ドラマテーマ「復讐の是非」の答えとは?「犯罪症候群シーズン2」”復讐代行殺人”1話から4話最終回まで全部のあらすじパパっとネタバレ!と感想

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犯罪症候群season1は玉山鉄二さん主演で2017年4月から放送されました。
シーズン1が終わってすぐにWOWOWで放送が開始されたのがこちらのシーズン2!
今度は主演が谷原章介さんに変わります!
ほぼシーズン1の続きという感じで、シーズン1の最終回に登場した、木村多江さん、板尾創路さんもメイン人物となります。

シーズン1ボイメンのメンバー出演にも注目です!ボイメンはキンプリの平野紫耀さんが所属していた名古屋のご当地アイドルグループです!

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「犯罪症候群season2」の原作紹介

「犯罪症候群」の原作は、貫井徳郎の推理小説「症候群シリーズ」。

 

いくつかの作品が使われているので、章に分かれて構成されています。

 

失踪症候群(1995年11月)
誘拐症候群(1998年3月)
殺人症候群(2002年1月)←今回ココ!

「犯罪症候群Season2」の相関図

出典:http://www.hanzaishokogun.com/chart/

ボイメン小林豊がレギュラー出演!

小林裕さんはボイメンのリーダーで、仮面ライダー俳優でもあります。

現在31歳。

平野紫耀さんが中学生の時から可愛がっていました。

今回は、シーズン1からのコネクションがあったとはいえ(シーズン1にもボイメンのメンバー3人が出演していた)、小林さんの役はかなりのメイン人物っぽいですね

シーズン2はwowowでしか放送されていませんでしたが、今回コロナの影響で差し替え作品となり民放で放送されることになりました!これでたくさんの人に顔が知られることとなりそうですね!

公式サイトに小林さんのコメントが出ていました。

BOYS AND MEN 小林豊さん(小島継治役)コメント
【出演が決まった際の感想】
Season1にグループのメンバー(水野勝、辻本達規、平松賢人)が出ていたので、拝見していました。 その作品のSeason2にまさか自分が出していただけるとは思っていなかったので、本当にびっくりしました。役柄も今まで演じたことがない、新たな役に挑戦できるので嬉しく思っています。
【メッセージ】
継治は心臓病を持っていますが、まずは病気について学びたいと思います。その上で役に向き合っていきたいです。また継治は「命の大切さ」を母親(和子)から教えてもらっていたり、自分自身でも実感している役なので、そういうところも皆さまに感じていただければと思います。

引用:公式サイト

「犯罪症候群Season2」1話のあらすじパパっとネタバレ!

殺人犯の連続死

鏑木(谷原章介)は捜査一課から所轄に異動になった。

出典:http://www.hanzaishokogun.com/chart/

若者の転落死の捜査に当たるが、酒に酔って階段から誤って転落した事故死として処理される。

この若者は過去に殺人を犯したことがあった。

環(渡部篤郎)は武藤(玉山鉄二)新しい捜査依頼をする。

出典:http://www.hanzaishokogun.com/chart/

この転落死以外に4件、殺人を犯したことのある若者が、事故死している。

被害者遺族が結託して、事故死に見せかけ復讐殺人をしている可能性がある。

息子を殺された梶原(野間口徹)

梶原は中学生の息子を同級生に殺された。

出典:http://www.hanzaishokogun.com/chart/

息子は、父親の言う通り正義感強く育っていたが、それが仇となり、いじめられている同級生を庇って、次の標的にされ、同級生9人に3時間にもわたりリンチを受け、殺された。

「少年犯罪を考える会」矢吹響子(木村多江)と牧田(板尾創路)

「少年犯罪を考える会」の発起人の牧田と矢吹。2人とも被害者遺族。

出典:http://www.hanzaishokogun.com/chart/

シーズン1では、子供を誘拐され殺された夫婦の悩みを聞き、復讐殺人に誘導している。

息子のドナーを探す中年の女・小島和子(手塚里美)

看護師の小島和子(手塚里美)は、大学生をダンプカーの前に突き飛ばして殺害する。

出典:http://www.hanzaishokogun.com/chart/

その大学生は、ドナーカードを持っていたので、脳死判定を受けることになったが、事故の際に鼓膜が破けていて脳死判定を受けられなかった。

病気の息子にボイメン小林豊!

和子の目的は若者の臓器。和子の息子(ボイメン小林豊)は、病気で臓器移植を待っていた。

出典:http://www.hanzaishokogun.com/chart/

しかし、大学生は事故の際に鼓膜が破けていて脳死判定が受けられず、ドナーにはなれなかった。

鏑木(谷原章介)が復讐殺人を実行!

矢吹(木村多江)らがそそのかしたことにより、梶原(野間口徹)は、復讐殺人を依頼する。「もし彼らが本当に更生していてたら、復讐はしなくてもいい」という条件付きだったが、少年2人はそれを確認しようと尾行していた矢吹を襲う。

全く更生していなかったのだ!

矢吹は鏑木に大金を渡す。

矢吹「ごめんなさいね、あなたの管轄でまでやらせてしまって」

鏑木「大丈夫だ、階段からの転落事故ということでカタがついた」

自分が捜査してた最初のあの事件も、鏑木さんがやってたんだー(.,,゚Д゚)

鏑木は夜道で少年を2人を気絶させ、車に乗せ拉致し…。

 

 

ちゃちゃ

どひゃー!いきなり鏑木さん、やっちゃってるじゃん…。

もっと謎を引き延ばすのかと思ってたら驚きの展開…!!

鏑木さんと矢吹は一体どんな関係なの!?

 

 

「犯罪症候群Season2」2話のあらすじパパっとネタバレ!

正義のための殺人はありかなしか?

梶原(野間口徹)の息子を殺した殺人依頼が決行された。しかし梶原は妻に相談をしていなかった。妻はそのことを知り「これでは息子を殺した犯人と同じ人殺しだ」と嘆く。

 

こういったトラブルが起こらないように、鏑木(谷原章介)はいつも「遺族の意思をしっかりと確認するように」と矢吹(木村多江)にきつく言っていた。遺族から殺人代行として大金をもらっていたのは、「遺族の意思の強さを確認するため」という目的。

鏑木は「正義のための殺人なんて存在しない」という考え。
矢吹は「復讐殺人によって救われた」と感じている。

 

二人の考えには少しズレがある。

矢吹の過去

矢吹は恋人と夜にデートをしていたところ、若者3人に絡まれ、2人にレイプされた。恋人が矢吹を助けようとしたが、若者に殴られ死亡。

 

矢吹(木村多江)と鏑木(谷原章介)とのつながり

矢吹と鏑木は大学のゼミの同級生だった。二人は犯罪被害のシンポジウムで偶然再会する。

矢吹が自分の過去を話し、「鏑木くんは犯人が死んでいて羨ましい」と泣いたことにより、鏑木が「代わりに俺が殺してやろうか?」と言ったことがこの復讐殺人の始まりだった。

和子と自分を重ね合わせる鏑木

鏑木は和子の事件を「どうしても止めてあげなきゃいけないホシがいる」と話していた。

鏑木「一度殺してしまうと、もう元の自分には戻れない」

 

ちゃちゃ

鏑木は和子に自分を重ね合わせているんだね。
しかも矢吹は若者に恋人を奪われたというだけではなく、自分自身も若者にレイプされた被害者だったことが判明…。

「犯罪症候群Season2」3話のあらすじパパっとネタバレ!

矢吹は鏑木が好き

武藤(玉山鉄二)の目が矢吹(木村多江)に向いていることを知った鏑木(谷原章介)は、矢吹をホテルへと匿う。そして「海外に逃亡するように」と勧める。

矢吹は「あなたも一緒に行かない?」と誘う。矢吹は鏑木に復讐殺人を行ってもらい、心を救われた。次第に鏑木に惹かれるようになっていった。

そして鏑木も多分同じ気持ち…かな?

矢吹「もしあなたも同じ気持ちでいてくれるなら…」
しかし鏑木は「人の血で手を染めた人間は、普通の幸せを望んじゃいけない」と心に決めていた。

超悪役・市原(伊藤健太郎)

和子(手塚理美)は、息子の継治(小林豊)の命が尽きそうになっていることに焦る。

今度は市原と言う若者に目をつける。市原(伊藤健太郎)は、中学の時に人を殺した過去がある。
担任は市原のような不良を「クズ」呼ばわりしていたので、卒業の時に金属バットで殴り殺した。今も家族に家庭内暴力をふるっている。

 

和子は市原をトラックの前に突き飛ばす。しかし市原は無事だった。逆に和子が捕まり、名前と連絡先を教えさせられてしまう。

ひょえ~!怖すぎ!( ゚Д゚)

市原は和子を呼び出す。市原は、殺人を犯したことで自分の人生が台無しになったと、社会を恨んでいた。「あいつを殺した時みたいに殺していいよね?」と言って、和子を殴り殺そうとする。

 

翌日、和子は全身を殴られ重体で発見される。(一命は取りとめた)

武藤が鏑木と矢吹のつながりに気づく

武藤は矢吹の実家に行き、交友関係のわかる昔のアルバムなどを借りてきていた。「犯罪被害者の会」のパンフレットに、鏑木の写真を見つける。また、大学の時の写真に、矢吹と鏑木が隣同士で写っているのを見つける。

 

武藤は、矢吹とつながって復讐殺人を代行している人間が、鏑木だと気づいた…!

 

矢吹は、鏑木に内緒でホテルをチェックアウトし、牧田と合流。「2人で復讐殺人を続けましょう」と2人はうなずきあう。

 

ちゃちゃ

やっぱり鏑木と矢吹は実は愛し合っていたんだ…!!
え!?ってことでいいんだよね…?( ゚Д゚)
でも復讐に手を染めてしまったから、もう自分は幸せになってはいけない人間だと鏑木は思っているんだね。

「犯罪症候群Season2」4話最終回のあらすじパパっとネタバレ!

矢吹(木村多江)と鏑木(谷原章介)は好き同士だった

矢吹(木村多江)は、鏑木(谷原章介)に内緒でホテルを抜け出し、牧田(板尾創路)と合流。2人だけで復讐殺人を続けていくことを決意。
しかし最後に、鏑木に別れを告げるため電話をかけてくる。
矢吹「鏑木くんは、“いちど他人の血で手を染めてしまった人間は、まっとうな幸せを望んではいけない“って言ってたよね?それでわかった。だから私には殺させなかったんだね? 1人で苦しませてごめんね」
鏑木「自分のためだ!君が汚れないでいてくれることだけが、俺の希望だったんだ!」
矢吹「私の希望は一緒に戦って、最後は一緒に死ぬことだった」

 

ちゃちゃ

2人はやはり好き合っていたみたいですね。それは偽りかもしれないけど、お互いに悲しみと秘密を共有するうちに、お互いがとても大切な存在=愛情へと変化していたのでしょう。
でも二人が求めた”希望”の形のズレが切ないです…。

矢吹(木村多江)と市原(伊藤健太郎)の死

矢吹と牧田が狙うのは市原(伊藤健太郎)。拉致して倉庫に連れて行く。しかし反撃され、牧田はボコボコに。
矢吹はレイプされそうになり、自分で舌を切って自殺。(矢吹は過去に恋人を殺されたときの事件で、若者にレイプされているため、その光景が浮かび、なんとしてでも2度目の悪夢を避けたかった)

 

その直後に鏑木が現場に到着。鏑木は市原の首を絞め殺害。

ちゃちゃ

ほんとに瞬間。鏑木さん、強すぎ…。しかも何の躊躇もなかった…。

さゆりの死の真相

鏑木は同僚から、さゆりの死には環が関わっていたことを聞かされる。さゆりが襲われた時、所轄に通報があった。しかし環が追っていた過激派集団がその付近に潜伏していたため、所轄が派手に動くと逃げられてしまうため、「現場に警察官を向かわせるな」と言う指示を環が出した。

 

しかしこれは後で、鏑木をおびき出すための嘘だったことが明かされる。

ちゃちゃ

うーん、本当に嘘だったのかなぁ…?

環が鏑木を呼び出す。そこに現れたのは武藤(玉山鉄二)。
「現職の警察官が殺人犯として逮捕される事は絶対に避けたい」と言う環の命令によって、武藤は鏑木を殺すように命じられている。
武藤は銃を向け、鏑木も「お前の手で終わらせてくれ」と頼む。

ちゃちゃ

鏑木さん、なんて酷なことを頼むんだ…!それじゃあ武藤も殺人犯になっちゃうよ!

武藤は撃てなかった。すると環が現れ鏑木を撃ち殺す。
最後に環は「小島和子の息子(小林豊)の移植手術は成功した」と鏑木に告げ、鏑木は微笑みながら死んでいった。
end…

「犯罪症候群Season2」の感想~復讐の是非の答えは?~

切ないーー!切ない切ない、切なすぎるーーーー!(><)

 

鏑木さん、復讐しても全然救われなかったね。しかしいちどその道に踏み込んでしまって、戻れなくなって、どんどん殺して、もっともっと苦しんだだけだった。
だけどそれでも、矢吹の気持ちを救うためにやっていたのかな?それぐらいに、鏑木もまた矢吹のことを好きになっていたのかもしれないね。矢吹もまた、鏑木に心救われ、惹かれていた。

 

だけど最後は二人の求めていたことや考え方に、少しずつずれが生じ始めて切なかった。

 

2人は普通に愛し合って、傷を舐め合いながらでも、生きていくことはできなかったんだろうか?
どんな形でも、生きていくことで、きっといつか救われる日がくるって信じて生きていくしかない。武藤も復讐をしないとことを選んだ武藤も、まだ全然救われてないけど、武藤には家族がいるし、いつかその傷が消える事はなくても薄れていく日が来ると思う。鏑木もまた、矢吹と一緒に生きていけば、2人で笑い合える日もきたかもしれないのに…。

 

安っぽい言葉に聞こえるかもしれないけど、結局は「愛が救う」だと思うんだよな。

 

そして環!「犯罪者を根絶する」とか言っておきながら、警察官が殺人を犯していたと言う事実をもみ消すために鏑木を殺すって、ただの犯罪ですよ?鏑木が復讐のために殺人を行っていたのに対し、こっちは保身だからね!?もっと凶悪だよ!?

 

武藤も結果としてはできなかったけど、環の命令に応じようとしてて、おいおいおいって思っちゃったよ( ゚Д゚)

 

そこは警察官として、(元警察官として)、逮捕することで、法の裁きを受けることで償わせようと言う方向に持って行かなきゃでしょう!(捕まっちゃったらどうせ死刑だけど…)

 

そして環、本当にさゆりの死に関わっていたと言う話は、鏑木をおびき出すための作り話なのかい?めちゃくちゃ怪しいぞ!!

 

このドラマのテーマは「復讐の是非」と言うことだったけど、結局は「復讐しても救われなかった」と言う結論をドラマ内で出しているので、答えは「非」と言う事ですね。
だけど、沢山人が死んだ最終回のストーリーの中で感じたことは、環が言った「人を殺した人間はまともな死に方は出来ない」というセリフがこのストーリーの全てなんじゃないかと思った。
和子は罪のない善良な若者を3人も殺したから、バチが当たって返り討ちにあって殺された。
牧田と矢吹も「正義のため」と自分では思っていたけど、やっぱりそれはただの殺人だったから、罰が当たって市原の返り討ちにあった。(牧田は死んでないけど)
市原も沢山人を殺してきたから、最後は鏑木に殺された。
鏑木もまた逮捕されるという結末ではなく、殺されるという結末になってしまった。

 

みんな危ないことに手を出していたから、危ないことに巻き込まれるのも当然っちゃ当然なんだけど、1話で牧田が梶原(野間口徹)をそそのかす時に「天意ってあるんですね」と言っていたセリフ。
まさにその天意によって、みんな殺されるという運命になったのかなと思いました。
だから復讐はやってはいけないけど、悪いことをやった人間には必ず罰が下るんだよという救いを持たせているラストなのかなあと。
罰が下ったのが主人公側で、感情移入しちゃってる人物なので、切なすぎて救いのないラストのように思えてしまいますけどね。

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