9月9日に何も起こらなかったことを受けて…音楽小説「Style~父親であること=これが俺の生き方~」”SMAPの木村拓哉”を降り、ワッツからFLOWという新たな航海へ
人気記事1位!!中居正広の兄のご近所さんが語る真相!兄は静岡県沼津市の「スーパーカドイケ」の経営者で、中居を「ひろちゃん」と呼ぶ甥っ子も従業員で超イケメン! 「TAKE OFF」7つの星 華麗なる逆襲~彼らの真実~スピンオフ後編

「TAKE OFF」7つの星 華麗なる逆襲~彼らの真実~スピンオフ後編

吾郎、剛、慎吾の旅立ちの日。

3人は2017年9月9日という日をどんなふうに迎えたのか?

そして3人に待ち受ける未来とは?

中居と木村は離れたところから、3人を見守り続ける・・・!

こちらはSMAPのパリピア3人の旅立ちの日のことを描いたフィクション小説です。

2017年9月8日の出来事を描いた前編はコチラ↓

「パリピア!」最後の日 華麗なる逆襲~彼らの真実~スピンオフ前編

この作品を読む前に、こちらの作品をお読みください。

スピンオフ作品ですが、ちょっと話が続いてますので。

華麗なる逆襲~彼らの真実~スピンオフ「ベストフレンド」中居に残留を決意させた慎吾の優しさ

本編としては、

華麗なる逆襲~彼らの真実~15「華麗なる逆襲」みんなの愛を味方につけて・・・

華麗なる逆襲~彼らの真実~16【最終話】「freebird」会えない時間

の間の出来事という設定です。

本編を読んでいただいている方はわかると思うのですが、これはフィクション小説なので香取慎吾さんが一時引退しちゃっている間の出来事という想定です。

現実とは違いますのでご了承ください。





吾郎サイドストーリー

剛・慎吾「来ちゃった~!」

吾郎「え?な、なんで・・・!?」

剛「だって、吾郎ちゃん事前に誘うと断るじゃん」

慎吾「だから、サプライズ押しかけ作戦!集合場所が吾郎ちゃんちなら、強制参加でしょ?」

慎吾がイタズラっぽく笑い、剛はさも自然にスタスタともう部屋の中に上がり込んでいる。

慎吾「吾郎ちゃんとはオーディションから一緒で入所日も一緒。退所日も一緒。こんな運命ってほぼないんだから、今日くらい一緒にいようよ」

そっか・・・慎吾とは始まりから終わりまで、ずっと運命共同体だったんだ。

剛「なんかそれ、俺ちょっと寂しいんですけど~(笑)」

二人が来てくれて、正直ホッとしていた。

今日という日が終わっていくとき、自分は一人で何を思うのか。

全然想像できなかった。

だけど、自分から「みんなで集まろうぜ!」なんて言うのはキャラじゃない。

甘え上手な慎吾と剛に、本気で感謝。

さっきまで無機質だった部屋の中が、一気に温かい空気に包まれる。

慎吾「わぁ~吾郎ちゃんちってほんと綺麗だよね~。モデルハウスみたい~!」

慎吾は部屋の中をあちこち回ってはしゃいでいる。

剛「今日ね、中居くんと木村くんも誘ったんだけどさ、断られちゃった。明日からお前らだけでやってくんだろ!!もう何かあっても駆けつけて守ってやれねーんだぞ!!って。

木村くんはラジオがあるからってことだったけど、そうじゃなくても中居くんと同じこと言ったよねきっと」

中居くんらしいな。

厳しくて、正しくて、愛情深い。

しばらく3人でとりとめのない話をして、まったりしていると剛の携帯が鳴った。

剛「あれ?中居くんからだ」

剛が電話に出る。

中居「剛、今どこにいる?」

剛「え、今慎吾と一緒に吾郎ちゃんに来たよ」

中居「やっぱり、行ったか」

剛「え?」

中居「そっちに、俺から届け物送ったから」

剛「届け物??」

中居「お前らが今、一番欲しいものだよ。じゃ」

電話を外した剛が、ポカンとして僕と慎吾のほうを見る。

剛「切れちゃった・・・。なんか中居くんが、ここに届け物送ったって。なんか僕たちがここに来るの、わかってたみたい」

慎吾「届け物?なになに?」

剛「いや、わかんない・・・」

ピンポーン。

その時、またインターホンが鳴った。

なんだなんだ?今日はやけに来客が多いな。

剛「え、まさか届け物って・・・。中居くん、来たのかな?」

慎吾「まさか・・・“俺がプレゼント♡”みたいな?」

剛「そうだよ!きっと中居くんだよ!出てみよ出てみよ!」

慎吾「全くあの人寂しがり屋なんだからさぁ!結局来ちゃってんじゃん!」

剛と慎吾がバタバタとインターホンに駆け寄る。

剛・慎吾「あ・・・・」





「おじゃまします~」

なんと、やってきたのは飯島さんと森くんだったのだ・・・!

飯島「中居から突然連絡が入ってね。きっと剛と慎吾は吾郎のところに行くだろうから、行ってやってくれって。」

慎吾「飯島さーん!!」

慎吾が喜んで飯島さんに抱きついている。

慎吾「でも、なんでここにいるってわかったんだろ?」

飯島「剛と慎吾は今日の日付が変わるまで絶対二人でいるし、きっと二人は吾郎を一人にはしておかないだろうって」

森「それで、吾郎ちゃんはきっと呼び出されても出て行かないだろうから、集合しているとしたらきっと吾郎ちゃんちだろうって(笑)」

中居くん、まるで親が子供の行動を手に取るようにわかるように全部お見通しなんだね(笑)

森「あと、中居くんこう言ってたよ。

吾郎ちゃんはいつも自然体だから、相手に緊張感を与えない。だから自然と人に心を開かせることができる。それが吾郎ちゃんの魅力。

だけど、吾郎ちゃん自身は人に心の中を見せられない人。だから、一番気持ちをわかってやれる僕がそばにいてあげてほしいって。今日だけじゃなくて、これからもずっとさ」

え・・・中居くん。

誰にも言っていない僕の胸の内、わかってくれていたんだ。

本当はそんなにクールでもマイペースでもないこと。

人並みに寂しい時だってあること。

今日という日を、一人で過ごしたくなかったこと。

だけど、長年務めてきた役割上、素直に気持ちを言えなくなっていたこと。

森くんがいた頃は、同じ“真ん中”ってゆうポジションの森くんに心を開いていたこと。

全部全部、お見通しなんだね。

慎吾が、飯島さんにまとわりついている。

大きな体で全身に喜びを表して甘えている慎吾は、“オスワリ!”と言われて嬉しさを必死で抑えて落ち着こうとしているのに、バッタンバッタンしっぽが当たっちゃってる嬉しさ全開!隠しきれない!という大型犬のあの感じ(笑)

飯島さんがいなくなってから、慎吾の落ち込みようは見ていられないほどだったから無理もない。

飯島「本当は自分が一番あなたたちの側にいてあげたかったんでしょうにね。でも“ケジメ”だからって。あの子らしいわよね」

もう僕たちのために「駆けつけてやれない、守ってやれない」って言ってたけど、全然嘘じゃん。

離れているのに、こんなにも僕らの心を救ってくれるなんて。

それから飯島さんと森くんを迎えて、僕らは最後の日を一緒に過ごした。

もうすぐ23時になる。

僕は、そっとラジオをつける。

ワッツが始まっても、木村くんの声をバックに僕らはたわいもない話を続けた。

ラジオから聞こえてきたのは「This is love」。

愛の唄で君を送り出すんだ

出典:SMAP「This is love」作詞作曲:LOVE PSYCHEDELICO

そのほかの歌詞も全て旅立つ3人に向けられたものに感じる!

ぜひ、歌詞を読んでみてくださいね!↓

「This is love」の歌詞全文を知りたい方はコチラ!

慎吾「木村くんだなぁ・・」

剛「うん、いつも強気だよね」

吾郎「木村くんに、”全てがうまく行く!”って言われると、不思議とそんな気がしてくるんだよね」

僕たちは、歌詞を噛み締めながらその間を縫ってポツリポツリと話す。

そして、ラジオから聞こえるしばしのトークの後、一瞬の間があって

「ジャッ! ジャッ! ジャッ!ジャッ!」

その力強いイントロに、みんなの動きが止まった。

曲紹介もコメントも何もなしの突然の無言のメッセージ。

「前に!」だ・・・・!!

木村が「前に!」の曲をとても大切に思っていることがわかるエピソードはこちらのお話で描かれています!↓

華麗なる逆襲~彼らの真実~4「ただ前だけを見て」謝罪会見で見せた木村の不可解な行動

華麗なる逆襲~彼らの真実~11「前に!」木村が中居へあてた手紙

曲が終わるまで、僕らは一言も口を開かなかった。

みんな、この歌詞の意味を、この曲に込めた木村くんの思いを、一言も聞き逃すまいと全神経を集中していた。

木村くんが大好きな曲。

「前に、前だけを見て」

どんな時も、木村くんを突き動かす言葉。

ライブの時は、いつも木村くんが最初に

「この先どんなことがあっても、僕らSMAPと一緒に前に!前に!」

とファンに向けて誓いを立てるように叫んでいた曲。

ステージの上を5人一列横に並んで前に歩いて行った曲。

自信に満ち溢れた表情で、誇らしげに、力強く、前だけを見て進んでいく。

人差し指を空に向けてこの手を真っ直ぐに掲げながら。

この5人の姿は過去の僕らか、それとも・・・。





飯島さんは

「私はもう年だから夜ふかしはできないのよ」

と言って帰っていった。

森くんも

「僕も明日が早いから」

と帰っていった。

僕らはベランダに出て下を覗き、米粒みたいな二人を見送った。

慎吾「高すぎて、見えないよ~」

剛「むしろ、空の方が近いくらいじゃない?」

吾郎「別に、そこまで高層マンションじゃないよ」

僕はふっと笑いながら、部屋に戻ろうとする。

剛「あれ?あれって・・・」

剛の声に振り向く。

剛「あれって、オリオン座?オリオン座って、夏は見えないんじゃなかったっけ?」

慎吾「え?そうなの?」

剛「だってオリオン座って冬の代表的な星座だよね?夏には見えないって授業で習ったような・・・」

見上げると、確かに東の空にはオリオン座がかすかに輝いていた。

吾郎「あぁ、教科書にはね”オリオン座が夏には見えない”って書いてあるけど、本当は夏の終わりくらいになると、見える時間もあるんだよ。

オリオン座が見えるようになってくると、もうそろそろ秋だなぁって思うよ」

そうか、もう夏は終わったのか。

もう戻ることのできないあの夏に思いを馳せるのは、やめよう。

前を向かなきゃ。

慎吾「オリオン座ってどれどれ?」

剛「ほら、あの3つ並んだ星が特徴だよ」

慎吾「あ、わかったあれね!ほんとだ、仲良く3つ並んでるねー」

吾郎「なんか、僕たちみたいだね・・・」

ついポツリと呟くと、剛と慎吾が

「また~!吾郎ちゃんはロマンチックなこと言っちゃって~!」

と笑ったので、しまったと思った。

だけどそのすぐ後に剛が言った。

剛「じゃあ、あの一番輝いている左上の星が木村くんだね」

慎吾「それ中居くんって言っとかないと怒られない?(笑)」

剛「そうかな?大丈夫だよ、中居くんは“木村はうちの自慢のエースだ”っていつも言ってるじゃない」

慎吾「そっか。じゃあ、もう一つすごく明るいあの右下の星が中居くんだね」

その星は正反対の方向を向いて、だけど僕たち3人をガッチリと守るようにその場所に位置づけていた。

吾郎「じゃあ、あとの二つは森くんと飯島さんだね」

慎吾「僕らは7つの星なんだね・・・」

吾郎「ちなみにオリオン座にまつわる知識をもう一つ。今木村くんだって言ったあの星、ベテルギウスはね、640光年。つまり、今僕らが見ているあの光は640年前のものなんだよ」

慎吾「え!?何それ!?理解不能・・・」

慎吾が目をしばしばさせる。

吾郎「だから、もしあの星が今もうなくなっていたとしても、僕たちにはあの星の光が見えるんだ。640年も先までずっと。もうない星の光が、今見えるって不思議だよね。でも、現に一度放った光は、こうして今でも僕らに届いている」

教科書で”なかったこと”にされようとも、星の見え辛い東京だとか、夏にはなかなか見えにくい星座だとか、そんな不利な状況をものともせずに、その二つの明るい星はひときわ明るい光を放っていた。

その憎いほど計算された美しい並びで、7つの星たちは輝いていた。

”僕たちはいつだって一緒にここにいるよ”と。

僕にははっきりと見える。

見えるはずのない7つの星が。

それが、まぎれもない真実。

「もうないんだよ」と世間みんなが言っても、僕たちSMAPは間違いなくここにいるんだよ!!

そう無言の光で訴えているかのように。

僕たち3人は、頼もしい4つの星に守られるように、一列に仲良く並んでいる。

この先、道を見失うことはない。

どんなに離れていたって、決して見失うことのない明るい道しるべがいつだって僕たちを照らしているから。




また3人だけになった僕たちは、飲み直し始めた。

今日、ここにはあと二人足りない。

だけど、僕らはまるで二人が隣にいるかのような温かさを感じていた。

剛サイドストーリー

翌朝目が覚めたら、もう9時を回っていた。

僕らはそのまま寝てしまっていたらしい。

剛「慎吾、起きて。もうそろそろ帰ろう?」

大きな体をユサユサと揺らすが、全く起きる気配がない。

剛「まぁ、いいか。今日からはそれぞれが一人だ」

僕は慎吾を起こすことなく、一人で吾郎ちゃんの部屋を出た。

車に乗り込み、駐車場を出て空を見上げると、飛行機雲が真っすぐに空を切っていく。

昔は自分だけがこの輝くSMAPの中で引けをとっているんじゃないかと思っていたこともあった。

みんなの主演ドラマが次々と決まっていく中、自分には一体何ができるんだろう、自分がコレは!と胸を張れるものは何だろうと真剣に考えたりもした。

みんながあの飛行機だとしたら、言うなれば僕は不器用な子供が作った紙飛行機。

なんなくふわりと空高く飛び立てる優秀なエンジンなんか持ち合わせていない。

もともと全く違うんだ。

誰かの真似をするでもなく、必死に追いかけるでもなく、自分なりにより良い自分になればいい。

紙飛行機はヨロヨロと力なく飛んでは何度も落ち、また自分なりに折り方を探究しながら、徐々に飛距離を伸ばしていく。

最初から完璧じゃない。

だからこそ、気負うことなく自由に挑戦できるんだ。

それが僕の持ち味。

今では”演技で生きていくんだ”という自分が胸を張れるものを探し当てた。

だからもううつむいたりしない。

僕は、ルームミラーに映る自分の顔を見る。

今は、自分の顔がけっこう好きだ。

剛「よし!行くか!」

僕はもう一度大空に伸びていく飛行機雲を見上げながら、車を発進した。

誰にも負けない物何か一つ 目を閉じ探す 心のアルバム

見つかれば It’s show time! 羽ばたける!

本当の自分を 今、取り戻した(剛パート)

少年の時代に 飛ばした紙飛行機

もろくても自由に 風を切っていたように

未来への鍵 「ほんの少しの勇気」

それさえあれば いつだって飛び出せる

後戻りなんてもうしない 思い切り当たって砕けろ

どんな時でも You gotta keep your head up beby

斜め45°上 常に顔上げて 歩いていこう

明日の僕らに SAY HELLO!!

SMAP「TAKE OFF」より




慎吾サイドストーリー

目が覚めたら、つよぽんも吾郎ちゃんもいなかった。

慎吾「何だよ~、つよぽん、帰っちゃったわけ~!?来るときは車で連れてきておいて!?・・そんで吾郎ちゃんは?」

吾郎ちゃんの部屋のドアをそっと開けて覗いてみると、吾郎ちゃんが自分のベッドでスヤスヤと快眠していた。

吾郎ちゃん、途中で起きて自分だけベッドに移動したな?

俺たちはリビングの床に雑魚寝だったっていうのに。

全くマイペースなんだから。

吾郎ちゃんらしいな(笑)

俺は、ふう・・・!と息をつく。

仕方ない・・自力で帰るか!

電車に乗るのなんて、すげー久しぶり。

最寄駅を降りる頃には、もう昼下がりになっていた。

途中で通りかかった公園で、子供たちが遊んでいる。

そうか、今日は土曜日か。

小学生だな。

楽しそうにはしゃぐ子供たちを見て、俺は思う。

俺がSMAPになった時、あの子たちと同じくらいだったな。

あの頃は、自分がどんな大きな世界に入り込んでしまったのか、まだ理解できていなかった。

だけど、突然5人のお兄さんができて、すっごく嬉しかったし楽しかった。

中居くん、よく帰りにマック誘ってくれたっけ。

子供「あ!あれー!SMAP!SMAPだ!!」

突然、子供の一人が俺に気づき指差して大声を出す。

その友人たちも俺に気づき、ドヤドヤと駆け寄ってきた。

子供「SMAPの香取慎吾さんですよね!ね!ですよね!!」

慎吾「うん。あ、いや、もうSMAPじゃないけど・・・」

子供「すっげー!SMAPだよ!SMAP!俺知ってるもん!!」

慎吾「いや、だからもうSMAPじゃないっつーの・・・」

だけど子供たちは全然話を聞かない。

子供「お母さーん!!SMAPがいるよー!SMAPの香取慎吾がいる!!」

慎吾「だから、SMAPじゃな・・・、ん~もういいや!SMAPで!」

足元の水溜りに自分の顔が映る。

俺は自分に問いかける。

SMAPを辞めて、芸能界を辞めて、今の俺って一体何者なんだっけ?

「元SMAPの香取慎吾」という歴史上の人物か?

「SMAPの香取慎吾」という今でも人の心に残る幻想か?

それとも、「ただの香取慎吾」という何者でもないフリーターの40男?

なんとなく、わかったんだ。

多くの人が過去を語るように「元SMAPの香取慎吾」と言うのもそりゃ事実。

だけど、いまだに俺のことが「SMAPの香取慎吾」に見えている人がいるのも、それはその人の中では真実。

そして、「ただの40男の香取慎吾」が俺にとっては現実。

そっか、俺は何者かなんて囚われる必要なんてないんだ。

どんな「香取慎吾」でも、俺は俺。

ただ目の前にある自分が楽しいと思えることに、夢中になればいいだけ。

キラキラと目を輝かせていたあの頃のように。

俺は水たまりの中の自分に向かってニカっと笑ってみる。

俺、最近ちゃんと笑えてるかな・・・?

・・・自分ではわかんないや!

向こうで井戸端会議していた母親たちが、チラリと俺を見やる。

すると、わかりやすく二度見して

「嘘でしょっ!?」

と悲鳴を上げる。

やべっ!!

こちらに走りだそうとする主婦たちを横目に、俺はその場を逃げ出した。

慎吾「うぉ~~~っ!!」

風を切って猛然と走る40男がこれでもかというほどデカイ口を横に大きく開き、笑いながら走る。

めちゃくちゃ楽しいイタズラを思いついた少年のように、キラキラと目を輝かせながら。

何気なく出歩く昼下がり 見慣れた景色 いつもの街並

公園ではしゃいでる子供達 昔の自分とふと重ねていた(慎吾パート)

あの頃はもっと 毎日がきっと キラキラ輝き いつも笑っていたのに

大人になり 壁にぶつかったり 繰り返すたびにまた臆病になる

SMAP「TAKE OFF」より




吾郎サイドストーリー

目覚めたら、剛も慎吾もいなかった。

良質な睡眠にこだわる僕は、途中で起きて自分の部屋に移動したため、二人がいつ帰ったかも知らない。

いつものように静かな一人の部屋。

だけど、なんだかとても心が満ち足りている気分だ。

吾郎「いい天気だ。ちょっと出かけるか」

僕は鏡の前に立つ。

昨日の夜ふかしのせいでちょっと肌が荒れているような気がする。

前髪の寝癖も気になる。

だけど、それとは裏腹に鏡の中の僕はとても晴れやかな顔をしていた。

僕がずっとマイペースだったりクールだったり一人主義で生きてきたのは、SMAPの中で求められた役割を果たそうとしてきたからだと思っていた。

だけど、僕がそんなふうに生きてこれたのは、SMAPの一員として生きてきたからなのだと気づく。

どんなにマイペースな行動をとっても、メンバーはいつも

「吾郎ちゃんらしいね」

と笑って受け入れてくれた。

僕にとってSMAPという場所は、とても安心できる場所だったんだ。

「吾郎はいつも自然体だから、相手に緊張感を与えない」

そんな自分はこれからも大事にしていきたい。

これは中居くんが認めてくれた僕の個性だから。

そして、これからは自分の本音ももう少し見せていこう。

そうすれば、僕はもう一つ成長した自分になれる。

心の中を人に見せるのはちょっと怖いけど、大丈夫。

僕には、いつだってどんな僕であっても必ず受け入れてくれる人たちがついているから。

孤独の殻に閉じこもり 一人心閉ざしてた

このままじゃダメだ I gotta keeop my head up baby(吾郎パート)

今からでも遅くない 新しい自分探しに行こう

過去の弱さに SAY GOOD BYE!!

SMAP「TAKE OFF」より

エントランスに出て、僕はきれいに並べられた飛び石に、ピョンピョンと軽やかに飛び乗っていく。

2つ飛ばし、できるかな?

「エイっ!!」

ちょっと遠かったけど成功!

僕はガッツポーズを決める。

すると、怪訝そうにこちらを見ているコンシェルジュと目が合ってしまった。

いい年したオジサンが何を一人で無邪気に遊んでいるんだか・・・。

急に恥ずかしくなって、髪を流しシャツをピンとして平静を装って歩き出す。

ぷぷっ。

自分でおかしくなって笑いがこみ上げる。

自然と足取りが早くなり、僕は駆け出していた。

あの角を曲がれば、きっとそこには何とも明るい新しい世界が待っているような気がして。

今日はなんて晴れやかな気分だ。

今こそ離陸のとき・・・1,2,3 TAKE OFF(離陸)!!

鏡の中の僕は 晴れやかな顔で笑ってる

背中の翼を 力一杯広げて

TAKE OFF 飛び立つ時だ

TAKE OFFもう大丈夫さ

TAKE OFF幸せつかみに

Fly higher higher

夜が明ければ 日がまた昇るように

悲しみの先に 喜びがある

心配はないさ 自分を信じて

1,2,3 TAKE OFF!!

SMAP「TAKE OFF」より

SMAP「TAKE OFF」の歌詞全文を知りたい方はコチラ!

いつもは本当にあったエピソードから話を作っていくのですが、今回は星のエピソードを完全フィクションで入れようと考えてた。

そしたら、スマステに出ていた香取慎吾さんのネクタイが六角の星ですんごいびっくり!!

9月9日スマステの香取慎吾さんの星のネクタイはこちら↓

【本当にあったエピソードTAKE OFF①】9月9日スマステ香取慎吾の六角の星ネクタイに自分予言者かと思った!

木村拓哉が「前に!」という曲を大切にしていることがわかるエピソードはコチラ↓

華麗なる逆襲~彼らの真実~11「前に!」木村が中居へあてた手紙

【本当にあったエピソードTAKE OFF②】草彅剛ネガティブ発言連発!「地味顔」「ジャニーズっぽくない」がコンプレックスだった?

【本当にあったエピソードTAKE OFF③】ラジオで「This is love」「前に!」熱いキムタク、知らんぷり中居

小説内に稲垣吾郎さんと香取慎吾さんがジャニーズ事務所に入るオーディション日が一緒だったとありますが、これは本当!そして、木村拓哉さんも一緒だったんですよ!

実は、その頃から大の仲良しの木村さんと吾郎さん。二人の仲良しエピソードをまとめました!↓

稲垣吾郎は木村拓哉の彼女役?オーディション日も一緒!SMAPを離れても一番近い距離の友達

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