キンプリ小説「僕の好きな人」9話~プールでナンパ~

仲良し女子グループだけでプールに来ていたら、学校で大人気の2人組”しょうれん”と遭遇…!向こうも男だけで来ていて、一緒に行動することになって…。

 

キンプリ「Made in」に収録されている「僕の好きな人」の歌詞をモチーフに書いているキンプリ妄想小説です。

 

主演は岸くん。幼馴染との恋物語。なかなか思いを素直に伝えられない二人のこじらせストーリー。

クラスメイトのしょうれんが恋敵になるストーリーです。

 

前のお話はこちら。

キンプリ小説「僕の好きな人」8話~告白~

夏休み(菜々サイド)

「菜々ー、みんなでプール行かない?」
ピロンとスマホが鳴り、見ると、かほちゃんからメールが入っていた。いつもの仲良し女子4人組で、プールのお誘い。
うん、気分転換に行くかな。

 

 

夏休みに入ってから、毎日、どこにも出かけずに、ずっと部屋でゴロゴロしていた。
例年、長期休みとなれば、優太の家に住みついている。

 

 

うちの親は基本仕事で家にいないから、さすがに朝から晩まで一人というのは寂しい。
優太の家に行けば、海人もいるし、一日中楽しく遊んでいられた。

 

でも…

今年の夏はそうもいかない。

 

 

だって

ついに、私は優太に告白してしまった。

 

 

そして…
フラれた。

 

 

なぜ、永瀬くんに優太の写真をもらっていたのかと聞かれ、

 

「好きな人の写真が欲しいから」

 

と応えた。

 

 

 

うん、これは告白以外の意味には捉えようがないよね?

 

 

それに対して優太は、

 

「それなら、もうあんまこの部屋来んなよ」

 

と言ったのだ。

 

 

「お前の気持ちには 応えられないから」

 

って意味だよね…。

 

 

 

私、取り返しのつかないことしちゃった。
もう、優太と前みたいな関係じゃいられない。

 

 

 

もうその場に居られなくて、

 

「なんか、ごめん…!」

 

そう言って、部屋を飛び出した。

 

 

(優太サイド)

どうして廉の写真をもらっているのかと尋ねたら、思いもよらぬ答えが返ってきた。

 

 

「好きな人の写真が欲しいから」

 

 

菜々の好きな人は、紫耀だと思っていたから、最初は頭が追い付かなかった。
でも、本当は廉のことが好きだったのか…!?

 

 

まぁ、どっちにしても、俺じゃないってこと。
そして、どっちにしても、勝ち目のない相手ってこと…。

 

 

でも、直接言われたのは、かなりこたえた。
だって、気付いていても知らないテイでいられたら、今まで通り、菜々と仲良くできた。

 

 

だけど、菜々が他の男を好きだと知ってしまったら、
応援しないわけにはいかないじゃんか…。

 

 

邪魔、できないじゃんか…。

 

 

俺との距離感も、もうちょっと考えた方がいい。
だから、言ったんだ。

 

 

「それなら、もうあんまこの部屋来んなよ」

 

 

もし、俺と付き合ってるって誤解されたら、菜々の恋がうまくいかなくなっちゃうだろ?
俺は菜々のことが大切だから、菜々が泣くのなんて見たくねーよ…。

 

 

「なんか、ごめん…!」

 

 

そう言って、菜々は部屋を飛び出して行った。

 

 

「ごめん」って、「廉のことを好きになっちゃってごめん」って意味か!?
うわー、なんか俺、告白もしてないのにフラれてるよ!!
「優太じゃないんだよ、ごめん」ってことだもんな!?

 

 

プール(菜々サイド)

「う~っわ!レベル高っ!君たちこんなかわいいのに、もしかして女の子だけで来てるの!?俺らも男ばっかなんだよね~。もしよかったら、一緒に遊ばない!?ほら、人数ぴったりだし!」

 

 

見るからに”チャラついてます”という感じの日焼けした4人組に取り囲まれる。
本日3回目のナンパ。

 

 

かほ「あ、私たち、女子だけで十分楽しめるんで、けっこうでーす!!」

かほちゃんが勢いよく言って、「逃げろー!」とみんなで流れるプールの勢いに手伝ってもらい、ギャル男たちから逃げて行った。

 

 

リナ「しっかし、今日はほんとナンパの嵐だね~」
かほ「その原因は…お前だぁ~~~っ!!」
菜々「ぎゃぁ~~~っ!!」

 

 

かほちゃんがいきなり後ろから両手で胸をわしづかみにしてきたので、とんでもない声が出る。

 

めぐりん「こら!また注目浴びてるからやめときな!」

私の声に振り返った人が、女子同士で痴漢プレイしている光景に普通に見入ってしまっている。
確かに水着になると、ナンパ率が30%は上がる。
これも、巨乳あるある。

 

 

リナ「ほんと、みんなレベル高いから、私、みんなと一緒にいていいのかなって思っちゃうよ…」

かほちゃんから逃げてくると、リナちゃんが浮き輪につかまりながら、ちょっとしょんぼりしていた。

 

菜々「そんなことないよ!リナちゃん、女の子らしくてかわいいし!」

 

 

派手ギャル系のかほちゃんやスタイルモデル級でクール美人さんのめぐりんと比べたら、パッと見で目立つタイプじゃないけど、色白で細くてかわいらしいし、何より性格がおしとやかで女の子らしくて優しいから好き。

 

 

リナ「菜々ちゃんは可愛くてスタイルもよくて、ほんとうらやましいよ」

 

リナちゃんは、こうやってすごく褒めてくれるから、めっちゃ好き。

 

 

高校に入って、最初はかほちゃんと仲良くなって、次にめぐりんが「一緒にお昼を食べよう」と話しかけてきて、めぐりんが同じ中学だったリナちゃんを連れてくる形で、4人組が出来上がった。
そんな経緯で最後に仲良くなったのがリナちゃんだけど、今はけっこう4人の中で一番喋る。
初めて喋った時に、リナちゃんが「菜々ちゃんはかわいくて、ずっと喋ってみたいと思ってたの」と言ってくれて、それが嬉しくて、それからよく喋るようになった。

 

 

 

思い出にふけっていると、後ろから声がした。

 

「なぁなぁ、そっちも女子だけ?俺らも男だけやから、一緒に遊ばん?」

 

 

はい、本日4回目のナンパ…

 

 

と思って振り返ると、さっきのイケメンチャラ男”風”とはレベチな爆イケチャラ男が立っていた。

 

 

菜々「な、永瀬くん…!?」

 

 

 

廉「なんや~、プール行くなら誘ってや~。ボディガード、ボディガード!ナンパされまくって、大変やろ?」

紫耀「廉~!どこ行ったかと思ったら…って、え?西野じゃん!」

かほ「えっえぇ~~っ!?平野くんっ!?」

向こうから、平野くんファンのかほちゃんがすごい勢いで流れに逆らって泳いできた。

 

 

紫耀「あっ、みんなで来てたんだ!」

平野くんがニコニコと迎える。

 

 

廉「今、ナンパよけに一緒に行動しよって誘ってたんや」
紫耀「あーそれいいね!」

かほ「えー!ほんとに!?平野くんと永瀬くんに守ってもらえるなんて、すごい!夢みたい!」
菜々「確かにありがたいけど、学校の2大プリンスにボディガードしてもらえるなんて、なんか悪いなぁ」

 

 

廉「は!?なんで俺らがボディガードすんねん?ボディガードは、お前のほ・う・や!」

 

 

え?

 

 

廉くんにおでこをぶっ刺されるように指で小突かれ、周りの女の子たちの視線に気づく。

 

「やっぱ~い!超イケメンなんだけど!」「でも、女連れじゃーん、惜しい~」「そりゃそうでしょ、あのレベルが彼女いないわけないじゃーん」などの声が聞こえてきた。

 

 

廉「なに?生意気にも、お前もナンパされとんの?」
菜々「そ、そーだよ!私たちだって、今日もう3回もナンパされてんだからね!!」

 

 

そーだよ!さっき「レベル高い」って言われたんだからね!なんで男子のボディガードなんて、このプリンスたちの家来のようなことをやらなきゃいけないのよ…!!

 

 

廉「ふ~ん、紫耀、俺ら今日、もう何回くらいナンパされたぁ~?」
紫耀「うーん、ちゃんと数えてないけど…15回くらい??」

 

 

ギャフン…っ!!((+_+))
男はホイホイとナンパするけど、女子からの逆ナンはなかなか勇気がいることを考慮すれば、単純に5倍という数字ではないだろう。完敗だ。

 

 

紫耀「お互い”同じように”大変だったみたいだから、一緒に行動するってことで、どっちも助かるからいいよ、ねっ?」

 

ナンパの回数で勝ち誇ったような顔をしている永瀬くんに比べたら、かなり大人な気遣いで平野くんが話しをまとめてくれて、まぁそんな必要もなく、平野ファンのかほちゃんも永瀬ファンのめぐりんも、とっくに尻尾を振って了承していた。

 

 

廉「で、キティは?」
紫耀「さっきの女の子たち振り切れなくて、まだあっちで捕まってるよ?」

 

 

え?
優太も来てんのーー!?

 

続きはこちら。

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