キンプリ「Made in」に収録されている「僕の好きな人」の歌詞をモチーフに書いているキンプリ妄想小説です。
あんなかわいい曲をモチーフにしているのに、今回はかなり過激な内容となっております…。すみません…。
主演は岸くん。幼馴染との恋物語。
クラスメイトのしょうれんが恋敵になるストーリーです。
前のお話はこちら。
(優太サイド)
優太「昨日と同じことされると、思わなかったわけ?」
見下ろした菜々の瞳は、何かを言いたそうに真っすぐに俺を見つめていた。
それは怯えや、俺を責めるような目ではなく、どこか期待に満ちたような潤んだ瞳で俺を真っ直ぐに見据えているように見えるのは、俺の勘違いだろうか。
ゆっくりと近づき、そっと唇を重ねたあと、両手を菜々の髪にわしゃっと差し込み、今度は激しくキスをする。
フレンチじゃなくて、もっとディープなねっとりとしたキスを何度も何度も。
そしてそっと唇を離し、至近距離で菜々の顔を見つめながら、静かに囁く。
優太「またこういうことされるかもって、思わなかった?」
菜々は男に免疫なさすぎて警戒心がなさすぎるから、俺が教えてやる。
無防備に男の部屋に来たらどうなるか。
いくら仲良くしているからって、男友達の頼みをほいほい聞いていたらどうなるか。
そうじゃなきゃ、いつか誰か(とりわけ早急に危ないのは廉)に襲われるかもしれない。
菜々が他の奴に汚されるなんて、ぜってーやだから。
だったら俺が先に。
たとえ菜々が別の人を好きでも…
菜々「だから来たんだよ」
え?
それはどういう…
菜々「優太に、また昨日みたいにしてほしくて。
だから来たんだよ」
優太「菜々…?」
何、言って…
だってお前が好きなのは紫耀で、それで最近仲良くしてるのは廉で…
俺は単なる幼なじみで…
菜々「私が好きなのは、優太だよ?
優太に、もっとしてほしい…」
マ、マジかよ…
今度は菜々の方から、俺の首筋に手を回す。
引き寄せられるようにしてまたキスをして、
一度唇を離して覗き込む。
優太「昨日と同じとこまでじゃ、止まんないかも…」
(優太サイド)
菜々「ん…っ、あ…っ、ちょっ…優太…っ」
菜々は苦し気な表情で、小さく甘い声を上げる。
菜々のTシャツの中に両手を入れて、その豊満な胸を揉みしだいた後、今度はTシャツを捲り上げて、ブラをずらし、乳首にしゃぶりつく。
そして、そのままショートパンツのボタンを外し、緩んだ隙間に手を入れる。
菜々「優太…!ダメ…っ、あっ…んんっ…!」
ずっとこうしたかった。
いつ頃からか、菜々の胸が急にでかくなり始めて、今までみたいに気軽に触ったりできなくなった。
それどころか、真っすぐに直視できなくなって、わざとそっけない態度を取ったりしていた。
でも、菜々は相変わらず子供の頃と同じ距離感でベタベタ触ってきて戸惑ったりもしたけど、でもそれが”俺だけ”ってところに優越感を抱いていた。
実は、菜々は中学の時、けっこうクラスの男子たちから人気があった。
でも、俺と幼馴染で仲がいいことは周知の事実だったし、そもそも菜々が常に俺の隣にひっついていた。
学校の行き帰りもいつも俺が一緒にいたし、3年間でクラスが離れたこともあったけど、休み時間となると俺のクラスに遊びに来ていたりしていた。
だから他の男が、菜々に近づけるチャンスなどなかった。
俺も友達が多い方だったし、いつも周りにはたくさんの人がいて、菜々もその中の一員としてはいたけど、結局いつも俺の隣にいた。
だから、菜々に話しかけるときには、自然と俺を通すような形になっていて、必ず俺の監視下でしか菜々と話せないことに不満を抱いたダチたちに、「保護者」呼ばわりされていた。
でも、「付き合ってんの?」と聞かれれば、嘘はつけないので「違う」と答える。
それで手を出そうとするダチがいれば、全力で阻止した。
なぜそんなに過保護に守るのかと聞かれれば、「妹みたいなもんだから」と言い訳をして。
男たちの手が届く前に、俺が事前に防いでいたから、菜々は自分がモテていたことも、全然知らないんだろうけど。
たぶん、あの頃から、俺は菜々のことが好きだったんだろうな。
小さい頃から家族みたいに暮らしてきて、「妹みたい」と感じることも実際あったけど、やっぱり妹とは違う。
他の男が近づくのが許せないし、こうやってエロいこともしたいんだから。
菜々「優太…っ!あ、あたって…る…」
菜々が顔を真っ赤にして呟く。
優太「昨日と同じとこじゃ止まらんないって、言ったよね…?」
そう言って、自分のズボンのボタンに手をかけた。
(優太サイド)
「待って…、私、は、初めてだから…!」
わかってる。
だって、ずっと俺の監視下においといたんだから。
でも、そういう俺は初めてじゃなかった。
中学の頃、なんだか知らないけど、先輩にモテた。
呼び出されて、告白され、断ったら、「じゃあ一回だけでいいからエッチして」と泣きながら懇願された。
もちろん多感な時期。興味はある。というか、大あり。
一番近くにいる子には、うかつに手を出せない。触れることもできない。
だって、それをしてしまったら、今までと同じ関係ではいられないから。
絶対、失いたくないから。
でも、そんなこと言ってたら、俺って一生ドーテーなんじゃね??
うん、するっきゃない。
ってことで、体育館の倉庫のマットの上で、サクっと初体験終了。
「一回だけ」っていう約束だったけど、実際は部活の前にちょいちょい倉庫に連れ込まれて何度かしてしまった…。
あとは、修学旅行の時に、寝ている部屋に忍び込んできた違うクラスの女子に、突然下だけ脱がされ、暗闇の中で何が何だかわからないうちに持ってかれたのとか…。
まぁ、それくらい。
だって、俺が菜々を監視下に置いていたのと同じように、俺も常に菜々に監視されているのかと思うほどいつも隣にいたから、他の女の子と二人っきりになる機会なんてほぼなかったし。
「ごめん、もう我慢できない」
「ダメだってば…ゆ、優太…っ!」
そのままショートパンツと下着を強引に一緒に脱がした。
ぬぷっ…
もうギンギンに反り返っていたそれは、いとも簡単に菜々の中に吸い込まれた。
「あ、あぁっ…!」
「バッ…!声、ダメだよ…!」
思わず、菜々の口をふさぐ。
母親は買い物に出かけているみたいだけど、隣の部屋には海人がいる。
中学生の海人にこんな声を聞かせたら、次から、絶対菜々をエロい目で見るに決まってる。
海人でも許せない。
最初はゆっくりと腰を振り始め、大丈夫そうなのを確認して、だんだんと速めていく。
「んっ、ん…っ!優太、優太っ!」
「声ダメだって言ってんだろ」
今度は手じゃなくて、口で菜々の口をふさぐ。
「んっ…」
俺の背中に必死でしがみついて、俺のTシャツをギュッと握って声を我慢している姿に、もう頭がクラクラしそうなほど興奮していた。
息が苦しくなって唇を離したとたん、堰を切ったように菜々が喘ぎだす。
「あっ、優太、あんっ優太、優太、あっ優太…好き…好き…!」
隣の部屋で海人が壁に張りついて聞いているかもしれない。
そう思ったら、余計興奮してさらに激しく腰を振っていた。