「同期のサクラ」の高畑充希さん、完全に「過保護のカホコ」を思い出した。高畑充希さんってこんな役ばっかで、もう普通の役できないんじゃないかなぁ…(^^;演技うまいからハマりすぎちゃってね。
「同期のサクラ」1話のあらすじが簡潔にわかるパパっとネタバレと感想を書いていきます。
「同期のサクラ」1話で押さえておきたいポイント!
※このドラマは桜(高畑充希)と仲間たちの10年間を描いたドラマ。(1話に1年ずつ描き、最終回で現在に追いつく)
会社を舞台として夢と友情を描く群像劇である。
- 1話は10年前の2009年。5人が会社に入社して、出会ったときの話。
- 現在の桜は、脳挫傷で意識不明。
「同期のサクラ」1話パパっとネタバレ!
主人公のキャラがぶっ飛び系!
北野桜(高畑充希)は、全く空気を読まず言いたい事はバンバン言う性格。普段は無表情で笑わない。とてもこだわりが強い。
入社式で、4人の仲間と出会う。
研修の同じ班になった5人。
左から百合(橋本愛)、葵(新田真剣佑)、桜(高畑充希)、菊夫(竜星涼)、蓮太郎(岡山天音)。

完全に主人公のキャラがカホコっぽい…。
グループ課題
新人研修でのグループでの課題は模型作り。桜たちは橋を作る。
桜がかなりこだわるタイプのため、5人は何かと集まり仲良くなっていくが、やっと完成したのに、桜がまだ「耐荷重が足りない」と言い出し、いつもは大人びて落ち着いている百合がキャラ激変で激怒。
「いい加減にして!今まで気を遣って付き合ってあげてただけだから。誰もあなたのこと仲間とか思ってないから!」

しかし審査では、桜の指摘していた耐荷重が問題に。ギリギリのところで桜が作り直した橋を持ってやってきた。桜は最後まで諦めずに、自分の理想をつき通していた。
結果、社長賞は取れなかった。桜は審査の結果に「審査員の社長への忖度があった」と物申す。しかしそれは自分の班が選ばれなかったことへのクレームではなく、「もっとふさわしい建造物がある」と他の班の作品の良さを素直に認めていたからだった。
桜の夢
課題の結果も踏まえて配属発表。
桜以外の4人は自分の希望の部署に配属されたが、桜は審査の時に社長に口答えしたとして「人事部で預かる」と言う結果に。(本当は桜は土木希望)
実はこの審査の時に、
「会社に異を唱えると言う事は、内定を取り消すこともできると言うことだ。今のは君個人の意見か?それともグループを代表しての意見か?」
と人事部の黒川(椎名桔平)に言われた。

桜は「あくまで私個人の意見です」と他の4人をかばった。

変人で空気は読まないけど、仲間をかばうってところはちゃんと空気を読む!
”空気を読まない”んじゃなくて、めちゃくちゃ正義感が強いってだけなんでしょうね。
桜を心配する4人。
桜「私には夢があります!
故郷の島に橋をかけること。
一生信じ合える仲間を作ること。
その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ること。
それだけは諦められないので、私は自分にしかできないことをやります!」

ここで森山直太朗さんの「さくら」~~っ!!ギャー!それだけでなんか泣ける~~っ!!
主題歌「さくら」なんだ!?すごいなぁ~。10年以上も前の曲だけど、変わらず名曲…!(2019バージョンとして録りなおしたらしいが)
この“自分にしかできないこと“と言う言葉は、桜が毎日ファックスでやりとりをしている島のおじいちゃんからもらった言葉。
この言葉は今後他の4人の同期の中でも大切な言葉になっていくみたい。
桜の両親は橋がなくて死亡

桜は島育ち。ある時母親が病気になったが、その日は海が荒れていて船が欠航となっていた。父親が自分の船を出し本土の病院に連れて行こうとしたが、波に飲まれ2人とも死んでしまった。
「もし島に橋がかかっていたら、両親は死ななかった」
この思いから桜は、「島に橋をかけること」と言う夢を、育ての親である祖父が生きているうちに叶えたいと思っている。
桜の学校では、桜の学年は桜1人だけだった。だから同級生の仲間と言うものに強い憧れがある。

こういった背景から、「橋をかけること」「仲間を作ること」ということが、桜にとってとても重要なことなんですね!
この2つが同時に桜の夢となっているので、ドラマ全体としての軸となっていきます。
「同期のサクラ」1話の感想
最初に見た感想、桜のキャラは「過保護のカホコ」っぽい。(と思ったら、やっぱりカホコの遊川和彦さん脚本だった)
言いたいことバンバン言っちゃって、上司にも立てついちゃう感じで、さらにお仕事ドラマなのは「派遣の品格」っぽい。
大学で出会った同期の仲間たちの群像劇を、現在から振り返って描いていく感じは「天体観測」っぽい。
つまりヒットしたドラマの要素がいっぱい盛り込まれているってこと!
このドラマは絶対当たる! と思ったら、視聴率は悪かったらしいけど…。でも、裏で相棒1話スペシャルだったしな。視聴率だけじゃないし。いいドラマは精鋭のファンたちがついてくるから。
現在の桜がなんで意識不明の状態なのかわからないけど、そこは最終回まで引っ張りそうだな。
カホコの時は、カホコの成長とともにはじめ君との恋のほうもキュンキュンしながら観てたんだけど、今回は桜の頑張りと同期達との友情に感動しそう。
でも最近のドラマって、こーゆー傍若無人、振り回し系でちょっとコミュ障?みたいなブットんだキャラが多いな。周りは最初は戸惑いつつも、まっすぐな性格に惹かれていく…みたいな。
同じ群像劇でも「天体観測」の時は、1つのグループに必ずいそうなキャラクターを絶妙な5人集めたみたいな感じだった。だから自分はあの中で言ったら誰だとか、感情移入できる。あんまり主人公のキャラを”風変り”にしすぎると、漫画っぽくてキャッチーではあるんだけど、”共感”ってものができない。
今は変わった子とすると、すぐに「発達障害?アスペ?」って言われちゃうし、自分には関係ない人の話、って思った時点で、ドラマに感情移入できなくなっちゃう。(発達障害っぽい主人公の前向きな生き方を描いた「僕らは奇跡でできている」はものすごくよかったけど!)
カホコや桜に感情移入できる人は少ないだろうし、自分の周りにカホコや桜に似ている人がいたら、「実際はすごく迷惑しててあんな風に愛されてない!結局ドラマでしかありえない話!」って冷めた目で見ちゃうのかも。
もっともっと普通の人を主人公に置いたドラマっていうのも、久しぶりに見てみたい。
「白線流し」の酒井美紀、京野ことみ、馬渕英俚可とか、
「彼女たちの時代」(←めちゃくちゃマニアック?)の深津絵里、水野美紀、中山忍とか。
その頃3人で仲良くしているグループに所属してて、「まるで私たち3人みたい!」てめちゃくちゃ共感しながら観てたなぁ。
キャストも「天体観測」はすごい豪華だったしな。なんか久々に「天体観測」みたくなったな。