倒してしまった原因は、コースを逸脱したということで野木の研究に問題があったと的場は責任をなすりつける。
帝国重工側のトランスミッションに問題があったという可能性も十分に考えられるが、的場は譲らない。そしてその原因を究明するために、野木の開発コードを渡せと言ってきた。
野木がそれを拒むと、「プロジェクトを遅延させたということで司法に訴える」とまで言い出した。
それにしても帝国重工の内部の情報を逐一把握している重田や伊丹。「帝国重工では責任の擦り付け合いをしているらしい」とか、「野木の研究に問題があると主張している」とか内部(しかもあの会議に出席していた人物」でしか知り得ないようなことまで把握しているのはなぜ??今回は内通者とかいないはずなのにで、すごく不思議なシーンです…。
原因を突き止めるため、野木の制御システム×佃製作所のトランスミッションでのトラクターで実験を行うことになった。見事カカシを感知して停止できたし、坂道も登りきることができた。
立花(竹内涼真)やアキちゃん(朝倉あき)と一緒に軽部(徳重聡)も熱くなって応援していた。やっぱりだんだんキャラ変してきてるぞ。
それにしても、坂道からトラクターが落っこってくる可能性もあるのに、あんなに近くで応援してた危ないだろ…(^^;
藤間社長(杉良太郎)かっこいい!
佃製のトランスミッションでは見事にカカシも坂道もクリアできたが、それでも的場達は「一回の調査では何も分からない」と自分たちの非を認めない。
しかしそこで救世主として登場したのは藤間社長!
「帝国重工のトランスミッションに問題がないと言い切るならば、佃製作所にトランスミッションの調査をしてもらえばいい」と提案した。
これに焦った奥沢が「もし不具合が見つかってしまったら…」と言いかけてしまう。本当は奥沢は、自分たちのトランスミッションに問題があるかもしれない可能性に気づいていた。しかしどうしてもその不具合の原因を見つけることができなかったのだ。
「可能性が1%でもある限り何度も何度も何度も調べる。それが技術者だ。」
この言葉に、藤間社長は同じ志を持つ技術者なんだと確信し、ジワ~ンとする航平たち。
杉様かっこいい~!
このシーンが、今回一番の決まったシーンだった。
佃製作所の調査によって見つかった不具合の原因は、坂道などの急なシフトチェンジの際にバルブが負荷に耐えられないという不具合。根本的な帝国重工の製造部の設計ミスだった。
これにて奥沢(福澤朗)撃破!
帝国重工のトランスミッションに不具合があると気づいていたのは実は奥沢で、的場はそのことを知らなかったようでした。保身のために野木に罪を擦り付けようとしていたのは、実は奥沢だったっていうことですね。
でも、責任者としてやっぱり的場も責任を問われるわけですが。
水原本部長(木下ほうか)もかっこいいぞ!
的場が勝手に事業計画書の内容を書き換えたことを藤間社長に伝えていたのは水原本部長だった。
これによって財前(吉川晃司)は助かったし、帝国重工も本来進むべき道に戻れた。
そして的場の失敗と責任逃れを追求することができたが、その代わりに藤間社長を土俵に上げる結果となった。
今度アルファー1が失敗した時には、藤間社長の進退に関わってくるということだ。
航平と利菜の親子対決の結果は?
帝国重工製のバルブと佃製作所製のバルブの直接対決が行われ、佃製作所の数値が全てにおいて圧倒的差で勝利!
正式に帝国重工のロケットには、佃製のバルブが採用されることが決まった。
利菜は、今回のバルブの結果にはかなり自信があったらしく佃製作所に勝てるかもしれないと思っていたからかなり落ち込んだ。
航平的にも、娘を打ち負かすことに断腸の思いだった。
ここら辺の親子の心情が今回は詳しく描かれることとなったが、個人的には本編の方が早く進んで欲しくて、親子エピソードはあまり興味がないので割愛。
それにしても利菜はまだまだ新人のはずなのに、なんでこんな大きな事業のまるで中心人物のような活躍ぶりなんだ…?
佃製作所、返り咲く!?
アルファー1の指揮を取るのが藤間社長に変わったことで、外部への委託が許可された。そこで財前はすぐに佃製作所にお願いしにくる。
しかし以前とは次元の違う話になっている。無人農業ロボットへの世間からの注目が集まりすぎているし、大企業 VS下町企業という争いの中に参入していくことになる。しかも世間から大バッシングを受けている帝国重工側につくのだ。
エンジンだけならまだしも、トランスミッションはまだ佃製作所にとっても実験段階で自信を持って世に出せるような性能ではない。もし失敗したら、佃製作所を指名した財前にも迷惑がかかるし、藤間所長の進退にも関わってくることだ。
佃製作所はどんな答えを出すのか!?
的場の過去
的場の父親は東大卒の官僚で、エリート意識の塊のような人間だった。
的場は昔から成績が良くても褒められたことがなく、「トップじゃないなら意味がない」と言われ続けて育った。
そんな父親を見返すために、的場はトップを目指すことに執着しているのだ。
「憎しみが原動力」ってそんなの悲しいですね。今、重田と伊丹も憎しみだけが原動力になっている。
それにしても、大体「下町ロケット」に出てくる登場人物って、父親に何かありですよね。
航平もお父さんの会社を継いでいるし、
殿村さん→農業に人生の全てを捧げてきた父親の姿に感銘し後を継ぐ。
伊丹→会社をたたむ直前まで従業員を大切にし続けたお父さんの気持ちを注いでギアゴーストでも社員を大切にしている。
重田→お父さんは的場によって自殺に追い込まれたため、その恨みを晴らすことが生きることの原動力となっている。
椎名社長(小泉孝太郎)→最後まで社員を大切にして過労で死んでいったのに、父親が亡くなったとたんに大企業へと移っていった社員たちの姿を見て、社員を大切にするという気持ちを持たなくなった。
財前(吉川晃司)→父親が中小企業の社長でワンマン経営だったため、中小企業を最初は嫌っていた(佃製作所との出会いで考え方が変わった)
など。
働く男達は、小さい頃から見てきたやっぱりどこかで父親の姿に影響されているのかなぁ?
島津(イモトアヤコ)は帰ってくる?
そして一番気になるのはやっぱり島津(イモトアヤコ)!
伊丹は島津のことを会社に引き戻さ落としているのかな?
氷室は「現段階ではアルファー1には圧勝しているのだから、これ以上ダーウィンに対して努力はしなくてもいい」という考え。今までのギアゴーストだったら現状に満足するという考え方はなかったはずだ。
伊丹も、この技術者としてのプライドと言う観点では変わらないでいてくれることを願う。
だからといって今さら島津に帰ってきてほしいというのは、虫が良すぎると思うけど。
やっぱり島津が佃製作所に入ってくれて、アルファー1の成功への救世主となってくれるという展開に期待します!