「2月の勝者」では、「なるほど!」と思わせるような名言が飛び出ます!
自信満々のスーパー塾講師・黒木(柳楽優弥)の言葉を聞いていると、「ウチの子も中学受験したら受かるんじゃないの!?」と思えてくるから不思議です。
こちらでは1話から最終回までの簡単なあらすじネタバレと、黒木先生の名言をまとめていきます!
目次
1話 「父親の経済力と母親の狂気」
1話では、サッカー少年を塾に入れると言うお話でした。
中学受験をさせたい母親、サッカーを続けさせたい父親。
この、父親を説得した言葉がなんとも理論的で、「確かに!」と納得しちゃいました!
全国のサッカー選手登録者数253,745人
プロサッカー選手になった人数204人
小学生時点で将来プロサッカー選手になれる確率0.08%
中学受験の受験者数首都圏40,694人
最難関御三家合格者数1643人
御三家に受かる確率4%(その他名門私立まで入れれば10%)
スポーツや芸術、音楽などの才能がものを言う分野に比べて、
勉強は格段に努力のリターンが得やすい。
ほんとだー!
中学受験と言うとものすごく難しいことのように思えるけど、0.08%と4%では大きな違い!
こうやって具体的な数値で示してくれると、すごく説得力がある!
しかも、勉強は才能に左右される分野ではなく、「努力すればできるようになる」ので、誰にも平等にチャンスがあるように思えますね!
12歳と言う伸び盛りにサッカーを中断させることを嫌がる父親。
「中学受験をすれば、15歳の伸び盛りにスポーツを中断せずに済む。
大学附属校なら、18歳でも中断は無し。
なのになぜ、小六と言う時期にこだわるのですか?」
確かに!
体の成長で言えば、15歳や18歳の方が、スポーツの絶頂期にありますよね。
2話 Rクラスはお客様
佐倉麻衣(井上真央)が担当するRクラス(1番下のクラス)の生徒・加藤匠(山城琉飛)はテストで0点を取るほどの落ちこぼれ。
麻衣は何とか匠の成績を上げようと、マンツーマンで勉強を教えたりと努力するが、黒木(柳楽優弥)には、「Rクラスの生徒はほっとくように」と言われてしまう。
塾は営利目的の企業。
優秀な生徒には経営資源を集中させ、手厚い指導をして、合格実績と言うリターンをがっちり稼いでもらう。
しかし、Rの生徒はお客さんとして、楽しくお勉強させてあげる。
私も塾講師をやっていた過去があるので、これ↑本当にこういう考え方ですよ。ただお金を落としてくれるだけの生徒のために、教師が時間を費やす事はない的な。
絶対にそのクラスの親には聞かせられない…。
しかし黒木は、ちゃんと匠の個性にも気づいていた!
母親(堀内敬子)は「うちの子は中学受験に向いていないのかもしれない…」と塾をやめさせようかと迷っていた。
しかし匠は、電車オタクで、地理のテストだけは偏差値70を超えていたのだ!(いつも窓の外を見ていたのは電車を見ていたのだ)
お弁当作りや大量のプリント整理に健康管理、塾通いを始めてから2年間、本当に大変でしたね。
匠くんは決して”できない子”ではない。できることがこんなにたくさんある。持てる力で成績を伸ばせるよう、私たちが手助けする。
これ言われたら、ほぼ100%の母親が泣いちゃうでしょう…。
「黒木先生には“できない子“の気持ちがわからない!」
と、匠の気持ちに寄り添うとしていた麻衣こそ、匠のことを決めつけた目で見ていたと言うことだ。
勉強が楽しくなければ、中学受験は成功しません。あなた(井上真央)は子どもたちに”勉強の苦しさ”だけを教えていたのではないですか?
私は誰一人として”できない子”だと思ったことはない。
必ず全員合格させてみせる!
3話 その子が“欲しいもの“と“必要なもの“は必ずしも一致しない
成績優秀で大切な金の卵の生徒・前田花恋(田中絆菜)が、転塾の恐れ…!?
母親(高岡早紀)は、花恋が学校では生徒やクラスメイトとあまりうまくいっていないことをわかっていた。勉強ができすぎて浮いているのだ。
桜花に入ってからは、花恋に憧れて慕ってくれる友達もたくさんでき、楽しく通っていたので、花恋には桜花の方が向いているのではないかと思いつつも、子供の自主性を尊重する理想的な人格であるため、花恋自身が「転職したい」と希望しているので、その考えを尊重させようとしていた。
しかし、競争心を煽るやり方のルトワックより、褒めて伸ばす桜花の方が花恋に合っていると考えた黒木(柳楽優弥)は、花恋を引き止める。
子供の自立心を尊重し、それを最大限にサポートすることが大切。ただし、子供は失敗や間違いを犯す。
その子が”欲しいもの”と“必要なもの“は必ずしも一致しない。
育つ環境に影響していく。大人たちがその経験から、慎重に子供たちの手を引いてあげなければならない。
4話 人生はリアル課金ゲーム
Rクラスの武田勇人(守永伊吹)。
母・香織(星野真里)は受験に熱心だが、夫・正人(塚本高史)はスマホゲーム夢中で、昔の話なんて興味がない。
ゴールデンウィークはいつも家族でディズニーランドに行くと言う決まりになっていて、ゴールデンウィークの特別講習を受けさせたい香織と、正人で意見が対立。
正人は、「塾は無料体験で人を集めて、入塾したら特別講習でいくら、模試を受けるのにいくら、とどんどん金をとって、まるで詐欺だ」と主張。
しかし正人はゲームの課金につき20,000円も使っていた。
それに対して香織は、
とブチギレ!
ゲームに例えられたらわかったのか、正人は特別講習を受けることを許可。本人もやる気になった。
5話 俺の友達は馬鹿って言うな!
5話では、これといって黒木の名言はなかったように思います。
主に男同士の友情が描かれました。
Ωクラスの島津順(羽村仁成)は、Aクラスの上杉海斗(伊藤駿太)を何かと目の敵にして暴言を吐いている。
順の父・弘(金子貴俊)は桜花のカリキュラムを否定し、独自の勉強法を流していた。桜花に通う他の生徒のことも見下す発言が多かった。
ある日、順が行方不明に。海斗が探しに行く。
順はルトワックの入塾テストを受けてSクラスを落ちていた。
海斗はもともとルトワックのSクラスにいたが、桜花に移ってきてAクラスに入っていたので、順は許せなかった。
海斗は双子の弟がルトワックにいて、桜花に移り、親からも期待されていないと嘆く。
しかし黒木は順に、いずれ海斗が順のライバルになるだろうと話していた。
2人が宿に戻る。
順の父親がやってきて激怒。
海斗と一緒にいたことを知り、
「こんなバカと一緒にいたら馬鹿になる」
と発言。
順は「俺の友達にバカっていうな!」と初めて父親に歯向かった。
その後、順は海斗に「オメガで待ってるぞ」と告げ、いつかライバルになることを約束しあうのだった。
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