ドラマ King & Prince SMAP キンプリ小説「僕の好きな人」2話~あいつが私を嫌いな理由~

キンプリ小説「僕の好きな人」2話~あいつが私を嫌いな理由~

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幼馴染の優太には、超イケメンの友達が二人いる。

でも、なぜかそのうちの一人に嫌われているような気がするのだ。

そんな廉くんと、おかしな関係に発展して…!?

前のお話はこちら。

顔面国宝クラスメイト(優太サイド)

キンプリ妄想歌詞小説high-on-love永瀬廉椅子後ろ向き座り

キンプリ小説僕の好きな人は幼馴染

「優太っ!遅いじゃん!だからちゃんと起きろって言ったのに!」

駆け足で正門をくぐると、菜々がプンスカしながら待ち構えていた。

菜々「さては二度寝したな?」

横に並んで歩き出す。

岸「うっせーなぁ」

お前のせいで、”処理” するはめになって時間がやばくなったんだっつーの‥!

「きっしィ~!」

「おっはよっ!」

後ろから両側を挟み込んできたのは、同じクラスの紫耀と廉。

二人ともびっくりするような美形で、女子たちから、”顔面国宝しょうれん”なんてコンビ名をつけられキャーキャー言われている。

入学早々、なぜか二人にとてつもなく気に入られ、よく話しかけられるのだが、両側をこんな最強過ぎる顔面に挟まれると、俺は完全にお笑い担当。

「あれ?西野、大丈夫?」

紫耀が反対側に回り込んでしゃがみ込む。

そういえばさっきまで菜々がいた側には廉がいて、菜々の姿が見えないと思ったら、廉の足元に座り込んでいた。

平野「転んだの?大丈夫?」

紫耀が菜々に手を差し出す。

優太「は?なんで、こんな何もないとこで転んでんだよ?全くお前はドジだなぁ」

腕をつかんで起こしてやる。

菜々「ありがと、優太」

永瀬「西野ってさぁ、岸のこと、優太って呼ぶんやなぁ?」

顔に似合わない高いキーの関西弁で、廉が眉をひそめる。

優太「あぁ、俺ら、幼なじみだから」

平野「へぇ〜!二人が仲いいの、ただ同じ中学だからだと思ってたけど、幼なじみなんだ!」

今度は紫耀が、これまた顔に似合わないハスキーな声を上げる。

優太「そ、家も隣だし!」

永瀬「ふぅ~ん‥幼なじみねぇ。なんかエロい響きやな」

優太「はっ!?どこが!?全然そういうんじゃねーし!!」

はっ‥ついムキになってしまった。

ついさっき、単なる幼なじみであるはずの菜々をエロい目で見てしまったばかりなので、見透かされたような気がして焦る。

廉「じゃあ俺は、キティって呼ぶわ」

優太「ん?んん!?何、急に!?」

廉「だってみんな”岸”って呼んどるし、”優太” は西野が呼んどるし。他のやつとかぶりたくないやん。キティって呼んどるやつはおらんやろ?」

優太「そりゃ‥いないよね‥」

廉「おっしゃ!じゃ、決まり!キティ〜!」

廉は肩に腕を回して、寄りかかってくる。

何かと距離感の近いやつなのだ。

「菜々ー!ちょっとちょっと!」

女友達に呼ばれて、菜々はそちらのグループの方に駆けていった。

廉がそんな菜々の背中をじっと見ていた。

あいつが私を嫌いな理由(菜々サイド)

「ちょっとちょっと!なにごと!?しょうれんと一緒に登校とか!?姫!?姫ですか、あんたは!?」

友達に捕まって総攻撃を受けた。

さっき優太と一緒にいた同じクラスの平野くんと永瀬くんは女の子に大人気。

別に私は野くんと永瀬くんと一緒に登校していたわけではないのだか、なぜか平野くんと永瀬くんは優太のことをとても気に入っていてよく話しかけてくる。

そうするとよく優太の隣にいる私にも何かと話しかけてくる機会が多く、その度に周りの女友達は大騒ぎだ。

「で、で!?菜々はどっち派!?平野派!?永瀬派!?」

当然のように平野くんと永瀬くんの二択になってる…。

菜々「うーん、どっちと言われたら…平野くんじゃない?だって…」

「えー!絶対永瀬くんでしょ!」

イケメン好きを公言しているめぐりんが憤慨する。

菜々「顔がいいのは認めるけどさぁ、永瀬くんってちょっと怖くない…?」

だってさっき、なんか押されたような気が…。

さっき、しょうれんが優太を取り囲みに来た時、永瀬くんが私と優太の間に割り込むように入ってきたので、それでぶつかって転んだのだ。

バッグが当たって気づいてなかっただけなのかなぁ?

でも、なんか永瀬くんの目が怖くて苦手なんだよなぁ。

いつも、すごい冷たい視線が突き刺さるような気がするんだもん。

なんとなく嫌われてるような気がする…。

それに引き換え、平野くんは心配して声かけてくれたし、喋り方もソフトだから安心する。

菜々「平野くんの方が、優しそうだよね」

「そうなの!顔が良いのはもちろんだけど、優しいし~、それにあのマッチョたまらなくない〜!?」

両手を合わせながらかほちゃんがうっとりと言う。

菜々「うん、確かに、マッチョいいね」

優太も筋肉モリモリで、なかなかの美ボディなのだ。

「で、リナちゃんはどうなの?」

私たち仲良し4人組の中で一番大人しいリナちゃんにふる。

リナ「私は別にどっちも…」

菜々「えぇ~?それありなの?私だって、別に特別どっちのファンでもないけど、どっちって言うから答えたのに~。ずる~!」

かほ「そうだぞ~、どっちなんだ~!?言いなさい~!」

めぐりん「リナはあんまり昔から好きな人の話とかしないんだよね」

リナちゃんが困っているので、めぐりんがフォローを入れて、この話題は終了となった。


…で、苦手と思うと、一緒の係になっちゃうのって、あるあるだよね~~(泣)

今朝の会話で、永瀬くんに嫌われてるんじゃないかな~なんて意識したばっかなのに、運の悪いことに、今日は永瀬くんと二人で日直だった。(というか、普通に永瀬と西野で番号順が前後なので、今後も毎回日直が一緒になるのだ…)

早く日誌書いて、とっとと帰ろ。

放課後、二人で教室に居残りとか気まずすぎる~~!!

猛烈に日誌を書いていると、なんだか視線を感じた。

顔を上げると、前の席の椅子に反対側に座っている永瀬君が真剣な顔で眉をひそめている。

菜々「?なに?どーしたの?」

廉「いや、透視能力を呼び覚ませんかなーと思って。今、頑張って念力で!ふぬぬ~っ!!」

は?透視能力?何を透視するの??

視線の先を辿っていくと…

菜々「はぁっ!?ちょっと、永瀬くん、どこ見てんの!?」

完全に視線の終着点は私の胸だった。

廉「だって、すげーおっぱい机に乗せてくるやん。それ、誘ってんの?」

必死に机に前のめりになって日誌を書いていたから、机の上に胸を乗せて強調してるみたいになってしまったのだ。これ、巨乳あるあるで、決してあざとい行動ではないんだけど。

菜々「ん、んなわけないでしょ!?バカじゃないの…っ!?///」

廉「ちょっと待って、もうちょっとで透視できそうやから(じーっ)」

菜々「ちょっと!ちょっとちょっと!何バカなこと言ってんの!?やめてよ、ほんとに!」

廉「あー、やっぱ透視無理やわ!いっそのこと、普通に触らしてみ??」

菜々「はぁ~!?ちょっと意味わかんないんだけど!?そもそも永瀬くん、私のこと好きじゃないでしょ!?むしろ嫌いな方だよね!?なんでそんなこと言うわけ!?変態なの!?」

廉「いや、いたってふつーの男子高校生です。別に好きな子じゃなくても、そこにおっぱいがあれば誰でもいいから触りたい。それが10代男子です」

さいっ…てーな男だ!!

みんな、絶対騙されてるよ!!

こいつのいいところなんて、顔とスタイルだけだよ!!中身最低男!!

廉「あ、でも別に俺、西野のこと嫌ってはないけど?」

菜々「え?」

廉「ただちょっと邪魔なだけ」

じゃ、邪魔…?(;=Д=)

廉「だって、いっつもキティの隣、陣取ってさ、”優太と一番仲がいいのは私です!”みたいな顔してんのムカつくやん」

菜々「は…?」

廉「キティは俺のもんなの!俺が独占したいんやから、邪魔せんとって?」

菜々「え!?廉くんって、え、…そういう…?」

廉「あ、今、なんか勘違いして気ィ遣ってる?別に、俺、普通に好きなんは女の子やから。でも、女の子一人に執着したことって特にないねんけど、今はキティの虜やねん。

だってかわいいやん、あの子。めっちゃかわいい!今は、女の子といるより、キティいじっとったほうが断然楽しい!」

あ、そういう感じね。友達に対して独占欲感じるタイプなのね。

廉「俺のスマホ、ほぼキティばっかやで?見る?この寝顔とかめっちゃかわいない!?授業中に隠し撮りしたったで!」

ニヤニヤしながら見せてきた永瀬くんのカメラロールには、優太のアホ面がズラリと並んでいた。

菜々「寝顔の変顔なら、私も持ってるよ!ほら」

毎朝、起こしに行くので、変な寝顔コレクションはけっこう持っている。

廉「え!え!めっちゃかわいいやん!!それ欲しい!ちょ、送って!!これ!俺のQRコード!早よ早よ!」

菜々「え、うん、まぁいいけど…」

なんか、永瀬くんの印象変わった。

一見、目つき悪くて怖い感じだけど、喋ったらすごい喋りやすいじゃん。

しかも、私のこと嫌ってたわけじゃなくて、優太への独占欲で私に嫉妬してただけだったのか。なんかかわいい(笑)

廉「うわ~めっちゃかわい!待ち受けにしよっかな~」

優太の写真を送ってあげると、永瀬くんはニマニマと満足気だ。

廉「ライバルにこんな写真くれるなんて、気前えーやん」

菜々「ライバルったって、別に永瀬くんの好きは、恋愛の意味の好きじゃないんでしょ?なら、別にライバルってこともないじゃん」

廉「へーー…」

ん?何をニヤニヤしてるんだ?

廉「やっぱ、好きなんやー、キティのこと」

菜々「えっ!?」

廉「今の発言、完全に自白やな」

”永瀬君の好きは、恋愛の意味の好きじゃないんでしょ?ライバルじゃないじゃん”

イコール

”私は恋愛の意味で優太のことが好き”

確かに自白しちゃってるーーーっ…!!Σ( ̄ロ ̄lll)

永瀬「黙っとってもえーで?その代わり、俺のお願い聞いてくれたら」

頭を抱えている私に、永瀬くんがズイっと体を寄せてきた。

え、え…、さっきの流れからすると、もしかして「胸揉ませて」とか言われるーー…!?

でも、それを断ったら、優太に気持ちバラされるかも…。

それで、私と優太が気まずくなって喋れなくなったら、永瀬くんにとっては万々歳なわけだし…

絶対やるな、コイツーー!!Σ( ̄ロ ̄lll)

菜々「ちょ、ちょっと待って…」

思わず両手で胸をガードしながら、緊張する…。

今まで男の人に触られたことなんてないけど、優太との関係を守るためならちょっとくらい…。

いや、いや!でも、そんな簡単に体を許していいのか!?初めてなのに…!?

しかも「誰でもいい」とかぬかしてるヤツに…!?

永瀬「で?いいの?」

また永瀬くんが前に出る。

菜々「わ、わかった…」

とにかく最優先事項は、優太と今まで通り仲のいい関係を守ること!

ちょっとくらいなら…

永瀬「やったぁ~~!気前ええや~ん!じゃ、一日一回はお願いな!」

菜々「えぇっ!?今日一回だけの話じゃないの!?そんな毎日なんて聞いてないよ!」

永瀬「ええやん、減るもんやないし。そんだけええもん持ってるんやから、ケチケチすんなや」

菜々「ええもん持ってるって、なんちゅー言い方…エロオヤジか…!やっぱダメ!交渉決裂!!」

両手を胸の前にがっちりとホールドする。

永瀬「別にええやろ!もう俺はその気になってたんやから!」

永瀬くんが立ちあがって迫ってきて、胸の前でギュッとしていた私の両手を引きはがした。

きゃー!!無理やり揉まれる~~っ!!(;゚Д゚)

男の子の力には抗えず思わず目をつぶると、ふっと力が抜けたのを感じた。

そっと目を開けると、永瀬くんが私のスマホをスクロールして見ていた。

さっき使っていたスマホを握りしめるように、両手で胸の前にホールドしていたのだが、永瀬くんは私の手からスマホを奪い取っただけだったのだ。

永瀬「あ、次これ!この写真送ったって!」

永瀬くんが向けてきたスマホの画面には、また優太のアホ面が映っていた。

菜々「え…?」

永瀬「これから毎日、キティのかわいいプライベート写真送って。こんなにいっぱい持ってるんやから、ケチケチせんでもえーやろ?」

え?”俺のお願い”って、それ?

永瀬「俺のお願い聞いてくれんと、優太に気持ちバラすで?それでもええん?」

続きはこちら。

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