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華麗なる逆襲~彼らの真実~スピンオフ香取慎吾の引退後の物語「GO NOW!」1

香取慎吾が芸能界を引退したその後の物語。華麗なる逆襲シリーズスピンオフ小説!

そして、感動の慎吾の隠し子秘話!

香取慎吾がスマップへと戻る決意に踏み切るために、影で慎吾を支え続けた慎吾の家族の物語。

これは、全くのフィクションで、登場人物の名前などは架空のものです。

妄想とはいえ、香取慎吾さんの恋愛に触れています。ご気分を害する方は読まないで下さい。





スピンオフ作品 香取慎吾引退後の物語「GO NOW!」1

息をひそめてふたりは抱き合う

いつの頃から こんな生き方 覚えちゃったんだろう・・・

今を生きること 今を歩むこと 守り通すの 辛いけど

これは夢じゃない これが夢じゃない それだけは…

記憶の中の幼い僕の目が そう熱く語ってる

(SMAP「GO NOW!」より)

香取サイドストーリー

慎吾「自由になりたい?」

剛「自由になりたい」

慎吾「自由になる怖さもあるけど、正直そんなことよりも自由になりたい・・・」

剛「それ以上のことってないのかもしれないな・・・」

(SMAP 「freebird」MV冒頭の二人の会話より)

「慎吾くーん!約束の、買ってきてくれた!?」

息を切らして部屋に飛び込んできたのは、空(そら)。

小学校6年生になる俺の息子だ。

慎吾「おう、これだろ?」

俺はニヤリと家電屋の袋を掲げる。

空に頼まれていた話題のゲームを朝から家電屋に並んでゲットしてきたのだ。

変装していたとはいえ、誰も俺に気づかない。

あ、そっか、もう俺SMAPじゃないんだっけ。

オーラとかなくなっちゃってんだろうなぁ・・・。

空「わーっ!すげーっ!よく手に入ったねぇ~!ありがとう!!さすが、慎吾くん!今、無職で暇人だもんね~」

空は俺をからかうように、ニヤリとしながらガサガサと箱を開け始める。

慎吾「お前、このやろ~!そんなこと言うならやんねーぞ!」

空「わ~!ごめんなさい、ごめんなさい!感謝してます!ありがとう!慎吾くん、大好き!」

俺は空にプロレス技をかけ、空はわらいながら俺をペチペチ叩いて降参の合図をする。

俺たちは仲がいい親子だ。

笑ったときの口のデカさや、体格の良さ、よく似ている親子だ。

しかし、空は俺のことを「慎吾くん」と呼ぶ。





俺と妻のひろ子は、20年来の付き合いだ。

しかし、籍は入れていない。

いわゆる内縁関係だ。

あの頃の俺は、まだまだ子供で2歳年上の彼女がやんちゃな俺を何とか操縦してくれているといったほうが正しかった。

そんな時、空ができた。

自分の血を引いた子供がこの世に生まれてくる・・・?

その事実がどうゆうことだがピンと来なかったが

「これからは俺が二人の家族を守っていくんだ」

本能的にそう思ったことは思えている。

だけど、俺は二人を本当に守ってこれたのか、幸せにしてこれたのか、わからない。

確かに、毎日は楽しい。

だけど、俺は空にとって「お父さん」ではなく、お母さんの恋人の「慎吾くん」なのだ。

空に物心がついてきた頃、俺が本当の父親だということを隠そうと決めたのは、俺とひろ子の二人で決めたことだった。

もちろんひろ子の中には、俺に迷惑をかけたくないという思いもあったはずだ。

だけど、それよりも俺たち二人が考えたのは、空のことだった。

俺は、事務所から結婚を許されなかった。

もちろん、子供を持つなんて言語道断。

この事実は、何としてでも隠し通さねばならなかった。

空が大きくなったとき、自分のお父さんが”香取慎吾”だという事実を知っていたら、それを誰にも言うことを許されない、本当の父親といるのに「この人はお父さんじゃありません」と嘘をつき続けなければならない。

そんな思いを息子にさせることはできなかった。

俺は、空を息子だと世間に対して認めることができない。

それは、空の存在自体を否定しているように聞こえるからだ。

さらに空自身に、空の存在を否定することを強要しろと・・・?

そんなこと、親として絶対にできるはずがなかった。

だったら俺たちが嘘をつけばいい。

本当の息子に、「お父さん」と呼んでもらえなくても。

会いに行ったら「いらっしゃい」と言われ、ご飯を食べさせれば「ごちそうさま」と言われる。

そんな仕打ちを受けてもなお、空が傷つかなければそれでいい。

空の笑顔を見ていられればそれでいいと、自分に言い聞かせながら。

俺のことはいいんだ。

だけど、空は物心ついた頃から「父親のいない子」として育って、辛い思いをしなかったわけはない。

金銭的な面では俺が援助していたからその点で辛い思いはしなかったとは思うが、シングルマザーの辛さはそれだけではない。

ひろ子に対しても、申し訳なく思っている。

俺が”SMAP”だったばっかりに、普通の結婚や家族で一緒に暮らす幸せを与えてやることができなかった。

ひろ子は、俺を選んで本当に幸せだったのだろうか・・?

空が生まれたのは、木村くんのとこの心美ちゃんが生まれた4年後。

木村くんが“デキ婚”だったこともあり、事務所に彼女の妊娠を報告すれば俺も認めてもらえるのだろう、なんとなくそう思っていた。

しかし

「慎吾はダメだ」

事務所からの答えはこうだった。

ジャニーズは1グループで既婚者は一人だけというルールのためなのか、木村くんだけは別格だから認められたのか、本当の理由はよくわからなかった。

それでも、俺はちょっとだけ期待していた。

中居くんや木村くんが俺を守ってくれるんじゃないかって。

だけど、二人の力をもってしてもダメだったらしい。

今回のSMAP解散で改めて思い知ったが、あの頃から事務所の決定は絶対だったのだろう。

俺は小学生からSMAPだった。

SMAPじゃない人生なんて想像ができない。

あの時ひろ子と一緒になるためにSMAPを辞めたら、逆に家族を養っていくことができないだろうと思った。

俺は家族を守るため、家族と家族にならない道を選ぶしかなかった。

今でも時々思う。

もし子供が出来たのが、木村くんより俺のほうが先だったら・・・?

1グループ既婚者一人だけの枠が早いもの勝ちなら、もしあと5年早く空ができていたら、俺たちは誰にも隠すことなく正々堂々家族になれたのだろうか?

そう考えると、木村くんのことが羨ましい、木村くんばかりズルい、という思いが浮かばないわけじゃなかった。

子供ができた順番は今更どうにもならないことだけど、木村くんならもっと俺のために事務所に掛け合ってくれるかと思っていた。

自分ばかりが世間公認で幸せになって、俺の不幸を何とも思わないのだろうか・・・。

そんな不満が全くなかったわけじゃない。

それが、俺と木村くんの確執の根本になっているんじゃないかなんて、世間では言われているけど、本当に火のないところに煙は立たないんだね。

俺はあの頃抱いた、誰にも話していなかった木村くんへの妬みといった黒い感情を、全て見透かされているように思えて、あの時の思いが木村くんに気づかれていたらどうしようなんて、実は一人恐怖に震えていた。

今となっては、木村くんにどうこう思ったりはしていない。

あれからもずっと木村くんは俺に良くしてくれたし、やっぱり本当にカッコイイ憧れの存在であることに変わりはないし。

ただあの時はちょっとだけね、自分が晴れて幸せになれない悔しさとやるせなさを、木村くんのせいにしていた黒い自分がいたって話。

自分の意思ではどうにもならない現実に怒り震える俺を、ひろ子は大きな心で受け止めてくれた。

「こんな中途半端なかたちだけど、絶対に泣かせたりはしないから。そして、いつか俺が自由になれたら、その時は絶対に幸せにする。いつになるかわからないけど、一緒にその時を待ってほしい」

俺のプロポーズは、そんな感じだった。

何の保証もない。約束もできない。自由になるなんて、夢のまた夢の話。

だけど、ひろ子は頷いてくれた。

そして、二人の願いを込めて、生まれてくる息子に“空”と名付けた。

いつか、自由になってこの広い空を飛び回れるようにを願って。





「慎吾くんさぁ・・・」

すっかり思い出にふけっていた俺は、空の言葉で我に返る。

「慎吾くん、SMAP辞めて、芸能界も辞めて、もう誰にも何も言われることもなくなったんだよね?」

「あぁ、うん」

「じゃあ、お母さんと結婚してやってくんね?」

いつもの俺をからかうような無邪気な笑顔はそこにはなかった。

やけに大人びた眼差しで、俺を見つめる。

「慎吾くんは、ずっとお母さんと一緒にいてくれて、感謝してる。俺のことも、小さい頃から一緒に遊んでくれてありがとう。お母さん、いつも幸せそうに笑ってた。でもさ、本当は寂しかったこと、あると思うんだ。これからは、本当の家族になって一緒にいてやってよ」

空が生まれたとき、俺とひろ子は同棲を始めた。

しかし、すぐに目撃情報がメディアに上がってしまい、ひろ子は「別々に住んだ方がいい」と身を引いてくれた。

子供が生まれてすぐの大変な時期に、一緒にいてやれない父親。

なんて頼りないんだろうと思ったが、俺はその提案を受け入れた。

俺は、本当はいつもどこかでこの地位を放り出して、自由になってみたいと思っていた。

子供がいることがバレて、SMAPをクビになるならそれでもいいかもって。

だから、ベビーカーを押して外を出歩いたりといった無茶な行動をしたりもした。

だけど、ひろ子はそれじゃダメだと言った。

俺は自信がなかった。

ひろ子は、SMAPの香取慎吾だから俺を好きなのかもしれない。

今の裕福な暮らしを失って子供を育てていくのは、嫌なのかもしれない。

そんな女じゃない、ひろ子は俺自身を愛してくれているんだ。

いや、本当にそうか?

みんな、その人のバックボーンをどこかで意識しながら、人と付き合っているんじゃないのか。

それは責められることではない。

俺じゃなくなった俺なんて、俺本人でさえ想像がつかないのに。

いろんな葛藤が頭に浮かんでは消えた。

そして、俺たちは同棲をやめて、別々の住まいを設けた。

俺は、ひろ子と空のために住むところを用意し、ホンの少しでも時間ができれば二人に会いに行った。

彼女たちが、俺のマンションに出入りすることも多々あった。

そうゆう意味では、ずっと一緒にいた。

だけど、いつまで経っても本当の家族にはなれていない気がした。

今、SMAPも芸能界も辞めた俺は、晴れて自由の身になった。

今は、ひろ子と空は俺のマンションに生活の拠点を移している。

それは、一人家に引きこもる俺を心配してのことなのだが。

もう今までみたいに派手に使う金は生み出せないけど、たっぷりと家族で一緒にいることができる。

誰の目を気にすることもなく、外にも遊びに行ける。

もう誰にも咎められることはない。

慎吾「お母さんには話してあるけど、これからはこの部屋で3人一緒に暮らしたいと思ってる。空・・・お母さんを俺にください!」

俺は、空に頭を下げた。

空の表情はみるみる晴れ渡り、飛び上がって俺に抱きついてきた。

空「もっちろん!泣かせたら承知しないからな!」

この続きは

華麗なる逆襲~彼らの真実~スピンオフ香取慎吾の引退後の物語「GO NOW!」2

をご覧下さい!

この作品で紹介させていただいたSMAP「GO NOW!」について、もっと知りたい方はコチラ!

アルバム曲なのにここまでクオリティが高いSMAPの名曲!

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