キンプリ小説「僕の好きな人」12話〜女の友情とは儚いもの〜

ついについに!平野紫耀&平祐奈の青春恋愛映画「Honey」がAmazonプライムビデオに登場しました!!
(横浜流星くんも出るよ!)

映画「Honey」をAmazonプライムビデオで見る

 

King & Princeの4thアルバム『Made in』発売中!

 

なんで優太が突然別の子にキスを…⁉︎

さっきまで私といい感じだと思ってたのに…。

 

キンプリ「Made in」に収録されている「僕の好きな人」の歌詞をモチーフに書いているキンプリ妄想小説です。

 

主演は岸くん。幼馴染との恋物語。なかなか思いを素直に伝えられない二人のこじらせストーリー。

クラスメイトのしょうれんが恋敵になるストーリーです。

 

前のお話はこちら。

キンプリ小説僕の好きな人いつも他の誰かを

優太サイド


あー、まじでプールではヤバかった。

やべ、思い出したらなんかまた…。

 

 

さっきはなんとか脳内を鎮めて体の異変を戻したが、さっきの感触を思い出すとまたむくむくと膨らんできた。

とりあえず自分で処理するしかねーな…。
ズボンのチャックを開けて、パンツごとずり下げる。

 

 

コンコン。
ドアをノックする音がした。
海人だな。

 

 

優太「なんだよ、今ちょっと忙しいんだよ」

ぶっきらぼうにドアに声を投げかけ、そのまま続けていた。

 

 

カチャ…。
リナ「あのー…」

 

 

え…?

 

 

申し訳なさそうにそーっとドアが開いて、顔を覗かせたのは…

 

 

 

優太「え?」
リナ「え?」

 

 

優太「えぇーーーっ!?な、なんで…!?ちが、ちがっこれは…っ!!」
リナ「あ、ちが、違うのっ!!バッグ忘れてたことに気づいて、弟さんが、岸くん部屋にいるからって通してくれたから…ご、ごめんなさい…!!」
優太「あ、バッグね…!?バッグ、そこ!そこ!」

 

 

慌てて雑にパンツをずりあげ、バックを取ろうとベッドから降りようとして、シーツにつまずいて倒れ込んだ。
そして、見事に床ドンの形になってしまった。

 

 

優太「わわわ!ごめん!」

 

 

すぐに体を起こそうとしたが、クイッとTシャツの襟元を掴まれる。

 

 

リナ「いい…よ?」
優太「え?何が?」
リナ「岸くん、今”そういう気分”なんでしょ?私、岸くんなら…いいよ…?」

 

 

え、えぇーーーっ!?
な、なんでそんなこと!?

 

 

まだ全然おさまっていない下半身がドクンと疼く。
掴まれているTシャツの襟元がさらにクイっと引かれ、顔が近づく。

 

 

この子、クラスは違うけど、菜々の友達でしょっちゅう休み時間はうちのクラスに遊びに来てるからよく見かける。

でも、1度も話したことない。
てか、男と話してるところを1度も見たことがないかも。

 

見た目は清楚な感じなのに、すっげえ積極的じゃん。
そういうギャップに男って弱いんだよな…。

 

 

いや、何を考えているんだ、俺は…!!
今の収まらない気持ちは菜々に対してであって、誰でもいいわけじゃないんだ!
俺が好きなのは菜々なんだから!!

 

 

でも…
菜々の好きな人は俺じゃないから…。

 

 

今までだってそうだった。
好きなのは菜々だけど、好きだから手が出せなくて、全然好きじゃない他の女の子と色々経験は済ませてきた。

 

 

リナ「岸くん、好き…」

 

 

うぁー、そんなウルウルした目で見つめないでくれぇー!!

こんな状態の時に迫られたら断れないのは、男の性…。
も、もう、無理だ…。

 

 

目をつぶってキスをする。
脳内にはさっきの水着の菜々の姿が浮かぶ。

 

 

ガチャ。
菜々「優太ー!バック忘れちゃって…え?」

 

 

菜々サイド


なんで…?

 

さっきまで、私に対して反応してくれてたのに、今度はリナちゃんに発情して押し倒してキスして…。

結局誰でもいいんじゃん!!

 

 

菜々「さいってー!!」

 

 

勢いよく部屋を飛び出すと、一気に涙が溢れてきて、リビングでテレビを見ていた海人に見られた。

 

 

海人「えっ!?なになに!?どうしたのー!?」

アタフタしている声を背中に家を飛び出した。

 

 

 

優太「ちが、菜々、これは違うんだーー!!」
リナ「あ、あたし…帰るね…っ!!」

 

 

バン!ダダダ!!

 

 

海人「え!?また!?
なになに!?兄ちゃんが次々に女泣かしてるぅ~っ!!えぇ~っ!?一体部屋で何してんのぉ~っ”(°凸° )!?」

 

 

 

ピロン。
部屋で布団を被って泣いていると、またメールの着信音が鳴った。
さっきから優太が何通も「違うんだ!!」とか「話を聞いて欲しい!!!」とか「男というのは心の弱い生き物なんだ!!!!!」とか「一時の気の迷いで!!!!!!」とか、全然釈明になってない釈明メールを入れてきていた。

でも私、彼女じゃないし。
釈明される理由も、怒る権利もない。

 

別に、優太が誰と何をしていようと…。

 

 

でも、優太ってリナちゃんみたいな子がタイプだったんだ?
清楚で大人しくて細くて…私と全然違うタイプじゃん。
それもけっこうショックだったりする。
かと言って、自分と似てる他の誰かだったら、「だったら私でいいじゃん!」って思うから、やっぱり嫌なんだけどさ。

 

 

 

ピロン。

また…

 

 

菜々「ん?」

 

 

優太からだと思ったら、めぐりんからだった。

「ちょっと出てこれる?リナのことで、話ある」

 

 

え?リナちゃんのことって、さっきのあれのこと?
そんなホヤホヤの話題を、なんでめぐりんが知ってるんだろう?

 

 

 

めぐりんが近くの公園まで来てくれて、2人でベンチに並んで座る。

めぐりん「リナのことなんだけどね、あの子ずっと岸のこと好きだったんだよ」
菜々「えっ」

 

 

そんな話1度も聞いたことない。
てっきりうちのグループの子はみんなしょうれんのどちらかのファンなんだと思ってた。

でもそういえば、しょうれんのどっち派!?みたいな話題になった時にいつもリナちゃんは発言していなかった気がする。
いつもみんなでいると、聞き役に回ることの多いタイプだから、違和感がなくて、今まで気が付かなかった。

 

 

でも、私と2人で話している時は結構対等にお互いのことを喋っていると思ってた。
好きな服装やネイル、好きなお菓子のこと、好きなチャンネルの猫の動画を見せ合ったり…

 

 

あれ?
色んな好きなことを話して、すごく仲良いつもりでいたけど、”好きな人の話”を私たちはしたことがなかった。
好きな人を教えるという行為には、”他の誰にも教えていない秘密を、あなたにだけは教える”という特別感があるから、仲良しの証なのだ。

 

 

それを、めぐりんだけに話してたんだ?

 

 

菜々「へぇ…全然気づかなかった。え?めぐりんは知ってたんだ?」
めぐりん「うん、高校に入ってすぐに。リナがうちのクラスに好きな人が出来たって。それで岸を見に来てる時に、岸が菜々のことを探してたことがあって。それで、菜々ちゃんっどんな子?って相談されて」

 

 

え?それでめぐりん、私に「一緒にお昼食べよう」って声をかけてきたってこと?
優太が仲良くしている私のことを探るために?

 

 

めぐりん「最初は2人が付き合ってるのかなって心配だったんだけど、そうじゃなかったのがわかって。菜々はいい子だったし仲良くなれて普通に嬉しかったんだけど、やっぱり菜々が岸と仲いいから、リナもああいう性格だし、なかなか岸と近づけなくて。
それが今回こんな急展開になって、ずっとリナのこと応援してた私としては、すごく嬉しいの!菜々も応援してくれるでしょ!?」

 

 

めぐりんは気づいてない。
仲良しのリナちゃんの恋が実りそうになって嬉しすぎて、
リナちゃんと仲良しだと思ってたのは自分だけだったんだって知って、私が傷ついていることも、
優太と仲良くしている女がどんな人物なのかを探るために、私に近づいたって話しちゃったことが私にとってどれだけ残酷な事実かということも。

 

 

チラリとスマホを見る。
優太からはたくさん釈明メールが入っているのに、リナちゃんからのメールは一通もなかった。

 

 


 

「西野!?どーした!?こんなとこで!」

 

 

目をまん丸に見開いた綺麗な顔が近づいてくる。
水も滴るいい男…
ん?水?

 

 

紫耀「どうしたんだよ、こんな雨の中で!?びしょ濡れじゃんかよ!」

 

 

いつの間にか、雨が降っていた。
全然気づかなかった。

 

頭がぼーっとしてる。

 

 

それだけショックだった。
好きな人と友達2人、一気に失くした気がした。

 

 

1番の仲良しだと思ってたリナちゃんは、実は優太のことが好きで、それが目的で私に近づいてきていただけだった。
「菜々ちゃんのこと可愛いなって思ってたの。ずっと話してみたかったの」って言ってくれたのも、嘘だったんだ。
いや、「話してみたかった」のは嘘じゃないんだろう。
好きな人が仲良くしている女がどんな人物なのか、本当に知りたかったんだろう。

 

仮に私に近づいた理由がそれだとしても、結果として私を本当の友達だと思ってくれれば、それで許せた。

 

でも、仲良くなった後も、優太を好きだと話してくれなかった。
めぐりんにだけは話していたその秘密を。

 

 

リナちゃんとめぐりんは同中だから、最初はめぐりんにだけ相談したのは当たり前だ。
だけど、そんな時間の差なんて飛び越えて私たちは仲良くなれたって思ってた。
クラス違っても休み時間にうちのクラスに遊びに来てくれることも、私と話に来てくれてるんだと思ってた。
でも違ったんだね。優太を見に来ていただけだったんだね。

 

 

そして、晴れて優太といい感じになって、それをすぐにめぐりんには報告したのに、目撃しちゃった私にはメールの一つもくれないんだね…。

 

リナちゃんにとって私は友達じゃなくて、いつまでたっても”恋敵”だったんだね…。

 

 

「おい西野!西野!大丈夫か!?西野!!」

 

 

名前を呼ぶ平野くんの声が意識の奥の方に遠のいていった。

 

 


 

 

ん…明るいなぁ…朝?
窓から差し込む光がちょうど顔に直撃して眩しくて目が覚めた。

 

 

あれ?私、昨日どうしたんだっけ?
公園でめぐりんと話して、その後しばらく1人でベンチにいて、雨が降ってきて、そしたら偶然平野くんに会って…

 


何か意識が戻ろうとしてきて、倒れそうになって…そうだ、平野君が抱えて受け止めてくれたのかな?
逞しい腕の感触がなんとなく記憶に残っているような…

 

 

そうそう、ちょうどこんな感じのたくましい腕の感覚…
寝ぼけたままモミモミと触っていた、それを辿っていくと…

 

 

ん?

 

 

「目ぇ覚めた?」

 

 

そこにはさらりと髪をかきあげた、今度は朝日に照らされた超綺麗な顔がこちらをのぞき込んでいた。

 

 

紫耀「おはよ♡」

 

 

え、えぇーーーっ!?なんで、平野君と同じベッドで寝てるの!?
そして、すっごいやばいことに気づいた。

 

 


私、服着てないんですけど…っ!?

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました